今回は ★ドイツ・メルヘン街道を歩く★その3
グリム兄弟が中等学校時代を過ごした町カッセルです。
また、グリム兄弟がマールブルク大学を卒業してからメルヘンを集めだしたのもこの町です。
前回同様、写真で綴りましょう!
ヴィルヘルムスヘーエ公園の丘の上から展望したカッセルの町
楽しい少年時代をシュタイナウで過ごしたあと、
グリム兄弟は1798年に母の姉を頼って、カッセルに来て、
リュツェーウム(中等学校)に入学します。
二人はよく勉強ができたので、ヘッセン選帝侯の奨学金を得て
マールブルク大学で勉強します。
その後、再び、母の住むカッセルにもどり、
友人、知人からメルヘンを聴き、集めます。
カッセルは、グリム童話の誕生の地なのです。
グリム兄弟広場にある兄弟像です。ハーナウの像より小さいですが、
仲の良い兄弟の雰囲気が感じられますね。
兄弟像のすぐ近くにグリム兄弟が1814年から1822年まで住んだ建物です。
この3階を借りて住んだそうです。
これが「グリム兄弟博物館」になっているベレヴュ宮殿です。
グリム兄弟の特別展の看板のある入口です。
これは兄弟が所持していたグリム童話です。
そこには兄弟の手書きで貴重な書き込みメモがあります。
下段の2冊は初版の第1巻(1812年刊)と第2巻(1815年刊)で、ユネスコの世界記録遺産になっています。
上段の3冊は第2版です。両端のが第1巻と第2巻(1819年刊)です。真ん中のは注釈編(1822年刊)です。
グリム兄弟博物館には、世界中のグリム童話の翻訳本が展示されています。
池田香代子訳の日本語版も見えていますね。
これは、 楊武能訳の中国語版です。グリムは中国語で「格林」と書くのですね。
博物館の売店にはグリム童話に関するグッズが売られていました。
グリム兄弟博物館で9月中旬に開催された「グリム・国際シンポジウム」に参加しました。
ドイツ、日本、中国の研究者による発表・討論を通じ、最近のグリム研究の動向を知ることができ、有意義な集会でした。
主なテーマは、グリム童話における数「7」、中国のおけるグリム童話の受容、
ユーゲント・シュティールとグリム童話の挿絵画家オットー・ウッベローデ、DDRにおけるグリム童話、
映画における「白雪姫」、インターネットにおけるグリム童話、グリム兄弟とロマン派、
トーマス・マンとグリム兄弟などでした。
私も飛び入りで「ならまち民話地図」のドイツ語版、中国語版などの制作について紹介し、
民話の次世代へ伝えることの意義について話しました。
シンポジウムの休憩時間、中庭での語らいのひとときです。
研究集会のあと、ヴィルヘルムスヘーエ公園の丘の上に登り、ヘラクレス像を仰ぎ見ました。
丘からみたカッセルの町です。
中腹に「レーヴェンブルク城」が小さく見えていますね。
とてもメルヘンチックなお城ですよ。
そして最後に丘の展望レストランで、ヘッセンの郷土料理
おいしいソーセージとビールで乾杯!
楽しい2日間でした。
次回は、★ドイツ・メルヘン街道を歩く★その4:グリム童話の語り手フィーマンおばさんを訪ねて! です。
お楽しみに!
グリム兄弟が中等学校時代を過ごした町カッセルです。
また、グリム兄弟がマールブルク大学を卒業してからメルヘンを集めだしたのもこの町です。
前回同様、写真で綴りましょう!
ヴィルヘルムスヘーエ公園の丘の上から展望したカッセルの町
楽しい少年時代をシュタイナウで過ごしたあと、
グリム兄弟は1798年に母の姉を頼って、カッセルに来て、
リュツェーウム(中等学校)に入学します。
二人はよく勉強ができたので、ヘッセン選帝侯の奨学金を得て
マールブルク大学で勉強します。
その後、再び、母の住むカッセルにもどり、
友人、知人からメルヘンを聴き、集めます。
カッセルは、グリム童話の誕生の地なのです。
グリム兄弟広場にある兄弟像です。ハーナウの像より小さいですが、
仲の良い兄弟の雰囲気が感じられますね。
兄弟像のすぐ近くにグリム兄弟が1814年から1822年まで住んだ建物です。
この3階を借りて住んだそうです。
これが「グリム兄弟博物館」になっているベレヴュ宮殿です。
グリム兄弟の特別展の看板のある入口です。
これは兄弟が所持していたグリム童話です。
そこには兄弟の手書きで貴重な書き込みメモがあります。
下段の2冊は初版の第1巻(1812年刊)と第2巻(1815年刊)で、ユネスコの世界記録遺産になっています。
上段の3冊は第2版です。両端のが第1巻と第2巻(1819年刊)です。真ん中のは注釈編(1822年刊)です。
グリム兄弟博物館には、世界中のグリム童話の翻訳本が展示されています。
池田香代子訳の日本語版も見えていますね。
これは、 楊武能訳の中国語版です。グリムは中国語で「格林」と書くのですね。
博物館の売店にはグリム童話に関するグッズが売られていました。
グリム兄弟博物館で9月中旬に開催された「グリム・国際シンポジウム」に参加しました。
ドイツ、日本、中国の研究者による発表・討論を通じ、最近のグリム研究の動向を知ることができ、有意義な集会でした。
主なテーマは、グリム童話における数「7」、中国のおけるグリム童話の受容、
ユーゲント・シュティールとグリム童話の挿絵画家オットー・ウッベローデ、DDRにおけるグリム童話、
映画における「白雪姫」、インターネットにおけるグリム童話、グリム兄弟とロマン派、
トーマス・マンとグリム兄弟などでした。
私も飛び入りで「ならまち民話地図」のドイツ語版、中国語版などの制作について紹介し、
民話の次世代へ伝えることの意義について話しました。
シンポジウムの休憩時間、中庭での語らいのひとときです。
研究集会のあと、ヴィルヘルムスヘーエ公園の丘の上に登り、ヘラクレス像を仰ぎ見ました。
丘からみたカッセルの町です。
中腹に「レーヴェンブルク城」が小さく見えていますね。
とてもメルヘンチックなお城ですよ。
そして最後に丘の展望レストランで、ヘッセンの郷土料理
おいしいソーセージとビールで乾杯!
楽しい2日間でした。
次回は、★ドイツ・メルヘン街道を歩く★その4:グリム童話の語り手フィーマンおばさんを訪ねて! です。
お楽しみに!
べレヴュ宮(グリム博物館)行ってみたい!
グリム童話における7という数字…興味あります。
…それにしてもピザ、美味しそう…
ソーセージに添えられたカップにはいっているのは
もしかして…大量のマスタードですか??