沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩349 沖縄と日本 34の3

2012年01月22日 12時48分52秒 | 政治論
 下地などいう酒焼け男が自己保身のために繰り出す辻褄の合わない行動は、既に、愚にもつかぬ低劣なこの国の下男的使い走りにすぎず、本来なら一顧だに価しないと切り捨てるものなのだが、これも沖縄かと肯じて、「総じてなんぼ」の算段をするが身のためか。琉球が優勝劣敗の人間界法則により、より野蛮な猿真似国家日本によって欧米並みにアジア諸国同様侵略の餌食とされて(薩摩侵攻)以来、王府が途絶える「琉球処分」をはじめとして「沖縄戦」「米軍統治」「密約返還」「普天間詐欺」まで、この日本という国とアメリカという世界征服超絶蛮人国家によって「犯され」てきた歴史は、返す返すも残念な内容に満ちている。向後もこの惨状が続くかと思うと涙も出ない。今更、「同じ日本人として」慙愧に堪えぬなどと偽善的にのたもうても詮方ないが、ほんの数年前までは彼らと同じようにこの国の沖縄に対して繰返す到底許しがたい国を挙げての差別行為を半ば黙認、無関心を装ってきたことは、彼らと同じように断罪されるべきことであろうと彼は思う。沖縄の人たちが、己の県土に展開する米軍基地から、世界の紛争地帯に、飽くまで人民殺戮の戦争行為のために発進を繰返してきたことを自らの「戦争加担」行為とみなし自責する心情にあることなど、本土人は十分に知らねばならない。「普天間詐欺」は、無条件返還以外ありえない「沖縄基地負担軽減」という名分にあったにかかわらず殆ど脅しに等しい外交で「地位協定」並みに倒錯した居直り強盗の末、アメリカが世界戦略を口実に日本政府を誑かして、移設条件付与のふざけた詐欺行為に出たと考える必要がある。憎むべきはアメリカ、オバマである。しかしまさしくその片棒を、進んで担ぐ日本政府官僚は、アメリカ傀儡政治を地で行く情けなさだ。沖縄の海兵隊諸君が可哀想に、普通の心情では到底堪えられない人殺しを即座に実行するべく訓練しごかれ機械化し殺人マシーンとなり、イラク、アフガン、に送り込まれるはいいが、多くは精神異常を来たして軍隊的には使い物にならないという有様だ。彼らの中には自殺者が急増している。かつてベトナム帰還兵がそうであったように、戦争で経済を動かしている国家の国民は、貧困低学歴の故に軍隊に就職し、使いまわされ擦り切れてぼろ雑巾となる。およそあらゆる戦争はこうした社会的弱者の悲劇的人生なしには遂行されないが、世界の誰も有力な非戦言論も行動も起こさないという人類精神史の暗黒を目の当たりにし、人類などさっさと滅亡してしまえと思うのはしかたがあるまい。(中断)


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