英シェフィールド大学などの国際研究チームがチリにある大型望遠鏡を利用して、地球から約16万光年離れた大マゼラン雲の中のタランチュラ星雲で、質量が太陽の265倍、明るさは1000万倍の超巨大恒星(R136a1と名付けられた)を発見したという。年齢は約100万歳で、誕生時の質量は太陽の320倍と推計されるという。これまで太陽の150倍程度が質量の上限と考えられていたが、今回の発見で星の誕生から死までの定説が覆される可能性もあるようだ。 重さが太陽の8倍以上ある星は、最後に超新星爆発を起こしてブラックホールなどになるが、この星は最後の爆発も激しすぎて何も残らない可能があるという。 ⇒ http://www.asahi.com/science/update/0723/TKY201007220678.html