環境影響評価書の内容は、到底、環境に対する、米軍基地の建設がもたらす影響を評価した実質を、有しないものらしい。「建設ありき」で「アワセメント」する官僚的手法が見え見えということだが、この、「建設ありき」がこの国の根本にある以上、「普天間返還」も彼らの「辺野古新基地総合計画」も頓挫する運命にある。これが彼らの所謂「普天間固定化」だが、「諸国民の提携」たる実質と権威、威力を全く有しない「国際の連合」が、本来「是正勧告」なり「差し止め命令」なりすべき「民主主義の危機」を無作為に放置している有様では、世界性を放棄した現代精神、乃至哲学的課題という視点の喪失状態にある人類史の、絶望的末期的症状と捉えつつ、殆ど「原始的」ともいえる「座り込み」による間断なき抵抗に「自己実現」を図る以外、人民が、国家の横暴、諸外国の侵略性に打ち勝つ手立てはないということになる。少なくとも、本土で横行する人民と国家の馴れ合い現状に対し、沖縄はその歴史において「自己実現」の方途として権力との馴れ合いによる解決策などあり得ないという経験則が染み込んでおり、「裏切り」「金銭的懐柔」「欺瞞的振興策」で全て彩られ「密室密約」政治に騙まし討ちされた戦後の屈辱的経験をいやでも「教訓」としなければならず、現今の、人民闘争形態に到ったということだ。確実にいえるのは、この、沖縄における闘争本質こそ、この国が政治によって改善される唯一の方法実例だということを、我々は認識しなければならない。我々人民は、根本的に無力であり、無力であることが、最善最大最良の武器だということだ。つまり、肩担ぎミサイルもいらないし、マシンガンも必要ない。だが、ゲリラであることにはかわりがない。果たして未明4時の奇襲に対する備えはなかったのか。(中断)
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