8703の部屋

「ハナマルサンの部屋」です。音楽、スポーツ 世相 等々 気ままに綴ります

“歌の花かご”満開

2010-02-12 12:12:12 | 合唱

第4回 歌の花かご が盛会裏に終了した。江別市民文化ホール「えぽあホール」には例年にも増す多くの人が集まっていた。次第にこの会の魅力が浸透していることを感じた。

第1部は高校生による独唱、重唱が行われた。独唱が布川裕一君(札幌日大高校2年)のVittoria mio coreに始まって8名、重唱は2重唱が2、3重唱が1、4重唱が1組であった。

第1部の最後は、大麻高校3年岩崎展央君の伯爵、2年菊池朝子さんのスザンナ、2年井上心太郎君のバジリオ、という配役でモーツアルトのオペラ「フィガロの結婚」より第7曲“何だと!”であった。高校生としては誠に見事な歌唱と演技で拍手喝采を受けていた。

第2部は各学校合唱団の発表であった。もともとが、団員数が少なくて発表の機会に恵まれない団体を中心に交流を兼ねて始まったという本会である。今回も10名以下の団体が10、10名を越す団体が5であった。

それぞれが個性的な演奏をしていたが、中でも今回の最大人数(23)で唯一小学生参加の江別市立江別太小学校の演奏が素晴らしかった。「氷のカリンカ」(山本純ノ介曲)と「シーラカンスをとりにいこう」(横山裕美子曲)の2曲を歌い客席からは“ブラボー”の声が飛んでいた。

第3部は合同合唱。男声合唱が「柳川」(福田貴之指揮)。女声合唱が「わたしと小鳥とすずと」(菅原宏指揮)、混声合唱が「流浪の民」(菅原宏指揮)であった。合唱のよさと共にソリストの素晴らしさも見事であった。

そして、フィナーレが“ハレルヤ演奏のための花かごオーケストラ”(酪農学園大学&札幌大谷大学有志)と150名を越す合唱団によるハレルヤの大合唱であった。

中村文緒先生(とわの森三愛高校)の指揮でオーケストラと合唱が見事に調和して素晴らしい演奏を聞かせてくれた。合同合唱の演奏が全て、全員暗譜で歌われていたことも印象に残っている。

このような演奏会を立ち上げ、4回を迎えた関係各位には心からの敬意を表したい。若い人たちが音楽の素晴らしさ、合唱の楽しさ等を経験すること。そして、お互いに交流する場所として『歌の花かご』が更に大きく花開くことを期待している。

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