沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩531 考察 11

2014年05月23日 08時38分01秒 | 政治論

 琉球沖縄の抵抗反発は続く。何故なら、それが環境(高江原生林希少動物ノグチゲラ、ヤンバルクイナ、辺野古ジュゴン、希少生物の)を悪化させ、人々の生活を日常的に脅かし(普天間、嘉手納等爆音、危険物オスプレイ脅威)、一旦戦端が開かれたら真っ先に狙われる格好の攻撃対象(ミサイル飛来地点)であり、そうでなくとも中国の領海圏拡大化(東シナ海プレゼンス)の日本側防波堤化している地政学的立場が、益々県民の実際的な危機感に拍車を掛けているというのに、そこへ火に油を注ぐような新基地を造作しようとしている。少なくともアジアのことはアジアに、という言い方さえ通用しそうな門外漢の欧米的干渉によって(日本政府の奴隷的国策的協調を付加しながら)対中、対北の日本側外交交渉カードを偏頗なものにしているのが現状だ。彼らのやっていることは、日本にとっても当然沖縄にとっても歴史的世界的見地から見ても到底肯定し推進する気組みを生じ得ないものとなっている。とりわけ環境問題の視点から琉球奄美島嶼地帯の自然環境保全においては、米軍基地の存在は完全に「悪」そのものであろう。これに関しては国際生物多様性の日(5月22日)に約70の環境団体から辺野古移設撤回要求声明が出された。(つづく)



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