トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

半田吸い取り器トラブルシュート

2010-01-20 23:30:00 | おもちゃ病院

先日、真空ポンプの弁を交換してもらって正常に吸い取る様にはなったが、ヒーターONの表示が点かず、また貰った時からであるが、温度制御が不能になっているので、調査開始した。
ソルメイト310という型式である(現在15,000円でオークション出品されていた)。
Img_6905_r表示については、LEDが壊れていたがブラケットタイプなので、手持ちのφ5のLEDと交換する様、内部モールドを壊して入れ直し、接着固定OKとなった。
温度制御であるが、LOWの時しかヒーターがONにならない。
ヒーター部の波形を見ると単純にAC100VをトライアックでON/OFFしている様だ。
Img_6900_r_2検出はというと、どうやらK型熱伝対を使用しているようだ。
この場合、起電力は0.041mV/℃らしい。
基板を見てみると、汎用OP-AMPのUPC251Cを使用していたので、微小電圧を増幅しているのだろう。
Img_6902_rImg_6903_rImg_6904_r時間切れで、熱電対の出力電圧は測定出来なかったので、時間が出来たら測定してみて、0.041mV/℃になっていれば、その後の回路が原因ということになる。
調整用半固定抵抗も2個有ったので、これの調整で直るかも知れない。

尚、K型熱伝対と、これを使った温度計キットが秋月より販売されている。

超低温/超高温(-200℃~+1250℃)デジタル温度計キット

K型 熱電対プローブ

K型 熱電対 ステンレス管タイプ

1/23調査再開

熱電対の起電力をデジタルテスターで測定してみると、温度上昇と共に変化しており、壊れてはいない様だ。

UPC251Cを外しICソケットに付け替え、新品の251Cに交換しても変わらない。

何の用途か判らないがパワートランジスタ(2SC1881K)を手持ちの同じダーリントンNPN(2SD1825:秋月sw10個350円)に交換したら、動作がOKとなった。

回路が不明な時は、まず半導体を疑って、データーシートを見ながら、類似品に交換していくという原始的な方法で直ってくれた。

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SQ-700Xトラブルシュート

2010-01-20 22:52:00 | オーディオ

Img_6899_rLUXMANの古いトランジスタ式プリメインアンプ(SQ-700X)を久々に使おうとしたら、音が出ないので、調査開始。
Img_6897_r_2Img_6898_rCR発振器を入力に接続、出力のスピーカー端子にはダミーの抵抗を入れて、オシロと選択レベルメータで測定する。

その後、気が付いたのだが、選択レベルメーターには、選択周波数と同じ発信器出力(0dB)も有るので、これにアッテネータを接続して見れば、50Hzからになるが、周波数合わせの必要が無い。
本機はプリとメインアンプの信号を切り離し出来るので、メインアンプのみで見て見るが、出力が出ないので、ケースを外して調査。
スピーカー保護用のガラス管フューズ(3A)が切れており、更にはフューズホルダーのカナグが根元で折れ掛けており、接触不良になっていた。おそらく、接触不良によるサージで溶断したと思われる。
更にはこれが元で、メイン電源ヒューズ(2A)も切れてしまった。
Img_6895_r手持ちの金具と交換しようと思ったが裏面の半田面積が大きく、取り外しが大変そうなので、今の金具の折れそうな根元部分に半田を盛り上げて修理した。
それでも、信号が出たり出なかったりする。
スピーカー切替のレバースイッチの接触不良だ。分解が困難なので、外から接点復活剤を吹きかけて何回か切替したら良くなった。特性も問題無く、LRのレベル差も無い。
次にプリアンプだが左右でレベルが異なる。
Sq700xpri_01 Img_6896_r_2出力を見ると低い側(L-CH)は無信号時でも-30mV位の電圧が出ているので、出力のカップリングコンデンサ(2.2uFのタンタルコン)を交換したが変わらず。もう一箇所の様だが時間切れで後日調査することにする。

取り敢えずパランスのボリュームをずらして使うことにする。

特性は20Hzから50kHzまでフラットで、クリップ点も同じ様なので、問題無いだろう。

これで、5.1CHシステムのセンタースピーカー用に使えそうだ。

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電波目覚まし時計も1000円を切る

2010-01-20 07:58:00 | うんちく・小ネタ

Kc280408_r電波時計も日に日に安くなっており、1000円を切ったら購入しようと思って、近くのディスカウントショップに出掛けた。
そうすると、一番安価な980円のものが数種類売られていた。
デジタル式で温度表示機能も付いている。
国産メーカーでは「リズム時計」「カシオ」、あとは中国メーカーのがあった(といっても、全てMade in Chinaであるが)。
かつて地元に有った「茨城リズム時計」の関係もあり、大きくて見やすい「リズム時計」のジャストウェーブ8RZ095を購入。
電池を入れて、電波がちゃん受信されていると最長21分以内に時刻設定される。
「価格.com」で見てみると、最安値がアナログ式では600円から、デジタル式でも700円代になっている。
100円ショップに並ぶ日も遠く無いかも知れない。

但し、あまりに安くなると、部品を集めて工作するのが高くつくという矛盾が出て来るので、考え物ではある。

Edyさん、コメントありがとう

同感です。作る楽しみが無くなって来ますね。

でも、逆に気兼ねなく分解出来ますので、何かに改造して使う楽しみも増えそうです。そう思わなくっちゃ

コメント (1)
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