ブログをご覧の遠方の方から修理の問合せが有った(以下、文面)。
写真も本人撮影のを掲載させてもらいました。「パトカーです。屋根の赤いボタンを押すと10~20秒間黒い線の上をゆっくり走ります。これはバンダイのボードゲームで遊ぶ為のモノで20年ぐらいは経っています。いつ壊れたかは定かではございませんが5~6年ぐらいは正常に動いていました。今は、電池を入れてもセンサーが光るのみで走りません。
電子工作業界ではトレーサーと呼ばれるものだと思います(ワタシは全く電子工作詳しくありません)
このようなおもちゃですが、修理できますでしょうか?」
原因の診断は可能な様なので引きうけて送ってもらった。
単三電池を2本入れ、底面のスライドスイッチをONにして屋根部パトライト形状のボタンを押すと、ライントレース用のライトが点く。古いおもちゃらしく、今時のLEDでは無く麦球を使用している。
その背後に左右2個のcdsセルが見える。これも今時のフォトダイオードでは無いところが時代の古さを物語っている。
これに白色および黒色の紙をずらしてみるが連絡通りモーターは動作しないので、ボディを取り外して見た。
ライトを当てて見てcdsの抵抗変化を見てみる。変化(抵抗値が下がる)するので、問題無し。
次にモーター(一般の断面が楕円小判形状のマブチモーターでは無く、断面が長方形の小型モーターである)2個(左右のタイヤを個別に駆動)を単独で電源供給してみたが廻らないので、ギアボックス部を分解。モーターを取り出してブラシと整流子を清浄し接点グリスを塗布し仮組みすると、ちゃんと廻る様になった。シャフトとギアにはセラミックグリスを塗布しギアボックスを組み上げる。
cds部分に白い紙を当てるとモーター停止、黒だと回転となる。依頼人に聞くと15mm巾程度の黒色ライン上をトレースして走るらしいので、仮にコースを作り走行テストをしてみる予定である。
ファービー人形も同じ様な形状のモーターを使用していたが、これもやはりブラシの接触不良が原因だった。年代物なので、この様な現象が出るのだろう。
おもちゃ病院をやっていると、必ず「ぬいぐるみ」の修理が有る。裁縫は苦手で、得意なドクターや娘にやってもらったりしていたが、このことを先輩ドクターに話したら、何事も経験が必要と一喝されてしまった。それ以来、自分でやることにしている。
やってみると、下手ながら意外と簡単に誤魔化せるので面白い。
先日のEテレで、丁度この作業の方法が紹介されていた。
「いつまでもきれいに! ぬいぐるみのお手入れ」という番組で、これからテキストを買って勉強してみようと思う。
2ヶ月前のおもちゃ病院で修理を依頼(2台)され修理完了で返却したと思っていたら、先日のおもちゃ病院で引き取りに見えた。依頼されたラジオは、横行ダイヤル表示の白い樹脂が折れていたので、リン青銅で手作りして「我ながらいいアイデア」と自画自賛だったのだが・・・・
その後、家の中を探して見たが、どうも思い出せなくて見つからなかった。
年のせいか物忘れがひどくなって来た。気をつけなくては。仕方が無いのでヤフオクで同じ物を落札した。落札価格としては300円/台程度だった。
その内の1台だが、AM/FMの切り換えスイッチを動かしてもFMのままで切り替わらないので分解してみた。パナソニック製だがSONYのICが使われていた。
スライドスイッチだが接触が悪く、ICの制御信号が変わらないのが原因らしい。だが同じ形状のが無いので類似したのを使用することに。
奥行方向の端子位置が異なるので基板に穴あけして取り付け。ストラップ配線接続を行う。
これで正常に切り換え出来、その他は異常無く動作した。
もう1台は、元々正常に動作したので、2台揃えてお詫びをしてお返しした。
新入サークル部員の入門工作としてaitendoの「拍手制御スイッチ(AKIT-107)キット」を作ってもらったが、動作せず、私が調査することで預かった。
前のブログで紹介したが、このシリーズのキットに使われているプリント基板はパターンが薄く細いので、部品を動かすだけでパターンが切れてしまう。預かった時点で4箇所程修正(スズメッキ線でジャンパー)してある。部品の定数はチェックしたが間違えていない。回路シュミレーションもしてもらったが、波形は出るので回路上は問題無し。プリントパターンもコピーして接続を確認したら回路図とは合っている。だが、パターンのルートが複雑に通っている。多分CADの自動ルーターでも掛けて引かせたのだろう。
