読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

下北半島の霊場「恐山」を訪れて

2018年10月06日 | 国内旅行

◇ 日本の霊場「恐山」を訪ねた

         

  

 妻の強い希望でまだ登ったことのない弟夫婦と一緒に、秋色濃いみちのくの果て下北半島の霊場
「恐山」を訪ねた。
  お互いの窮屈な予定を遣り繰っての日程は10月1日から3日まで。新幹線で3時間足らずで
八戸駅につくがそこからは車で恐山に向かった。恐山の後は「鳴子温泉」に一泊して新潟に向かう、
1000キロを超える強行旅程。おまけに30日は夜から台風24号が日本列島を縦断するという
予想もしなかった事態で先行きが危ぶまれた。
 案の定10月1日は東北新幹線は平常運転であるものの、そこまでのアプローチは私鉄・JR在来
線とも始発から安全を確かめながら運転開始とて運転取りやめ状態。右往左往したあげくようやく
唯一動いていたTX(つくば新線)経由で辛うじてはやぶさの出発時間に間に合った。 

 40年ほど前訪れた時のぼんやりした記憶では、天候が悪く、風に荒れ狂う宇曽利湖と殺生河原な
ど、おどろおどろしい雰囲気に呑み込まれた格好であったが、今回は時折小雨にあったものの陽も
差して「おどろおどろ」の雰囲気には程遠かった。なにより納得したのは境内にある温泉小屋の硫
黄泉には入れたことである。源泉は70℃くらいらしいが、やや熱めの二艘の湯舟、短時間ではあ
ったが霊山の寺境内での入浴は貴重な体験であった。
 宇曽利湖は火口湖で、宇曽利さんを初め多くの外輪山に囲まれている。活火山で殺生河原などあ
ちこちから亜硫酸ガスが噴き出している。恐山を訪れた人が頭痛や倦怠感を訴え、霊的現象と勘違
いすることがあるというが、このガスによる中毒症状であるという。

  
   駐車場です 台風通過中で人影もまばら

   
        宇曽利湖
   


   
      恐山菩提寺 山号は釜臥山

   


   
     この風車が独特の風景

   

   

   

   
     亜硫酸ガスの噴煙が出ています。 賽銭は黒く変色。

   
      無間地獄
   

   

   

   

   
     賽の河原
   

   
      極楽の浜
   
      極楽の浜
   
      重罪地獄
   
       金掘地獄  

   
      どうや地獄
   
         修羅王地獄
   
     修羅王地獄
   
      男湯:冷抜の湯 左手に女湯:古滝の湯

   
      ふつう写真は撮ってはいけません。手前は50度近い 奥は43度ほど
   
     三途の川に架かる橋 (通行止め)
                               
                              (以上この項終わり)

   


   

   
 

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