JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

追悼本 「歴史に生きる 鈴木正四」

2008年03月17日 | Weblog
 鶴見俊輔氏の「戦後日本の大衆文化史」で、井上清・鈴木正四『日本近代史』が紹介されていました。たしか、あの方ではと、以前に読んだ「『歴史に生きる 鈴木正四』 ー一コミュニストとして歩んだ戦前・戦後ー」の著作目録を見たら確かにそうでした。
 鈴木正四先生を知ったのは、「赤旗」での上田耕一郎氏(元日本共産党参議院議員)の追悼文を見たときでした。
 戦前の激しい拷問に屈せず、戦後も歴史家として、コミュニストとして、公然と日本共産党支援し続けた、知識人としての勇気に感動しました。
 自民党の市長候補カーとすれ違ったとき幼稚園の娘さんの「あの人良い人、悪い人?」との質問に「そうゆうことは、簡単には言えないんだよ。人は色々な考えをもっていて・・・」と話されたそうです。また、夫人やご家族のご苦労も大変だったと推察したしました。
 物事を事実に基づいて、全面的に発展的に見つめられていたのかと、思います。
ご家族の年代ごとの3枚の写真は、その人柄がにじみ出るものです。
 この、本は、今もわたくしにどのように生きるべきかを、語ってくれています。