調べ始まったが、マイクアンプのコレクタに波形が出ない(コンデンサマイクの出力はOK)。いじっている内に次々とパターンが切れて行くので、これ以上調べるのは止めにして、新たにユニバーサル基板で再現出来るか配線図を書いてみた。
ジャンパー無しで引くことは出来た。
これで、もう一度半田付け作業実習を兼ねて製作してもらうことにする。
「hakushu-sw.pas」をダウンロード
「hakushu-sw-haisen.gif」をダウンロード
これを見た、先輩おもちゃドクターからアドバイスをいただきました。
マイクの信号出力が間違っているのではと。
(シュミレーションではECMを使っていないので判らない)
ECMの内部はFETのインピーダンスコンバータが入っており、使用方法としては、マイナスはGND、プラス側は2.2kΩ程度(電源電圧により異なる)でバイアス電圧を加え、このプラス側から信号を取り出す様になっている。aitendoの回路接続で書いて見ると、確かにこれでは信号が出てこない気がする。帰ったら接続変更して確認してみます。
【帰って調査:原因判った】アドバイス通り、ECMの接続を変更。パターン切れの修正も綺麗に張り直した。それでも動作せず。
調べるとマイクアンプのトランジスタQ4(S9014)B-E間の抵抗値が0Ωになっていたので、同じNPNで手持ちのS8050 に交換したら動作OK(拍手する毎にON/OFFを繰り返す)となった。
壊れた原因は不明だが、トランジスタ不良が原因だった。
最低動作電圧も確認してみた。1.5VでもLEDは点かなくなるが、トランジスタのON/OFFは動作した。波形を観測してみる。左がQ4のコレクタ出力。右がQ2のコレクタ出力。400ms幅の整形波形が出力される。
ついでに、ECMの接続をオリジナルにしたらどうなるのか単体で回路を組み、オシロで観てみたが出力レベルは予想に反して(-をGND接続と)殆ど変わらなかった。結果的に、どちらでも動作する様だが、ECMのケースはマイナスに接続されており、ここから出力信号するにはノイズ的に問題になると思われるので、やはりマイナスをGNDとして使用すべきだと思う。
梅雨入りして、今日は朝から雨模様。
こういう日は、概して患者さんが少ない。
小島ドクターは風邪気味ということでお休み。3名で対応
そう思っていたら、朝から多くの患者さんが。
終わって見ると14件の受け付け(最高5件/人の患者)が有り、入院は1件のみだった。
参考になりそうな修理を取り上げておく。
①ネコぬいぐるみ(本物の様な動作と泣き声をする)
右足が骨折ということで切開する。関節近く(動作用ギアが近くに有り)で折れており、いつもの様に穴あけ→ステンレス細線接続→プラリペア補強 で修理する。
②ラジコンカー
モーターが弱いので、ギアボックス分解。グリスが劣化(茶色に固まっている)していたので、清浄してセラミックグリス塗布。モーターも分解してブラシに接点グリス塗布。それでも、送信機レバーでの走行がスムーズで無いので接点にグリスを塗布。アンテナが折れていたので不足部分にスズメッキ線を半田付け。
③縁から落ちない機構の車
落ちるというので、見るとタイヤがスリップしている。テープデッキのピンチローラー清浄液があったのでこれで清浄。シャフトに絨毯の毛らしいのが絡まっていたのでこれを除去。
動作OKとなったが、滑るテーブルや縁の丸まったテーブルは落ちる場合が有る。
④ココパッド
タッチペンでなぞってもクリック音は出るもののそれに応じたメッセージが全て出ないという症状で、これはカセットのコネクタ部分に接点グリスを塗布したら正常に再生する様になった。
クリック音はカセットに関係無く、共通に出る音の様だ。
⑤アンパンマンの座って遊ぶ自動車
音がかすれるというのだが、もらい物なので、元々なのか判らない。手持ちの同一形状スピーカーに交換したが改善されないので、元々の音源のサンプル周波数が低いのかも知れない。ウインカーが片側点かない症状はLED,SW共問題無いのでICの不良かも知れない。
⑥ファービー人形
久々の患者だが、いつも重症(原因不明)の場合が多く、これもご多分にもれず全然動作せず。ぬいぐるみを剥がしてモーターの抵抗(外力で回転させながら)を測定するが無限大のまま。入院となった。
