呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

福田 純米 山田錦(無濾過 生原酒)

2022-02-13 | お酒
今回は久しぶりの長崎県のお酒。
福田 純米 山田錦(無濾過 生原酒)です。





福田は長崎県の福田酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.fukuda-shuzo.com/


開封
一瞬香りの片鱗を感じたようにも思えましたが
大分薄く輪郭が掴めません。
色はほぼ透明でギリギリ黄色っぽさがあるか
無いかという程度。

では頂きます。
ほんのり甘酸っぱい水です。
弱いながら一番突飛している酸味と更に弱い
甘味が最初に飛び込んで来ます。
ですがこれらはサラリと消えて僅かな香りを
口腔内に感じさせた後にこれまた弱い苦みが
ジワリと残ります。

全体的な味の傾向は辛口なんでしょうね。
日本酒度でいうと+1か後口の苦みを考えると
+2あるかどうかという程度。
どの風味も消えるのが早いのと残らないので
グビグビ飲めてしまう危険なお酒です。
アルコール度16度とは思えないですね。


初日のおつまみはサバの塩焼き。
お酒の主張が弱いのでどうなるかと思いまし
たが、つまみと合わせると酸味が薄らぎ甘さが
少し強くなります。
それでも甘味が消えるのは早いので邪魔になら
ない程度。お酒もつまみも美味しく派手さは
無いものの悪くない組み合わせです。


さて二日目
甘さは大分控えめになり酸味が強くなりました。
また香りと苦みも主張が増えました。

二日目は初日に飲み過ぎてしまったのでおつまみは
無し。このお酒は二日目の方が風味が出て良い
かもしれません。
二日目の味の傾向であれば日本酒度は+2以上
ありそうな良い感じの辛口です。


約2年半ぶりくらいの長崎県の日本酒でした。
甘口好き、辛口好きにも受け入れやすそうで
尚且つおつまみにも合う良い感じのお酒だと
思います。個人的にはある種中立な立ち位置の
こういうお酒は貴重に感じますね。

ただガッツリ辛い、強く香るという派手な
お酒と比較してしまうと弱いのは否めません。

さらに長崎のお酒という日本酒どころでは無い
土地の銘柄なのでブランド好きな日本人はあまり
手を出さないかも。これが新潟や秋田、福島の
酒造さんならば人気が出たりするのかなとか
思ったりもします。

個人的には美味しいお酒でしたので頑張って
欲しいですし、酒屋さんも引き続き入荷して
欲しいお酒です。

趣向に合う合わないを決めるのは最終的に
自分の舌なので、興味があれば買って飲んで
みて欲しいですね。
コメント
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