JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

もうけ第一から人間の自由な発達が生産拡大の力に

2019年07月23日 | Weblog


なぜ、日本共産党なのでしょうか。
 国民合意で人間の自由な発達の機会と条件が保障された社会めざす。
 1、経済の発展へもうけ第一主義の限界 
私が高卒後働いた工場の経営者が「会社はもうけるためにある」と言って、労働組合を徹底的に弾圧しました。
 自分の会社がもうけることをすべてに優先する現代の仕組みが、経済を発展させる根本的な仕組みでよいのか?当時の私は人と人が争う仕組みを疑問に思い、マルクス経済を学ぶきっかけになりました。
 2、「もうかる」原資はどこにあるのか?人間の労働力とその労働が生み出す価値の差です。資本主義は、生産手段を持った資本家が、労働者の労働力を買い、その労働が生み出す価値との差を大きくするための、死にものぐるいの競争によって、急激な生産力の拡大をなしとげました。
 そのことが、貧困と格差の拡大や環境破壊など、人類の存在すら危うくする事態を生み出しました。
 3、生産手段の社会化・労働時間の短縮が生産力の拡大に
 失業と過労死が強制される社会から、「自由な勤労者が対等平等の立場で協力し生産する」生産手段の社会化に向けた、長い時間をかけた、国民的合意の社会の経過の中で、人間の自由な発達が、経済を発展させる力になる新しい仕組みが育って行くのではないでしょうか。そのことが、さらなる労働時間の短縮と人間の自由な発達の機会と条件の保障の拡大につながっていくのではないでしょうか。
 ただ、具体的な仕組みは、将来の時々の課題と国民合意にかかっているでしょう。