今回は ★ドイツ・メルヘン街道を歩く★その2
グリム兄弟が少年時代を過ごした町シュタイナウです。
前回同様、写真で綴りましょう!
シュタイナウ城から一望した町並みです。
ドイツ鉄道「シュタイナウ駅」から30分ほど歩き、キンツィヒ川の橋を渡ると、旧市内に入ります。
街道沿いの美しい町です。先に見える塔の方向が町の中心部です。
グリム兄弟のお父さんが1791年ハーナウからこの町の判事として赴任してきたのです。
兄ヤーコプは6歳、弟ヴィルヘルム5歳です。
この白い建物は、父の勤務する地方裁判所です。2階が裁判所で、1階は一家の住む公舎になっていました。
グリム兄弟は、この家で少年時代の楽しい日々を送ったわけです。
今は「グリム兄弟博物館」になっています。
この町には、ハーナウの伯爵たちによって16世紀に建てられたお城がありました。
中庭からみたお城です。グリム兄弟はここを遊びの舞台に飛びまわていたことでしょう!
お城の入口にはグリム兄弟のレリーフが懸かっています。
町の境界に流れるキンツィヒ川のせせらぎです。
グリム兄弟はここで川遊びもしたことでしょう!
これは「町の泉」といわれ、中世の時代、城壁内のいつでも水が確保できた唯一つの泉でした。
グリム兄弟の家から近く、兄弟は好んでこの泉のほとりで遊んでいたと伝えられています。
グリム兄弟のお祖父さんが、1730年から1777年の間、牧師をしていた「カタリーネン教会」です。
聖カタリーネンは、シュタイナウの町の守護聖人で、教会の名前にもなっています。
宗教改革後カルヴァン派の教会となったのです。
シュタイナウは、お父さんのふるさとでもあったのです。
この教会の前には「メルヘン・ブルンネン」(童話の泉)があります。
ラプンツェルの長い髪を伝って塔に登る王子さまと
蛙の王さまとお姫さまもみえますよ!
このモニュメントは、グリム兄弟生誕200年を記念して1985年に建てられました。
メルヘン・ブルンネンの左手奥にみえる建物は、お城の厩舎です。
今は、人形劇場になっていて、週末にはグリム童話の人形劇が上演されます。
移動劇団「木の頭たち」が70年前、ここに落ち着き、マーガズッペ家の人たちによって
マリオネット劇場が運営されています。
町の一角にある何気ないブティックのお店ですが、
家の壁絵がすごいですね!
グリム童話の「いばら姫」や「赤づきんちゃん」がなどの挿絵が描かれいます。
少し拡大してみてみましょう!
これでよくわかるでしょ! 「ヘンゼルとグレーテル」、「狼と七匹の子やぎ」もありますね。
右端に見えているのは半円筒の建物で「防御塔」です。
この壁から木の棒が伸びていて、その先に鉄でできた籠があります。
これは中世に用いられた刑罰道具「シュナップ籠」なんです。
この中に罪人をいれて、上下する、そして下の川につけると、溺れてしまいます。
「魔女」もこの中に入れられたのでしょうか!
実際、シュタイナウの町でも、1592年、 1613年に魔女が一人、処刑されたそうです。
(西村裕子著『ドイツメルヘン街道・夢街道』より)
それから、市壁の防御塔が「魔女の塔」として、町の観光案内パンフレットにも載っていました!
さてさて、恐ろしい話になってきたので、話を元にもどしましょう!
厩舎の右手奥(二つの木の間に)にみえる建物は、昔、税関が置かれたところだが、今、レストランになっています。
そこに入って休憩しました。
スープを注文しました。なんと「雪白と紅ばら」というグリム童話の名前がついていたのです。
生クリ―ムとニンジンスープ、なるほど、雪白ちゃんと紅ばらちゃんだった。
グリム兄弟はやがて、シュタイナウの町を離れ、カッセルの町に住むことになります。
お父さんが、1796年に、病没したからでです。その時、グリム兄弟は11歳と10歳でした。
これは、1384年に建てられたフッテン病院です。町で一番古い木組みの家なんです。
父の死後、グリム兄弟一家は、一時、ここに数週間住んだことがあります。
次回は、★ドイツ・メルヘン街道を歩く★その3:グリム兄弟の中等学校時代の町カッセル です。
お楽しみに!
グリム兄弟が少年時代を過ごした町シュタイナウです。
前回同様、写真で綴りましょう!
