沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩620 国家政府によって虐待されている沖縄からその他の日本人へ 4

2016年07月26日 10時08分00秒 | マスコミジャーナリズム

 思うに、安倍晋三が、坊ちゃんドラ息子のブルジョア休暇を満喫しながら(ふてえやろうだ)決行(指令)した、沖縄県国頭郡東村高江の、ヘリパッド建設のための市民活動排除封じ込め作戦(全国県警機動隊、警視庁機動隊約1000名を動員)は、例えば指定暴力団一斉検挙など一般市民の安全保障に寄与するような作戦なら、間違いなく国民的コンセンサスを得るものと評価できるのに、むしろその過大な物々しさ(当然辺野古闘争の反映そのものだ.....それだけ国家権力に脅威を与えたともいえる)と地域住民の生活環境を著しく脅かす戒厳令的対応(生活道路の遮断等)が、却って苟も国家がする行為かと顰蹙を買うようなものとして国民に印象されたことは、恐らく彼自身の政権を維持するためにはマイナス効果でしかなかっただろうということだ。

 しかもこの初っ端での過大な暴力装置投入は、当然に税金の大きな無駄遣いであるし、今後このヘリパッド建設が彼らの思惑通り進むとは到底思えないような、市民活動のより一層の激化という事態以外想像できず、彼等国家政府にとって憂慮すべき泥沼と化す気配が濃厚だ。このことは2年前ここで工事監視抗議活動をし、辺野古でも同じようにこれをしてきた多くの人々が等しく思っているはずであろう。

 愚かしい国だ。ここに移住してそう思う。とてもじゃないが「愛国心」など芽生える道理がない。菅や安倍の顔を想像するだけで吐き気がする。一体こいつら、学校で社会でどういう勉強ができたのだろう。おまえたちの頭にはもしかして江戸幕府や討幕運動の時代が蠢いているのかい?まるで百姓一揆と強欲そうなお代官様の悪徳政治を再現しているみたいだ。

 今や日本国は。安倍晋三と日本会議の悪印象だけが蔓延っていて、その他の与野党の有象無象が右往左往意味もなくひしめいているといった感がある。安倍一派の悪辣で狡猾なやりかたで、どのみち「民主制」など根付かないこの国を、自分らの都合のいいように操るべくいとも容易く制覇していっている。あれよあれよという間に国民の代表たる国会を実体を伴わない膨大な議席数で占領してしまった。彼らはこの、おのれらの国民存在における実体のなさを熟知している。独裁とは、ここを出発点にして恣意政治を実行していくことだ。つまり、決して国民的コンセンサスは得られないはずの政策実現のために一極権力集中体制を構築する(合法的に....勿論合法ではない裏工作で)ことが彼らの悪辣な手法から可能になる。

 蛇のように賢く(鳩のように素直に)。悪と戦うには悪が通りそうなところ、やりそうな手法に罠を仕掛けることだ。ネズミ捕りの要領で。機動隊は確かに自己意思に拠る行動実質を有することができないロボットである。彼らは命令通り、職務に忠実に市民を排除する。しかし彼らの手は座り込むおじいおばあの手をつかむが、同時に彼らの家族の手も握っているわけだ。そこに心の痛みがないわけがない。同じ手だが、どうして使い分けられるのか。アメリカ人は概ねクリスチャンだが何故彼らは平然と戦争で人を殺し原爆で大量殺戮できるのか。何故彼らは殺した後、神に祈るのか、何故そんなことができるのか。あいつらの神は、都合よく彼らに人殺しを許しているとでも思っているのだろうか。だが、一般の兵士はかなりの数が帰還後PTSDを患い、自殺願望に駆られる。それは間違いなく人殺しを是認する神など存在せず彼らの中にもそんな神はいないことを示している。とすればいつもこうした非人間的犯罪を何食わぬ顔で国家規模で実践する「机上の作戦参謀」たちが、ロボット化した兵士、警察を使っておのれらの欲望充足のために戦争をし、我々に襲い掛かるように仕向けているというわけだ。憎むべきはこいつらだ。こいつらを排除することが、封じ込めることが、喫緊の課題である。

 言わずもがなのことを言っている。しかし、言わなければいけないのが政治だ。安倍晋三は国民の敵だ。政界から追放するように大衆ムーブメントを巨大化していかねばならない。(つづく)

 

 

 

 

 

 

 



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