えぬ日和

日々雑記。第二、第四土曜更新を守っているつもり。コラムを書き散らしています。

利き腕がもげるほど磨きたい

2013年08月26日 | 雑記
だらだらと過ごすうちにすっかり行く機会を逃してしまったので、一念気合を入れて歯科検診へ行きました。
行きつけの歯医者さんはお年を召して白いものが混じりはじめましたが、装備したマスクと眼鏡と帽子のせいで
真の顔を見たことが無く、どれほど老けられたのかはたぶん一生わからないと思います。

とまれ一年間の歯磨きの成果を見ていただくわけですが、だいたい小さな虫歯が見つかりついでに治していただくのが常です。
両手の指で口を広げられながら太い万年筆のような道具や先端にかぎ針のついた細い金属の棒やらを入れられていると、
歯医者は外科なのだと実感します。

助手になれば見るだに痛そうな道具を口へさんざん突っ込まれている患者を上から眺められるわけで、
新しい視点を得られて面白そうです。見られている側はそれどころではありませんが。

今回も虫歯寸前の歯が見つかり、容赦のないドリルの立てる口腔に響く振動音を味わいました。
痛くはありませんし簡単な治療ならばむしろ楽しみなくらい
(キシリトール味の薬を塗られたりとか、薬のしみた脱脂綿を噛むとか)ですが、
治療よりも堪えるのは「・・・特に問題はありませんが、やはりクリーニングですね」の一言、一年間の歯磨きの採点です。
「うわー」とか「あー・・・」とか、感想を口に出しながら掃除する先生へ言い訳もできず、
こそげ取られた結果を見せられて愕然と反省します。そして歯磨きの粗を指導いただきうなだれて帰りました。

待合室には子ども用の歯磨き推進絵本や、大人向けの歯周病恐怖図像集、新聞などが用意されておりましたが、
今年は新しく「芸能人の歯磨きのこつ」スクラップが増えていました。
16歳の深田恭子の記事が歯医者さんの趣味を思わせます。

それによると正しい歯ブラシの持ち方は鉛筆の持ち方と同じだそうです。
先程試してみましたが、力が入りすぎず細かく手を動かせるので、確かに磨きやすくなりました。
「歯ブラシが届いてない、めっちゃ汚れてる、ほら、ほら」と忌憚なく言われ見せられた
左上の奥歯は念入りに上を向いて磨きました。ちくしょう。

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