7月20日に「古事記編纂1300年」の特殊切手が発売されました。
早速、1シート購入しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/5f/c537117659561007deb32457fb2feb96.jpg)
古事記に登場する4人の神々が描かれています。
(切手は本来コピー禁止です。そこで80円と日本郵便に線を引きました。)
(1) 木華開耶媛(このはなさくやひめ) 上段左 (2) 倭建命(やまとたけるのみこと) 上段右
(3) 素盞嗚尊(すさのおのみこと) 下段左 (4) 稲田姫命(いなたひめのみこと) 下段右
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/8f/6db0f7198be5a028d23315ab3676b3a7.jpg)
(1) 木華開耶媛(このはなさくやひめ)
堂本印象画 京都府立堂本印象美術館蔵
コノハナノサクヤビメ
古事記の表記は「木花之佐久夜毘売」
日本書紀の表記は「木花(之)開耶姫」
山の神オホヤマツミの娘で、サクラの花の美しさとはかなさを象徴する女神です。
高天の原から地上に降りたニニギの命と結婚し、ウミサチビコ(海幸彦)・
ヤマサチビコ(山幸彦)を生みました。
古事記では上巻(かみつまき)に登場します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/e5/526b8700d29738f1bed3b7bad55a3cbd.jpg)
(2) 火退(ほそけ)
堂本印象画 宮内庁三の丸尚蔵館蔵
景行天皇の御子ヤマトタケルノミコト
古事記の表記は「倭建命」
日本書紀の表記は「日本武尊」
父天皇の命令で東国に遠征しますが、焼津に行った時、
土地の豪族にだまされて野原に誘い出され周りから火を着けられます。
とっさの判断で周囲の草をなぎ払い、「向かい火」を着けて難を逃れました。
古事記によれば、その時に用いた剣(草那芸の剣)と火打ち石は、
伊勢神宮を祀っていた叔母ヤマトヒメから与えられた品とされ、
中巻(なかつまき)に登場します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/f9/a456e6a91a3bb1cd32ddd43520a98875.jpg)
(3)板絵著色神像 伝素盞嗚尊(でんすさのおのみこ)
重要文化財 八重垣(やえがき)神社蔵
スサノヲノミコト
古事記の表記は「須佐之男命」
日本書紀の表記は「素盞嗚尊」
ヤマタノヲロチを倒し、生贄として捧げられることになっていたクシナダヒメと結婚し、地上にはその子孫が繁栄することになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/5f/d6c0f9917340600c3d1fcc4af554d43e.jpg)
(4)板絵著色神像 伝稲田姫命(でんいなたひめのみこと)
重要文化財 八重垣(やえがき)神社蔵
クシナダヒメ
古事記の表記は「櫛名田比売」
日本書紀の表記は「奇稲田姫」
ヤマタノヲロチに生贄として捧げられることになっていたが、スサノヲノミコトに助けられ、結婚しました。
私は最初にドイツ語教師として赴任したのは、島根大学文理学部でしたので
八重垣神社にはしばしば行きました。
神社の扉に描かれたスサノヲノミコトとクシナダヒメは
古い絵ですので、一部は剥げ落ちていましたが、
顔の部分は、この切手のように美しい面影が残っていて、
往時を偲ばせるに十分でした。
「古事記編纂1300年」を記念して、島根県が実施している「神々の国しまね」プロジェクトのキー・ビジュアルです。
平成24(2012)年7月21日(土)から島根県出雲大社周辺を主会場として「神話博しまね」が開催されます。
あなたも切手を買ってみませんか?
私も夏休みに久しぶりに出雲を訪ね、「神話博しまね」に行こうと思っています。
今日は郵便局のパンフレットにある切手解説に依ってお話しました。
本当に暑いですね!
オリンピックも始まるし、夜更かしせずに
お元気でね!
