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気が向いたときに気が向いた話題でつぶやきます

天の川銀河の中心部にガンマ線の「巨大な泡」

2010-11-13 | つぶやき
米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの天文学者らがフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡の19ヵ月分のデータを分析した結果、天の川銀河の全長10万光年の円盤の上下に、ガンマ線放射による長さ2万5000光年の泡が発見されたという。この泡を生み出した原因は不明だが、1つの可能性は、天の川銀河の中心にある超大質量ブラックホールだという。太陽の400万倍を超える質量がある超大質量ブラックホールは、周辺の物質が中に落ち込むとともに、凄まじいエネルギーの放出を起こしうる。他の可能性は、中心部における強力なスターバースト(銀河どうしの衝突などで、星のもととなる星間ガスが短期間に大量にできることで、一度に大量の星が形成される現象)で、1000万年ほど前に起きた可能性があるという。2009年に打ち上げられたプランク衛星や、2012年に打ち上げが予定されているX線宇宙望遠鏡『eROSITA』によって、より詳しい原因が分かることが期待されている。 ⇒ http://wiredvision.jp/news/201011/2010111122.html
ガンマ線は最もエネルギーが高い電磁波で、超新星爆発やブラックホール、中性子星などから放出されることが知られている。

世界初、南極大気レーダー建設へ

2010-11-13 | つぶやき
南極・昭和基地近くに世界初の大型大気レーダー「PANSY」を第52次南極観測隊が来年1月から建設し、3月頃から部分運用を開始するそうだ。直径160m(甲子園球場規模)の敷地に、高さ3mのアンテナを1045本立て、日本が建設するレーダーとしては最大級という。この計画には国立極地研究所や東大、京大など9大学と8研究所が参加。数年後には北極や中緯度にある観測器とも連携し、地球全体の大気の流れや気候変動の予測精度向上に役立てるほか、オゾンホールの観測も行うという。 ⇒ (11/13朝日新聞夕刊)

アジア大会囲碁競技

2010-11-11 | つぶやき
12日に中国・広州市で開幕するアジア大会に囲碁が初めて採用され、20日、開幕する。10の国・地域が出場予定で、混合ダブルス(ペア碁)、男子団体、女子団体の3種目のメダルを争う。日本代表はトップ棋士10人(男子6、女子4)のチーム(愛称「知恵の和ジャパン」)でメダルを狙うが、中国、韓国、台湾が厚い壁として立ちはだかる。中国、韓国、台湾チームには、国際棋戦の個人戦で優勝経験のある棋士が複数人いるが、日本はゼロだ。また、台湾代表には日本棋院所属も日本国籍を持たない張栩、王銘琬、謝依旻、王景怡の4人がいる。しかも、国内7大タイトルの内、3冠を保持する張と女流3冠を独占する謝が一緒にペア碁に出場するというから強力だ。井山裕太名人の分析では「中国、韓国の実力は非常に高く、台湾も全く侮れない。勢いは寧ろ台湾が上」という。「でも、ベストの力を出せば、中国、韓国に勝つチャンスは十分ある。」ということなので注目したい。 ⇒ http://www.asahi.com/sports/spo/TKY201011110299.html
日本代表<男子>山下敬吾(キャプテン)、井山裕太、高尾紳路、結城聡、山田規三生、秋山次郎、<女子>鈴木歩、吉田美香、向井千瑛、大沢奈留美、<ペア碁>高尾・向井、結城・鈴木
(関連:8/2マイブログ)

太陽活動停滞で2013年以降にミニ氷河期?

