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JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

追悼本 「歴史に生きる 鈴木正四」

2008年03月17日 | Weblog
 鶴見俊輔氏の「戦後日本の大衆文化史」で、井上清・鈴木正四『日本近代史』が紹介されていました。たしか、あの方ではと、以前に読んだ「『歴史に生きる 鈴木正四』 ー一コミュニストとして歩んだ戦前・戦後ー」の著作目録を見たら確かにそうでした。
 鈴木正四先生を知ったのは、「赤旗」での上田耕一郎氏(元日本共産党参議院議員)の追悼文を見たときでした。
 戦前の激しい拷問に屈せず、戦後も歴史家として、コミュニストとして、公然と日本共産党支援し続けた、知識人としての勇気に感動しました。
 自民党の市長候補カーとすれ違ったとき幼稚園の娘さんの「あの人良い人、悪い人?」との質問に「そうゆうことは、簡単には言えないんだよ。人は色々な考えをもっていて・・・」と話されたそうです。また、夫人やご家族のご苦労も大変だったと推察したしました。
 物事を事実に基づいて、全面的に発展的に見つめられていたのかと、思います。
ご家族の年代ごとの3枚の写真は、その人柄がにじみ出るものです。
 この、本は、今もわたくしにどのように生きるべきかを、語ってくれています。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ありがとうございます。 (m.s)
2010-10-01 05:16:50
当方、鈴木正四先生のゼミ出身者です。先生の追悼本が出版されたことを、おかげさまでこちらで知ることができました。先生は、ゼミでも「柔軟で広い視野」をもったご発言をされており、深く教えられました。自主的に開いてくださったサブゼミ(課外)では上田耕一郎氏の著作を高く評価されていました。先生の棺を上田氏もかつがれたそうです。市原様の引き続くご健闘を祈念します。
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すみません、追伸です。 (m.s(愛知県))
2010-10-01 05:45:12
>物事を事実に基づいて、全面的に発展的に見つめられていたのかと、思います。
大学のゼミ(世界現代史)でもその通りでした。SSDⅡのとき、核兵器について「ハリネズミ論」で核武装を肯定したある学生のレポートにたいしても学生同士の「事実に基づいた」議論を大切にされていました。先生の著作でベストセラーになったのは「民主主義革命」(岩波)「戦後日本の史的分析」(青木)。よろしければご一読を。
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