早速、1シート購入しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/5f/c537117659561007deb32457fb2feb96.jpg)
古事記に登場する4人の神々が描かれています。
(切手は本来コピー禁止です。そこで80円と日本郵便に線を引きました。)
(1) 木華開耶媛(このはなさくやひめ) 上段左 (2) 倭建命(やまとたけるのみこと) 上段右
(3) 素盞嗚尊(すさのおのみこと) 下段左 (4) 稲田姫命(いなたひめのみこと) 下段右
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/8f/6db0f7198be5a028d23315ab3676b3a7.jpg)
(1) 木華開耶媛(このはなさくやひめ)
堂本印象画 京都府立堂本印象美術館蔵
コノハナノサクヤビメ
古事記の表記は「木花之佐久夜毘売」
日本書紀の表記は「木花(之)開耶姫」
山の神オホヤマツミの娘で、サクラの花の美しさとはかなさを象徴する女神です。
高天の原から地上に降りたニニギの命と結婚し、ウミサチビコ(海幸彦)・
ヤマサチビコ(山幸彦)を生みました。
古事記では上巻(かみつまき)に登場します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/e5/526b8700d29738f1bed3b7bad55a3cbd.jpg)
(2) 火退(ほそけ)
堂本印象画 宮内庁三の丸尚蔵館蔵
景行天皇の御子ヤマトタケルノミコト
古事記の表記は「倭建命」
日本書紀の表記は「日本武尊」
父天皇の命令で東国に遠征しますが、焼津に行った時、
土地の豪族にだまされて野原に誘い出され周りから火を着けられます。
とっさの判断で周囲の草をなぎ払い、「向かい火」を着けて難を逃れました。
古事記によれば、その時に用いた剣(草那芸の剣)と火打ち石は、
伊勢神宮を祀っていた叔母ヤマトヒメから与えられた品とされ、
中巻(なかつまき)に登場します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/f9/a456e6a91a3bb1cd32ddd43520a98875.jpg)
(3)板絵著色神像 伝素盞嗚尊(でんすさのおのみこ)
重要文化財 八重垣(やえがき)神社蔵
スサノヲノミコト
古事記の表記は「須佐之男命」
日本書紀の表記は「素盞嗚尊」
ヤマタノヲロチを倒し、生贄として捧げられることになっていたクシナダヒメと結婚し、地上にはその子孫が繁栄することになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/5f/d6c0f9917340600c3d1fcc4af554d43e.jpg)
(4)板絵著色神像 伝稲田姫命(でんいなたひめのみこと)
重要文化財 八重垣(やえがき)神社蔵
クシナダヒメ
古事記の表記は「櫛名田比売」
日本書紀の表記は「奇稲田姫」
ヤマタノヲロチに生贄として捧げられることになっていたが、スサノヲノミコトに助けられ、結婚しました。
私は最初にドイツ語教師として赴任したのは、島根大学文理学部でしたので
八重垣神社にはしばしば行きました。
神社の扉に描かれたスサノヲノミコトとクシナダヒメは
古い絵ですので、一部は剥げ落ちていましたが、
顔の部分は、この切手のように美しい面影が残っていて、
往時を偲ばせるに十分でした。
「古事記編纂1300年」を記念して、島根県が実施している「神々の国しまね」プロジェクトのキー・ビジュアルです。
平成24(2012)年7月21日(土)から島根県出雲大社周辺を主会場として「神話博しまね」が開催されます。
あなたも切手を買ってみませんか?
私も夏休みに久しぶりに出雲を訪ね、「神話博しまね」に行こうと思っています。
今日は郵便局のパンフレットにある切手解説に依ってお話しました。
本当に暑いですね!
オリンピックも始まるし、夜更かしせずに
お元気でね!
なかなか実行にはおよびません。
古事記編纂1300年ということもあり、
古事記関連の書籍もたくさん出版されていますよね。
切手も発売されて当然です!
古事記はなんとな~く流し読みっていうか、
あらすじしか読んでいないんで
関係性がちゃんと頭の中で整理されていない。
出雲へ行く前に、しっかりと読み直したいです。
前に並んでいたおじいちゃんが、全種類購入して帰りました。
わたしは、神奈川県の記念切手も気になってしまいました笑
古事記って、とっても魅力的ですよね!!
わたしもちゃんと読み直して、
古事記1300記念の年らしいことをしてみたいです。
毎週毎週違った視点から様々な話題にふれられ,あいかわらず頭が下がります。
暑い日が続きますが,お身体ご自愛下さいませ。
毎週更新のブログを楽しみにしております。
古事記は、現代語訳しか読んでいませんが、昔話の「三枚のお札」と、黄泉の国の話はよく似ていますね。
実家には、裏山に天照皇大神のお社がありました。伝承として、とても興味深く感じます。
ストーリーテリングをライフワークにしています。グリムも日本の昔話も語ります。レパートリーは、まだ少ないですが。
学生時代には、日本画を専攻し、奈良への研修旅行では、元興寺に宿泊しました。