犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】春の味覚「わらび」

2024年04月26日 | 日々是好日なり
 山菜と言えば、わらび、少々、採取してきた。


 能登では、4月の中旬から、今が、盛り。
 原野などの開けた日当たりのよいところに群生しているので、採取は気持ちがいい。

 ところで、「わらび」とは変な名前だ。
 類似したことばに、「わらし」がある。子供のことで、「わらべ」ともいう。
 多分、「わらび」も「わらべ」も同じ発想から出た言葉だろう。
 若芽の頭を出したとおもうとすくすくと伸びることから、童子を連想したか。
 「わらし」の漢字の「童」をあてる。

 「わらび」は、漢字の「蕨」。
 「艹」草冠と「厥(ケツ)」の組み合わせ。「厥」は縮んで曲がるという意味で、若芽の姿から出来た漢字とか。
 「(あたまが)曲がる」のはわかるが、「縮んで」の意味がよくわからないが。

 「わらび」が芽を出して春になったという喜びの歌を探した。
「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」(万葉集:志貴皇子)

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