読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

新春描き初め

2012年01月08日 | 水彩画

◇ シンゴニウムを描き初め
  小学校では書き初めという行事があった。習字の紙も半紙ではなく長い紙に書いた。
 当時は紙は値段も高く、書き損じると大変なので新聞紙で何回も練習した。K町の小
 学校で書初め大会があって、入賞したことがある。中学校の机で書を書いている姿が
 写真に残っている。制服の肘のところに継接ぎがあたっている。

  昨年の正月には鉢植えのシクラメンと籠に入ったミカンを描いた。
  今年は妻が三女から手に入れた「シンゴニウム」という観葉植物とゾウさんの置き
 台を描いた。ゾウさんの置き台は家を30年前に家を建て替えた時にある知人から頂い
 たもの。
  シンゴニウムは小さいうちは濃い色であるが、大きくなると葉が薄淡い緑になる。
 こうした柔らかい色には硬質の陶器などが合うだろうと思って組み合わせた。
  シンゴニウムは葉脈がくっきりしていて、右から差し込む陽の光を受けて微妙な陰
 影を作るところが特徴なので、それをきれいに表現しようと思ったが意外に難しい。
  ゾウさんの置き台は描き上げてから良く見たら背中に乗った荷台部分が少しいびつ
 になっていた。ゴッホやセザンヌも結構こんな絵を描いているのだから、ま、いいかと
 そのままにすることにした。 
  いつも迷う背景色は明るい色の葉っぱと陶器の器質感をだすためにインディゴとペ
 インズグレイを主体にしてみた。

  
   CLESTER 8号

                                          (以上この項終わり)

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