犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】神話は歴史的真実

2024年06月10日 | 日々是好日なり
むかしむかし、友人が、世界平和、地球人だの、地球市民などといってオバちゃんたちとつるんでいたのを見て、微笑ましく思っていたことがあった。
今も喧伝されるグローバリズムに通じるもので、地球全体を一つの共同体として仲良くしましょうということで素晴らしいことのように当方には映っていた。
だが、いまではそんなに良いことに思えない。

なぜなら、文化や考え方、何もかにも違う人々が違和感なく通じるのは、やはり「もの」や「金」である。
どうしても、唯物的なものの考え方、合理主義的な考え方が強くなる。
ものよりも心を大切にする傾向の強い日本人にとっては、馴染めないところが多い。

この傾向は、日本人社会全体に好ましくない影響を及ぼしていることを懸念する。
日本人社会をリードする高学歴、教養の高い人々が特に感化されているように見えるからだ。
その一つとして気になることは、日本の伝統的な価値観が軽視され、壊れていくことだ。

「古事記」、「日本書紀」の初めに「日本神話」が登場するが、これが「つくり話」として軽視されている。
神話の登場する神を祖神さまとして皇孫である天皇が、二千年にわたり統治してきた。
神道の大祭司として、全国8万社の神社の頂点にたって国土安寧を祈念しておられる。
だが、神話は当時の権力者が正統性を根拠づけるためにつくった「つくり話」に過ぎないというわけだ。

そもそも、「神話」は人間が頭の中でつくった「神」の「話」であるから、つくり話に違いない。
だが、単なるつくり話ではない、この神話を二千年来、真実として日本列島人は受け入れ、守り続けてきた。
単なる合理主義で理解できない、歴史的真実である。


同じことは、キリスト教においても。
聖書もつくり話であるが、多数の人々が絶対無二の教えと守り続けてきた、二千年来の歴史的真実である。


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