JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

世界経済危機の根源にアメリカ産業基盤の弱さ、不破哲三氏の最新著書

2009年09月30日 | Weblog
 不破哲三氏の最新著書「「激動の世界はどこに向かうのか」日中理論会談の報告を読みました。
 アメリカが世界に押しつけた、新自由主義とアメリカ発の経済危機の背景に、アメリカの歴史的なものづくりの力が落ちていることを指摘しています。
 氏は、岩波新書の鈴木直次氏の著書「アメリカ産業の盛衰」1995年で有益な知識を得たと述べています。
 また中国共産党からの質問に答えて、一人当たり、日本の15分の1のGDPでも多くの分野で成功していることを社会主義をめざすことの優位性と指摘。
 また、セイフティネットの遅れを弱点としています。
 また、中国の若者が社会主義の優位性を実感できないなど、大きな問題も感じました。
 社会主義の目標として、①すべての生産手段と社会的な経済活動が、社会の共同の所有と管理にもとにおかれること。②国家的統治が社会的な自治に移行すること③一人ひとりの生活が自分の能力すべてを全面的に発展させる機会をもつこと。
と述べています。
 すでに、党大会で、社会主義段階と共産主義段階の区別をすべきでないとの、見解をはっきりさせており、こうした、回答になったのではないでしょうか。
 なお、なぜ、日本ではルールある経済社会にならなかったのかの歴史的解明もさらにすすんでされています。

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