竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
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奈良橿原の民話絵本「きたばやしのたぬき」が刊行される!(橿原ライオンズクラブの50周年記念事業)

2014年09月13日 | 民話
集中豪雨にみまわれた今年の夏もようやく終わったようですね。
今朝は、さわやな秋の日差しを浴びました。
皆さん、お元気ですか?
 
我が家の百日紅(サルスベリ)も暑さに負けず
見事の色合いで夏の余韻を楽しませてくれましたよ。




さて、今日は奈良の民話絵本の紹介です。

先日9月10日の奈良新聞の記事で知りました。

------記事より--------------------

今年で50周年を迎える橿原ライオンズクラブ(竹中邦夫会長、65人)は、
橿原市の子どもたちに古里を愛する心を育んでもらおうと、
市内に伝わる民話2話の絵本(縦横19・6センチ、24ページ)を制作した。
取り上げた民話は、タヌキが人間に恩返しをする同市曽我町の「きたばやしのたぬき」と、
天照大御神が磐座(いわくら)に隠れる神話で知られる香具山地区の「天の岩戸と七本竹」。

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「橿原市 民話絵本をつくる会」のメンバーによって仕上げられたそうです。
文章は市内で読み聞かせなどをするグループ世話人2人。
絵は奈良芸術短期大学の研究生2人。

乳幼児にも分かりやすいように出来ているそうです。

絵本は、各400冊つくられ、橿原市立図書館はじめ県内の図書館にも
配布され、閲覧できるようにするとのことですので、
そのうちに手に取ってみようと思います。

ところで、「きたばやしのたぬき」は、高田十郎編『大和の伝説』に崎山卯左衛門氏の報告として
「第298話:北林の狸」と題して掲載されています。(この本は絶版です。)

もっとも、私どもが最近発行した
村上郁再話『子どもと家庭のための奈良の民話』第2巻「動物たちの話」の
37頁にも載っているので、お読みいただくとありがたいです。

むかしの人は、動物と身近につき合いながら、生きてきたのですね。
「北林家の狸」は、ナーミン・テラー(奈良の民話を語りつぐ会の語り手)にとっても
人気のお話で今夏の奈良民話祭りでも、語られましたよ。


今日は、奈良の民話絵本の案内でした。

来週まで、御機嫌よう! さようなら!


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