9条の大切さ、元米兵の遺志継ぐ
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アレン・ネルソン氏は幼時より、貧困のうちに、スラム周辺の野蛮な暴力的環境に身を置き、ここで身に、生み育てた「人を殺したい」という潜在的願望を内包したまま海兵隊に入り、沖縄から発進帰還するベトナム戦争に駆り出され、やがて帰米して深刻なPTSDに苦しんだが、カウンセリングで「あなたは人を殺しましたか」「何故殺しましたか」という問いに、何時しかはっきりと自分の中にあった「人を殺したい願望」こそ人を殺す動機そのものだと、否応なく気づかされた。これが現、沖縄の海兵隊員の真相でもある。しかも連日のように繰り返される「殺せ殺せ!!」という掛け声によって、人殺しが即座にできる兵士を養成するのが、米軍の訓練である。ネルソン氏は、未だにその訓練を行う米軍基地が沖縄にあることを悲しんだ。普通の人々が住むそのすぐそばで、人殺しの為だけに存在する兵士を抱えた基地が我が物顔であることに、彼は大国の恐ろしい理不尽さをおぼえる。