今日はかの有名なオペラ『蝶々夫人』が初演された日である。1904(明治37)年2月17日に、イタリアの作曲家Giacomo Puccini(1858~1924)作の日本を舞台にしたオペラ『蝶々夫人(マダム・バタフライ)』がイタリアのミラノ・スカラ座で初演された。
1915(大正4)年には三浦 環がロンドンで日本人初のプリマドンナとして『蝶々夫人』に出演。その後、欧米各地で2,000回以上も演じ好評を博して、プッチーニにも大絶賛されたそうである。
ところで、日本を舞台にしたオペラではあるが、このオペラを生で鑑賞した経験を持つ日本人がどの程度いるのであろうか?オペラの題名は知っていても、鑑賞したことがある人は極めてわずかな数であろうと思われる。本格的なオペラを鑑賞したくても、その機会と環境に恵まれない現状は誠に残念である。