⑦赤外線コントロールUFO(室内をローターで飛ぶ)
LED点灯の操作は受信しているが、ローター回転調整のスライダーを動かしてもモーターが廻らないという症状。
送信機を分解し、何気なく部品を触っているとフィルムコンデンサの片足がパターンから抜けて来た。これを半田付けしたら正常動作となった。半田付け品質が良く無いのだろう。
⑧マリオサーキット
2人でレバーを操作して遊ぶゲームだが、2人のレバーが連動して動いてしまうという症状。
分解すると、正体不明の棒がレバー間に挟まっていた。この他にも同じ棒が2本内部にあった。外部に通じている穴から入れたのだろうか?ぺロペロキャンディの棒ではとのこと。
⑨メリー
メロディは出るがメリーが廻らないという症状。
モーター単体でも弱いので手持ちのモーター(aitendoより100円で購入)に交換するも動作しないので、基板の回路をチェック。ドライブのトランジスタ(SS8050)のベース電圧は正常だがONしてないので、これを交換してOKとなった。SS8050はおもちゃでは一般的なNPNトランジスタだが端子配列が左からEBC(一般の国産トランジスタはECB)なので交換の際には要注意。
その他、電源スライドスイッチの接触不良、押しボタンのタクトスイッチ不良、電池液漏れが有った。
ユニックラジコンの修理(到達距離が短くなった)の問合せが有り、簡単に原因が掴めそうな感じがしたので、引き受けて送ってもらった。
FMのAF出力をコンパレータで波形整形している部分が有り、最初、これの半固定抵抗を調整したら、簡単に距離が伸びる様になったので、調整ずれが原因だろうと、念のため新品の抵抗に交換して様子を見た。
車に50MHz(ラジコンは49.5MHz)のホイップアンテナをつけて距離を伸ばしていくと25m以上は届いたので問題無いと思ったのだが、やってるうちに段々と距離が短くなって、終いには全然動作しなくなったりするので、振り出しに戻ってしまった。
スペアナや、SGを使ってレベル変化を見ていると送信機のレベルが時間とともに低下する現象が見られる。依頼者に再度確認したら、やはり同じ現象が有ったとのことでした。
送信機に使用しているトランジスタは次の通りで、全てマルツパーツに在庫が有りました。
発振用 2SC1674 (マルツ@84)
逓倍用 2SC1675 (マルツ@94)
送信増幅用 2SC2026 (マルツ@126)
一番怪しいのは低損失5V出力低電圧レギュレータ(SII製S-81250HG)で、出力電圧が5Vのはずなのに4V~2V程度しかなく(入力電圧は6Vと正常)、素子の不良は負荷電流の増加は継続調査の必要あり。
サフィックスHGとSGは最大入力電圧の違いで16V/12Vとなる。
念のため受信機のナローバンドFM-IF-IC(MC3361C)とコンパレータ(LM393)も注文して交換して見ることにした。
前回、故障原因の一つだった送受信マイコンのクロックに使われているセラロック(560kHz)は、以前購入した余りがある。
到達距離の確認に、受信機接点に電子ブザーをつけてモニターしているが、聞える限界が有る(夜中に実験)ので、この接点を、以前購入してあるaitendo製315MHz-4CH送受信機セットの受信機スイッチに接続してやれば受信機で接点のON/OFFが確認出来るだろうと、まずは送受信機での到達距離を見てみた。
送信機は
アンテナから3mの輻射電界強度が「500μV/m以内(54dBμV/m)」が微弱無線の規定があるので、内蔵ロッドアンテナを変更することは出来ない(送信機は珍しい12Vの小型電池MN27,MS27V27GA,L828x1が使われている:ネットでは300円前後で簡単に入手可能だが)。受信機は10cm位の被覆銅線が使われている。これは受信なのでアンテナの規制は無く、マッチングしたものにすれば到達距離は伸ばせると思う(これの動作電圧もリレーの関係で12V)。
受信機を室内に置いて、これもブザー音で確認する様にしたが聞える限界の30m以上は届いている様だ。
この周波数帯は車のキーレスエントリーにも使われており、確かに車によっては30m程度届くから、そんなものなのだろう。
これのエンコード(PT2262)とデコード(PT2272)に使用しているICは、以前赤外線通信でも実験したことが有りIDの設定ポートにより組み合わせが531,441通り変えられる。
