嘘で固めた「安倍一強支配」 見るも無残に自壊の必然<中>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227598
鉄壁の官僚機構が自ら音を立てて崩れ、安倍政権などしょせん、砂上の楼閣だったことが、国民の目にも連日、くっきり映し出された
「安倍1強に陰りが見えてきたことが背景にあるでしょうが、官僚心理には、佐川前国税庁長官の悲惨な姿が影響していると思います。森友問題で財務省の決裁文書改ざんが見つかり、佐川氏の『交渉関連の文書は廃棄した』という国会答弁が虚偽だったことが明らかになりました。佐川氏がそこまでして安倍首相を守っても、結局、更迭され、官邸にも財務省にも切り捨てられた。霞が関の官僚たちは、『隠すと後で大変なことになる。勢いを失った政権は自分を守ってくれない』という恐怖感を抱き、隠すのをやめたのです。安倍首相のために愛媛県職員らと面会したことを否定している柳瀬元首相秘書官も、この先どうなるのかわからなくなっていますしね」