シュタイナウ城から一望した町並みです。
ドイツ鉄道「シュタイナウ駅」から30分ほど歩き、キンツィヒ川の橋を渡ると、旧市内に入ります。
街道沿いの美しい町です。先に見える塔の方向が町の中心部です。
グリム兄弟のお父さんが1791年ハーナウからこの町の判事として赴任してきたのです。
兄ヤーコプは6歳、弟ヴィルヘルム5歳です。
この白い建物は、父の勤務する地方裁判所です。2階が裁判所で、1階は一家の住む公舎になっていました。
グリム兄弟は、この家で少年時代の楽しい日々を送ったわけです。
今は「グリム兄弟博物館」になっています。
この町には、ハーナウの伯爵たちによって16世紀に建てられたお城がありました。
中庭からみたお城です。グリム兄弟はここを遊びの舞台に飛びまわていたことでしょう!
お城の入口にはグリム兄弟のレリーフが懸かっています。
町の境界に流れるキンツィヒ川のせせらぎです。
グリム兄弟はここで川遊びもしたことでしょう!
これは「町の泉」といわれ、中世の時代、城壁内のいつでも水が確保できた唯一つの泉でした。
グリム兄弟の家から近く、兄弟は好んでこの泉のほとりで遊んでいたと伝えられています。
グリム兄弟のお祖父さんが、1730年から1777年の間、牧師をしていた「カタリーネン教会」です。
聖カタリーネンは、シュタイナウの町の守護聖人で、教会の名前にもなっています。
宗教改革後カルヴァン派の教会となったのです。
シュタイナウは、お父さんのふるさとでもあったのです。
この教会の前には「メルヘン・ブルンネン」(童話の泉)があります。
ラプンツェルの長い髪を伝って塔に登る王子さまと
蛙の王さまとお姫さまもみえますよ!
このモニュメントは、グリム兄弟生誕200年を記念して1985年に建てられました。
メルヘン・ブルンネンの左手奥にみえる建物は、お城の厩舎です。
今は、人形劇場になっていて、週末にはグリム童話の人形劇が上演されます。
移動劇団「木の頭たち」が70年前、ここに落ち着き、マーガズッペ家の人たちによって
マリオネット劇場が運営されています。
町の一角にある何気ないブティックのお店ですが、
家の壁絵がすごいですね!
グリム童話の「いばら姫」や「赤づきんちゃん」がなどの挿絵が描かれいます。
少し拡大してみてみましょう!
これでよくわかるでしょ! 「ヘンゼルとグレーテル」、「狼と七匹の子やぎ」もありますね。
右端に見えているのは半円筒の建物で「防御塔」です。
この壁から木の棒が伸びていて、その先に鉄でできた籠があります。
これは中世に用いられた刑罰道具「シュナップ籠」なんです。
この中に罪人をいれて、上下する、そして下の川につけると、溺れてしまいます。
「魔女」もこの中に入れられたのでしょうか!
実際、シュタイナウの町でも、1592年、 1613年に魔女が一人、処刑されたそうです。
(西村裕子著『ドイツメルヘン街道・夢街道』より)
それから、市壁の防御塔が「魔女の塔」として、町の観光案内パンフレットにも載っていました!
さてさて、恐ろしい話になってきたので、話を元にもどしましょう!
厩舎の右手奥(二つの木の間に)にみえる建物は、昔、税関が置かれたところだが、今、レストランになっています。
そこに入って休憩しました。
スープを注文しました。なんと「雪白と紅ばら」というグリム童話の名前がついていたのです。
生クリ―ムとニンジンスープ、なるほど、雪白ちゃんと紅ばらちゃんだった。
グリム兄弟はやがて、シュタイナウの町を離れ、カッセルの町に住むことになります。
お父さんが、1796年に、病没したからでです。その時、グリム兄弟は11歳と10歳でした。
これは、1384年に建てられたフッテン病院です。町で一番古い木組みの家なんです。
父の死後、グリム兄弟一家は、一時、ここに数週間住んだことがあります。
次回は、★ドイツ・メルヘン街道を歩く★その3:グリム兄弟の中等学校時代の町カッセル です。
お楽しみに!
おいしそうなスープまで、すてきなネーミングですね^^
(ザ・メルヘンって表現したほうがよいかな?)
スープが美味しそう!
混ざっていないところがすごい!
とろみ具合がちがうのでしょうか??
とてもステキな街並みですね。
一度は行ってみたいです。