先日の「電子工作サークル」で初心者にaitendoのキットを製作してもらったが、半田の熱を加え過ぎるとランド(丸ランドで小さい)が剥がれたり、浮いた部品を押したりすると直ぐにパターンが切れてしまうので、初心者には補修が難しい。
サークル員から依頼された電動ファンの修理(スイッチを入れてもファンが回らない・ACアダプタの電圧は正常)についても、モーターリードを半田付けしている基板のランドが切れていた(時々回ったりするので、最初、モーター不良かと思い分解して接点グリス等塗布したが変わらず)。
どちらもレジスト付きで、見た目はしっかり作られている様に見えるが、どうやら、これらに使われている基板の銅箔はかなり薄い様だ。
以前、通信機器の設計をしていた頃に使用していた銅スルーホール基板の銅箔は35μmを使っていたが、この下では18μmというのが有る。
多分、今回の不具合基板は、これ以下の厚さと思われる。接着が弱いせいも有るかも知れない。
やはり極限まで安く作ると、この様な不都合が生じる様だ。
中華製基板全てがこうだと言うことでは無いので、誤解の無い様に。
一発で半田付け完了出来る熟練者には問題無いのだが。
タンクの気密試験は、空気圧(0.05MPa)をかけて溶接部にリークチェッカーを吹きかけで行う関係から、穴を塞がなくてはならない。
ねじ穴に関しては、特注の栓を使用出来るが、大きな穴については押さえ板とその間にゴム板を入れてねじ止めしている。
ゴムパッキン(5mm厚)にねじ通し穴を開けるのに、セットプレスを使えば綺麗に出来るのだがセットが面倒なので、今回、彫刻刀を使う(会社の方にアイデアをもらった)ことにし、近くのホームセンターに行って見た。文具コーナーを見たが見つからないので店員に聞いたら工具売り場に有った。 昔は300円程度で買えたと思ったのだが、1280円した。
綺麗には加工出来ないが、使用上は問題無く穴加工出来た。
大きな穴は、最初ゴムパッキンのみでやってみたが、空気圧によりタンクが膨らみ隙間が出来るので、手持ちのOリングを加工(丁度良い径が無かったので途中で継ぎ足し)してパッキンに接着した。
これで、治具による漏れが無くなり検査合格となった。
今日は天気が良かったせいか、いつもより依頼者が少なかった。
(午前中は殆ど無く、午後から患者さんが多く見えた)
結果は7件の受け付けだった。
私は2ヶ月ぶりの登院となった。
内容的には、いつものパターンが多く
・スピーカー断線
・電池容量抜け(音声回路は、これにより誤動作する)
・液漏れによる接点接触不良
・モーター腐食(水に入れたか、外に置いていたか)で、シャフト固着
・タイヤ外れ(小さい子供は口に入れるので、外れない様にしてほしい)
が半数以上。
そして、久々にセーラームーンコレクターのお嬢様が見えた。
以前修理した杖の折れだが、また折れてしまったというので、今度はロックタイト401で接着後、内部をプラリペアで補強した。
もう1点は「セントリプライナー」という口紅型のもので、ケースから外れなくなってしまったという。
上側のねじを外すと電池ボックスが有り、その電池(LR44×2個)が液漏れを起こしており、この部分のモールドを回そうとすると、もろくなっていて、直ぐに欠けてしまう。仕方無いので、割れるのを覚悟でやっと取り外す。
欠けたボックス部は接着だけでは、弱く、ねじ固定のナットの穴も欠けていて固定しようが無い。ドクターみんなでアイデアを出したが時間切れで入院して修理することにした。
持ち帰って、ボックスになりそうな、丁度良い径の部品を探して見る。合致したのが、ラジアルリードインダクタの外装とさらにそれに被せる大きさの電解コンデンサ外装である。
電解コンデンサのケースを長さに切断しマイナス電極が接触しない様に穴あけと切り欠きを入れ、この中にインダクタの外装を入れる。隙間が有るので、その間に0.2tマイラーテープ挿し込む。そしてセントリプライナーのモールドとクイックボンド30で接着する。
永年使っているが、電解コンデンサの内部構造を今回初めて見た。
ねじ固定用ナットの取り付けが必要なので、ナットに銅テープを半田付けし、銅テープを電解コンデンサ外装にクイックボンドで接着する。
