今回の「超音波洗浄機」修理では「ハーフブリッジ」回路の動作を勉強することが出来た。
回路は単純なのだが、スイッチングタイミングなどで不具合が発生するなど結構奥深い。
素人でも簡単に安定した回路が組めないものか探したら、秋月でIR2155というハーフブリッジドライバーIC(200円)が入手出来ることが判った。
製造中止品ではあるがインバータ式蛍光灯に一般的に使用されているICらしい。
タイマーIC(555)とほぼ同じチップも入っていてインバータ周波数の発振に使用している。
今度入手して、実験したいと思う。
応用回路は「高力率蛍光灯インバータ」に掲載されている。
コントロールIC、IR2151、IR2152 及びIR2155 の最適ドロッピング抵抗値の選定方法
NHK-東京FM(82.5MHz)とJ-Wave(81.3MHz)の送信アンテナが従来の「東京タワー」から「東京スカイツリー」に本日(4/23)切り替わったが、ネットで検索してもニュースでも詳しいことが殆ど出て来ない。FMエアチェック派の私としては、寂しい限りだ。
送信出力は10kWと同じだが、送信アンテナの地上高が、東京タワーは特別展望台(250m)の下側に対し、東京スカイツリーは550mと倍以上高くなっているらしい。
自宅でどれだけの受信レベル変化があるか、測定器とチューナーで比較してみた。
スカイツリーから自宅までの直線距離をネットで計算させると62.241 km( 62241 m)と出た。
測定器はアンリツ製スペクトラムアナライザ(画面表示は不具合が有りオリジナルの液晶に交換)を使用。インピーダンスは異なるが直接入力に接続する。
使用しているアンテナは位相反転の2素子トンボアンテナで、東京方面に向けている。受信レベルが低く、間にFM/TVブースター(G:20dB以上)を入れているので、本来のレベルでないことはご了承願いたい。
FMチューナーにはテクニクス製ST-8600を使用。
●東京タワーでは
スペアナでは、NHK-東京FMとJ-Wave共に同じ様なレベルの-48dBm前後を示す。
FMチューナーのレベルインジケーターは目盛で3.8程度を示す。
●東京スカイツリーでは
午後24時に切り替わると思って15分ほど見てみたが変わらないので、寝て、朝確認することにした。6時半にスイッチを入れるとレベルが上がっていたので測定(放送開始の5時から切り替わった様だ)。
スペアナではNHK-東京FMとJ-Wave共に同じ様なレベルの-43dBm前後を示す。
5dBのアップ(電圧で1.78倍)である。
FMチューナーのレベルインジケーターは目盛で4.4程度を示す。
0.6のアップである。
ちなみに、一番近い「NHK-FMつくば中継所(83.2MHz)」はアンテナに対しサイド方向だが、
スペアナが-36dBm前後、チューナーのレベルインジケーターは4.8程度を示す。
という結果になり、従来よりはクリヤーに受信出来る様になった気がする。
尚、スペアナはアンテナブースター直結での測定ですが、チューナーは4分配器経由です。
http://www.j-wave.co.jp/topics/data/1204_skytree.pdf