JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

辻井喬氏の文学論「私の松本清張論」

2010年12月01日 | Weblog
 松本清張作品を語るだけかと思いきや、戦後「純文学」の欠落を補う松本清張文学と位置づけるなど、文学論として語っています。
 加藤周一氏の「日本文学史序説」は、明快な論旨で結論づけていきますが、辻井氏は、問題を投げかけるという手法をとっているようです。
 親交があった、三島由紀夫や司馬遼太郎氏との歴史観の違いなどは、注目されます。
 司馬遼太郎氏について「『坂の上の雲』が取り上げられ、彼の平和思想などについてはふれられることが少なく」と言っています。

 

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