沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩491 問題 3 右傾政権

2013年11月19日 09時08分03秒 | 政治論

 この安倍政権によって、この国が誤った方向へ加速度的に、急速に傾斜している(急速な右傾化)ことは誰しも気が付いているものと思う。彼がしていることは、戦後レジームからの脱却というコンセプトで、基本的には日米同盟の強化、深化、を諮るがために、現今日米安全保障条約が”軍事的に”片務関係に置かれている状態を双務性へ引き上げるべく、所謂集団的自衛権行使容認を立法化し、米国国家安全保障体制に呼応しつつ国際紛争への積極的加担を法的に可能にするため9条の内容を根本的に改変して、この国が概ね軍事的に実力行使できる国にしようというのである。これが、戦後レジームからの脱却というスローガンの意味であって、要は旧自民政権が遠慮しておおっぴらにやり遂げ得なかった、というジレンマの除去ということだ。従ってそこには改革的な、あるいは人民主義、民主的な深化という方向性は皆無だ。保守党にこれを期待するのが間違っているが、民主政権のこけ方のツケがまわってきたという、流動しやすいこの国の情けない国情を反映していてやりきれない。こうした流れから概観するに、決定的な軍国化を成し遂げるだけの気概も度胸も彼に見出せず、恐らくは亜流のソフトランディングで終始するだろうと大向こうは見ているらしい。(つづく)



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