2010-11-10 | つぶやき
太陽活動が停滞すると、北半球の平均気温が0.7度ほど下がることが東京大などの研究からわかったそうだ。日本では梅雨の湿度が1~2割高まり、降水量が増えることもわかったそうだ。太陽活動は2013年をピークに数十年の停滞期を迎えることが予想されており、地球がミニ氷河期に入る可能性もあるという。●東京大大気海洋研究所と同大宇宙線研究所などが、奈良県の室生寺にあり、台風で倒れた樹齢392 年の杉の年輪を解析。17~18世紀に太陽の活動が極めて弱まった時期の炭素の量などから、当時の宇宙線の量を調べた結果、この時期は平均して宇宙線の量が1~2割増え、北半球の気温は0.5度下がっていた。また、太陽活動が特に弱かった年は宇宙線が3~5割増え気温は0.7度下がっていたという。宇宙線の変化による地球の気候への影響が初めて確かめられたという。●太陽活動が停滞すると気温が下がるのは、地球に降り注ぐ宇宙線を遮る太陽の磁場活動が弱まり、その結果、宇宙線が地球の大気と反応して雲が生じやすくなったり、窒素酸化物ができたりするためと考えられるという。 ⇒ http://www.asahi.com/science/update/1109/TKY201011080433.html
13年以降、数十年にわたってミニ氷河期に入るなら、地球温暖化対策はどうなるのだろうか。再生可能エネルギーの利用拡大や低炭素社会への移行は化石燃料枯渇対策として必要不可欠の筈であり、一時的なブームに終わってしまうようなことにならなければ良いが。

地球温暖化対策に「奥の手」:「モントリオール議定書」

2010-11-10 | つぶやき
「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」(正式名称)は1987年に採択され、フロンから代替フロンへの移行の流れを作った実績がある。12日までバンコクで開催されている同議定書の締約国会議で、最高でCO2の12000倍もの高い温室効果があるハイドロフルオロカーボン(HFC)という代替フロンを規制できるようにするかを決めるという。HFCは温室効果ガスを規制する京都議定書の対象だが、2013年以降のポスト京都議定書を決める交渉は停滞しており、11月末にメキシコで開催されるCOP16でも絶望的と見られている。そこで、世界のほぼ全ての国が加わる「モントリオール議定書」で規制する案が「奥の手」として期待を集めているという訳だ。只、HFCを多く生産する中国やインドなどが急速な削減に難色を示しているため、決着が来年以降にずれ込む可能性もあるようだ。米英両国に本拠を置くNGO「環境調査エージェンシー(EIA)」によると、HFCの全廃は、世界で化石燃料から排出されるCO2 の3~5年分の削減に相当し、「モントリオール議定書」による温室効果ガス規制は最も安上がりで効果的だという。 ⇒ http://www.asahi.com/international/update/1110/TKY201011100211.html
(関連:10/13マイブログ)

古細菌:仲間の「体」を再利用

2010-11-08 | つぶやき
深海底に棲む微生物「古細菌」は、自分の体を作るのに死んだ仲間の体を使い回していることが海洋研究開発機構の高野研究員らの分析で分かったという。古細菌は、熱水の噴出口など他の生物が生きられない深海に多く、その量は地球全体で10億トンと推定されている。神奈川県沖の深さ1453mの海底でブドウ糖を「餌」として与えて405日間調べた結果、古細菌は「餌」を細胞膜作りに使わず、代わりに仲間の死骸の細胞膜を流用していることが分かったという。古細菌が細胞膜のような巨大物質を取り込む仕組みは不明だが、分解力が強い酵素が必要になるため、ノニルフェノールなど人工有害物質の分解に役立てられる可能性があるそうだ。 ⇒ http://mainichi.jp/select/science/news/20101108ddm041040097000c.html
古細菌は全ての真核生物(動物、植物など)の祖先となっている原核生物である。また、原核生物は古細菌と真正細菌に分けられ、これは系統樹で生命誕生後の最初の分岐である。

米FRBの追加金融緩和策

2010-11-07 | つぶやき
が11日から韓国で開催されるG20首脳会議(サミット)で批判の的となることが予想されるという。アジア諸国や新興経済大国だけでなく欧州も、FRBによる6000億ドル(約48兆円)規模の追加金融緩和策により、自国の通貨に上昇圧力が生じ、資産バブルが発生するだけでなく、引いては景気拡大を損なうことになると非難しているという。ドイツのショイブレ財務相は中国に関し批判しているのと同じことを米国は異なる手段で実施している(金融緩和は形を変えた為替相場操作)と批判し、G20サミットで断固として取り上げると表明したそうだ。ブラジルのマンテガ財務相はFRBの政策を誤りだと呼び、ヘリコプターから資金をばら撒くのは良い結果につながらないと語り、G20会議でこの政策を批判すると表明したそうだ。また、中国は憤りを示しており、崔天凱外務次官は多くの諸国がFRB政策からの経済への影響を懸念していると表明したそうだ。 ⇒ http://jp.wsj.com/Finance-Markets/Foreign-Currency-Markets/node_144861
低金利マネーを世界中に供給し、再びバブルを発生させないと景気低迷から抜け出せないとなると問題であろう。

