遅ればせながら『君の名は。』が大ヒット上映中というので、面白いかなと思って、近くの「下妻イオンシネマ」に出掛けた。
この劇場は、観客が大抵、私を含めても2~3人とガラガラで、関係者に申し訳ないほどだが、今回は50人以上いただろうか、私のレベルからすると大盛況だった。
私の勝手な想像とは全然違うストーリーだった。
この中で、高校の無線クラブの部室らしいところに、トリオのトランシーバーTS-520と外部VFOが描かれている。
私が観る映画には不思議と知っている無線機が登場する。
ストーリーの中でどの様に使われたかは、映画を見てほしい。
なかなか良いアイデアだが、本来の使い方ではなく、電波法違反になるんではと思う。
TS-520は最初の機種が1974年(昭和49年)発売で、八重洲のFT101(私の愛機)と並んでロングランヒットのトランシーバー名機である。
送信出力管は6146(先日のブログで紹介した私の車の№と同じ)の松下製コストダウン品(という説がある)のS2001Aを使用している。(FT-101は八重洲特注?の6146Bを使用している)
FT-101は2008年に再開局するのに、ヤフオクで安価に落札した、憧れだった機種である。
当時、私にとっては、とても手の届かない高価なもので、高校時代の能代工業電気部(JA7YBR)ではトリオの9R-59(受信機)+TX-88(送信機)を使ってA3(AM)交信を楽しんでいた。
先日のブログで紹介した、修理したRCS-M01を依頼者に届けたところお年玉?をもらった。(地元産の美味しい干し芋もですが)
RCS-MM2/3の送信機電源の入らない時があるという症状だ。
送信機はRCS-MM2で受信機はRCS-MM3となっているが、依頼者のお話では互換性があるとのこと。周波数はどちらもA周波になっている。持ち帰って、確認したが、繰り返しても電源は問題無くON/OFFするが、「旋回-右」と「起伏-下」の操作をしたときに電波が出ないので、分解してみた。
テスターで測定すると、やはり接触不良を起こしている様だ。
同一トグルスイッチを入手してあったので、この2個を含めて4個を交換する。電源ON/OFFのプッシュスイッチも念のため新品同一品に交換した。
受信機もみてみたが、初めて見る機種だ。
送信機にはID切り替えロータリーDIP-SWがあるが、受信機には見当たらないのが不思議だ。
特に、外観上、電解コンデンサの劣化は無さそうだし、+5V及び+12Vも合っている。
単体の場合はRCS-250などと同様表面表示は変化しないので確認出来ない。RCS-MMの場合は70と72を繰り返して表示される。
送信機の全ての操作について受信機側が反応(サイクリック信号が固定する)しているので、あとは実車で確認してもらうことにする。