沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩538 国家的暴政

2014年06月21日 08時13分58秒 | 政治論

 辺野古の海岸に3715日(6月20日まで)継続的に設置されている辺野古移設反対抗議座り込み用テントが何者かによって手ひどく荒らされた、という。この沖縄らしからぬ不穏にして下劣な暴力行為は、この国の沖縄琉球に対する国家的暴政を象徴するかのような印象を与えているし、彼らのやっていることがこういう性格の、低劣な精神性に基づいている、という証しのようにさえ思われる。おまけに20日の日米合同委員会決議により大幅な制限水域拡大合意に至ったというから、その国家権力横暴事態は目に見えて激しさを増してきた。一方、オスプレイからの金属片落下、などという不祥事もあり、慰霊の日の県知事「平和宣言」文言から「県外移設」の文字が消え、いかにも埋め立て承認後のこの売県知事がしそうな、変節行為を裏付ける報道もされている。7月には海底ボーリング調査が開始され、高江ヘリパッド建設も再開する。この夏が琉球沖縄にとって文字通り酷暑になる気配が一段と濃厚になりつつある。「国家暴政対一般市民」という軸で前近代的民主運動局面が繰り広げられる。いつまでこの地は本土の「お坊ちゃま」たちのために、不愉快極まりない不当にして人権無視の犠牲的生活を強いられなければならないのか、移住者の一人としてまことに申し訳なく思う日々だ。(つづく)



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