次世代ロボットで世界的リーダーを目指す米国

2010-11-06 | つぶやき
ロボット技術(RT)は従来の情報技術(IT)のように、未来の社会を転換する威力を秘めており、世界で開発競争が激しくなっている。これまで軍事用ロボットの研究開発を主体とし、産業用ロボットの分野では日本と欧州に比べ劣勢に甘んじてきた米国が、「次世代ロボット」(高齢者・障害者の支援をはじめ、医療や農業など)の研究開発で世界的リーダーの地位を確保しようと大きく動き出したそうだ。●まもなくスペースシャトル「ディスカバリー」で、世界で初めて、人型ロボット「Robonaut 2(R2)」を国際宇宙ステーション(ISS)に送り込む。先ずは無重量空間でも道具を用いて作業ができるかどうかを調べることが目的だが、最終的には宇宙船内外での宇宙飛行士の支援を目的としている。●7月には2012年度に重点的に予算を振り向ける戦略的研究開発分野の一つとして「ロボット」を特定。9月には中小企業によるロボット研究開発を促進することを目的とした「RTD2(Robotics Technology Development and Deployment)」計画を発表。(スターウォーズの「R2-D2」をもじっている)●ホワイトハウスは初の試みとして「Science Fair(科学展)」を開催。ロボットをはじめとする様々な科学技術の競技会で優秀な成績を収めた中学・高校生チームが集まってそれぞれの成果をオバマ大統領に披露し、その功績を祝う会だという。また、今年から「National Robotics Week(全国ロボット週間)」という行事を開始。春には全米各地で様々なロボット関連のイベントを開催、来年以降も毎年開催することが議会で決まったそうだ。●米国がこれまで力を入れてきた軍事用ロボット技術が民生分野に波及。米アイロボット社の掃除ロボット「ルンバ」は、もとは地雷除去ロボットのために開発されたナビゲーション・システムを土台にしているという。国防省が開発を後押しした無人ロボット車の自律走行技術と、戦地で負傷した兵士の治療のために開発された遠隔手術ロボット技術が、これから民生利用で大きく飛躍しそうだという。 ⇒ http://jp.wsj.com/IT/node_144601
産業用ロボットの分野では競争力のある日本のロボット技術であるが、「次世代ロボット」分野で米国が国を挙げて乗り出してくると脅威になりうる。また、最近のロボコン世界大会で日本チームはアジア勢に敗退しており(中国が4年連続優勝)、日本のものづくり力の地盤沈下が懸念される。さらに、民主党政権の科学技術に対する姿勢も懸念材料だ。

肥満:先進国で深刻化、OECDが初の報告書

2010-11-06 | つぶやき
OECDが先進国の肥満の現状と予防策の費用対効果について、各国の公衆衛生の専門家らが3年がかりで纏めた初の報告書を発表した。それによると、加盟33カ国の成人人口に占める肥満の割合は、男性16%、女性17%。国別では、日本が男女とも3%で最少。最多は米国で、男性32%、女性36%、以下、メキシコ、英国、豪州、カナダ、ドイツ、スペインオーストリア、フランスと続く。●肥満はぜいたく病と捉えられがちだが、最近は貧困層に多いという。安く高カロリーな加工食品が増えたこと、健康に関する知識が普及していないことなどが背景にあるらしい。日本を除く9カ国を対象にした分析では、女性は米国、韓国など6カ国で所得や社会的地位が最も低い層で肥満のリスクが最も高く、男性も、オーストリアやフランスでは所得などが低くなるほど肥満が増えたという。企業に「肥満の人は生産性が低い」という思い込みがあって肥満でない人を採用する傾向にあり、それが所得格差の一因と見ているそうだ。●肥満は世界保健機関の基準に基づき、「体格指数(BMI)30以上」と定義される。BMI=体重(kg)÷(身長(m)の2乗) 日本人は極端に太らなくても高血糖などを伴う人が多いので、国内では日本肥満学会の診断基準に基づいて「BMI 25以上」を肥満としているそうだ。 ⇒ http://mainichi.jp/select/science/news/20101105ddm013100006000c.html