１９７２（昭和４７）年２月３日、アジア初の冬季オリンピックが札幌市で開幕した。８７０３が岩見沢へ来た翌年で３１歳であった。
札幌オリンピックで特に印象に残っているのが、日の丸飛行隊と呼ばれたジャンプ陣の活躍であった。７０メートル級（現ノーマルヒル）で日本人選手が表彰台を独占したのである。
笠谷幸生選手が金メダル、金野昭次選手が銀メダル、青地清二選手が銅メダルを獲得した。もちろん、日本の冬のオリンピック史上初の快挙であり、多くの国民が熱狂したものである。
間もなくバンクーバーオリンピックが開幕する。今回も多くの北海道出身選手が参加する予定であり、その活躍が期待されている。
８７０３が特に注目しているのはスケート女子の岡崎朋美選手である。前回のオリンピックでは０コンマ数秒差で４位となりメダルを逃した。
その悔しさをバネに、３８歳にして過酷なトレーニングを続け、新たな走法に挑戦する姿は感動的である。もちろんメダル獲得を期待はするが、８７０３の本音は（メダル云々は抜きにして）何とか彼女がベスト記録を出して最後の五輪を飾ってほしいと思っている。