電池ボックスに被せるケースが回らない様にケースの内部リブに合わせて電解コンデンサ外装に切り込みをいれる。 これで一応、外観上は目立たなくなったので、ゴールド塗料で修正。 口紅形状の電球点灯部分のモールドのつやが無くなってしまったのでクリヤー塗料で筆塗りした。
UNICなどの業務用ラジコンに使われている水晶振動子(49MHz帯/280~320MHz帯)について、これが不良だった場合、以前は「アルト電子製作所」に2回程依頼して製作してもらっていたが、昨年の7/15に廃業となってしまった。
その後、該当する様な修理は無いが、今後の為に対応してくれるメーカーが無いか検索し「三田電波株式会社」に行き着いた。
今日、電話でいろいろと確認したところ対応可能な様である。
(アルト電子製作所はUNICの資料をお持ちの様で、周波数さえ指定すれば、お任せで製作してもらえたが)
●簡単・確実な方法は、現物サンプルがあれば、測定器に掛けて同じもの、又は周波数違いのものを作れる。
●基本波をそのまま(11次オーバートーン等)発振するには特殊な発振回路が必要なので、多分、送受信機の中で低い周波数を逓倍して取り出しているのではとのこと。
●送信と受信では表示の周波数と発振周波数は異なる(IF周波数に関係する)。
●1個からでも注文を受け付けるが最低5個製作するので5倍の価格(1個は概算で1500円~2000円)となる。
●納期は通常2~3週間程度。
現在寝室としている部屋に参考書・雑誌・資料を置いてあるが、量が増えて整理出来ない位になり、女房より片つけを命じられた。(元々、整理が下手で、ついつい溜まってしまう)
連休最終日、重い腰を上げて開始。
書籍類はカラーボックスが空いていたので、これに収納して何とかなったが、問題は資料である。
電子工作関連が圧倒的に多いのだが、オーディオ、アマチュア無線、おもちゃ修理、修理関係、年金等の書類も一緒になっているので、まずは大雑把に分類し、そのついでに不要な書類は処分することにした。その結果がこの写真である。捨てたのもこれと同じ位有ったと思う。
これを今度は工作別に分けてファイルに分けてインデックスを付ける予定だが3日坊主にならなければ良いが。
最近、時代と共にSMDタイプ基板の修理度合いが増えて、1.27mmピッチでは現在持っている15Wの半田こてでも何とか対応出来るのだが0.5mmピッチのQFPやトランジスタでは苦労している(部品やパターンを壊すケースが多い)。
そこで、一念発起?し、SMD部品を付けられるはんだこてをヤフオクで物色していた。
その結果 HAKKO936-ESDステーションタイプはんだこて
というのを少し高かったが7250円で落札した(製造中止品ではあるが、新品定価は19,950 円となっている)。
標準で付いているこて先ではSMD対応していないので、メーカー直販サイトに問合せて見たところ下記の回答が有ったので、入手を考えている。
【回答】
この度はお問い合わせいただき誠にありがとうございます。
さて、お問い合わせいただいた件ですが、狭ピッチのQFPのはんだ付けには
K型、もしくは0.8D型のこて先をお勧めしております。
下記にそれぞれのこて先のURLを添付いたしますのでご覧ください。
また、弊社ホームページの「こて先選択ガイド」に、形状による特長や使用例など
も掲載しておりますので、こちらをご参照いただき、ご検討いただけますようお願い
申し上げます。
こて先選択ガイド:http://www.hakko.com/japan/tip_selection/type_d.html
K型(No.900M-T-K)
e-shop購入ページ:
http://ec.hakko.com/goodsdetail.php?goodsid=010905
こて先選択ガイド:
http://www.hakko.com/japan/tip_selection/type_k.html
0.8D型(No.900M-T-0.8D)
e-shop購入ページ:
http://ec.hakko.com/goodsdetail.php?goodsid=016011
こて先選択ガイド:
http://www.hakko.com/japan/tip_selection/type_d.html
この度は、お問い合わせいただき誠にありがとうございました。
今後とも白光製品をご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
またご不明な点がございましたら下記までご連絡いただければ幸いです。
私としては本業多忙により1ヶ月ぶりの参加となった。
【パソコン相談室】
1.メビウスのノートブックで80GBのHDDを使用しているが、Cドライブの空き容量が少なくなった。
・Dドライブの空きも少ないが、Cよりは空いているので、仮想メモリ領域をCからDに移動する。
・マイドキュメントも不要ファイルを整理して、Dドライブに移動。
2.WordにExcelで作成した表を入れる方法。
Windows2007を使用しており、古い私としてが操作方法が判らずネットで検索。
リンクで貼り付ける方法と表として貼り付ける方法を教えた。
【おもちゃ修理】
本来は開院日で無いが、センターより依頼が有ったので対応する。ラジコンカー2台全然動作せず。但し、修理の部品は持って来ていない。
・ラジコン(パジェロ)
電池容量抜けにて、ACアダプタより供給の結果、問題無く動作。電池交換をお願いした。
・ラジコン(レクサス)
これも容量抜けだったので単三×6本のところにACアダプタで接続するとステアリングは動作するが、駆動輪が回らないので分解して見る。モーターに直接接続すると回るのでモーターは問題無し。電池ボックス配線を見ると7.5V(電池5本目の部分)からも配線が出ているので、その部分と6本目の部分に豆電球を入れると駆動輪も回る様になる。電池交換すれば問題無さそうである。
アナログ式は先日のブログで書いた様にカードが無いので動作確認出来ないでいたがメル友の先輩ドクターにカードの手持ちが無いか聞いて見たら、無いのだがと、アイデアを頂いた。
テープ/ビデオデッキ用のテープを厚紙に貼って作って見てはという内容だった。手持ちのワカメ状態になったカセットテープを分解して正常なテープ部分を切り取り、取り敢えず、お借りしているデジタル用カードに2本ポリイミドテープで貼りつけた。
1本(上段)は先生の音声再生用でもう1本(下段)は自分の音声録音/再生用だ。
早速、再生してみると、カセットテープに録音されていた音が遅いながら(カセットテープの録音スピードが遅い関係で)聞こえて来た(位置も合っていないので明瞭では無いが)。次に、スイッチを録音に合わせ、マイクに向かって喋って再生すると、これは録音再生が同じヘッドなので明瞭に録音されていた。
どうやら録音/再生は正常に動作している様だ。
ツマミは紛失して無いというので、手持ちのツマミを不格好では有るが取り付ける。
お借りしているデジタル式も、依頼者に確認したら、時々音の出ない時が有るので見て欲しいというので確認してみた。
音声は多分バーコードと、SDカードに書き込まれたデーターと照合して、再生されるのかなと思われます。従ってバーコード部分が読み終わるとカード無くてもがアナウンスが再生されます。
バーコード読み取り部分が汚れていないかヘッドクリーナーで清浄するが、ボリュームの位置によって音が出る時や出ない時が有るので分解してみた。
ボリュームを触ると、音が出たり、出なかったりする。抵抗値を測定すると抵抗が無限大で接触していない様なので外して見る。抵抗スライダーが摺り減っている感じで、清浄しても抵抗が断続的になるので、手持ちの類似品を使うことにする。秋月から購入したもので、端子形状・位置は同一なので基板にはそのまま取り付け可能。但しシャフトの形状が異なるので、元の形に加工する。ストラップ配線が元々2本(ボリュームケースとコモン端子)されていたが、特性が取れなかった為の改造(この部分のパターンがカットされていた)なのか、それとも、誰かが修理したのかは不明。
これでカードの再生を確認する。ボリュームは正常に可変出来るが、時々、再生出来ない場合がある。カード自体も清浄すると再生される比率が上がった感じがするが、やはり何回かに1回動作しない(ピッという小さな音だけはする)時が有るので、その時は「電源スイッチ」らしいボタンを押してLEDを一回点灯させると再生出来る様になる(これも100%では無い)。説明書が無いので、これで良いものか判らないが依頼者に説明して了解してもらう。
デジタル式とアナログ式は外観が殆ど同じだが細かいところ(電池ボックスの固定ねじが追加)で変更されている。ロゴのところにも赤字で”Digital”と表示がされていることに初めて気づいた。