『クッチーナかねしん』さんの情報を「とまとと」さんから聞き、
行ってみた。
2020年2月初旬のころ。
クッチーナかねしん
〒781-2153 高知県高岡郡日高村本郷２４８
オシャレなイイ感じ。クッチーナって、イタリア語だったか？イタリア料理？ピザとかある？
わからん、なにもわからん。
未知を既知とすることこそがムシマルの是。
入る。
日本酒をいきなり頼む。
初手ビールが定跡のムシマルに気まぐれが・・・・・いや、午前中に酒蔵カフェに行ってしまったからだ。
酒を呑めずに酒蔵カフェ。酔鯨さんに生ごろされていた。
（あそこで車でしか行きづらい場所で酒を呑むにはどうすれば…？）
思い直す、今は目の前の酒。
いただく。
ぷしゅーですよ、うまい。
アットホーム感はありつつも居酒屋にしてはシックな雰囲気、清潔感があるというかごちゃついていない。
家族連れで来られるお客さんもいて、お子様客もいらっしゃる。
お通しも来て、始まる。
お通しはマカロニ的な、ウェスタンっぽい味。
うんうん、面白い。
さて何を頼むか。
食の軍師風ムシマル、
「店の名物とか今日のおすすめとか書いてあるやつを頼む陣」を決行しようと思う！
名物もおススメもいっぱいある！
くッ！初手は変化球じゃないほうが良い気がする、
無難に、あ、魚があるモンスマ。
※モンスマは「モンスタースマッシュ」とかそういうアプリの略にあらず、モンスマガツオだ。
タタキかな？刺身かな？
とりあえず一品目モンスマが決定する。
「本日のおすすめ」厳選4つ。
ここから選ぼう！溺れたものがカルネアデスっちゃうみたいに縋り付く。
「昭和のオムレツ」ください。
別メニューで「ふわとろオムレツ」というオムレツもあるらしい。
だが昭和だ、昭和のSにする 。
そしてオムレツのO、もういっちょ昭和のS、
SOSだ。
助けてください。
メニュー決めでこんなに迷ったのは久しぶりといえよう！
食を一つの戦とする身として、メニュー決めは戦局をがっちり左右する要素！
さてどうなるか！
わが策は成った！
モンスマ登場、同時に初戦が優勢であると戦局見定める。
お皿がでかい。
ゴマがまぶされてある！
こんなにゴマってまぶされるもんだっけ？
タレはかかってるタイプ。
タマネギとネギが秋の掛布団より掛かってるタイプ！
もぐもぐっとね。
弾力を残し、小癪！
風味が悪戯っ子な風味。
カペタな感じが出ている。
刺激的、魚はたたいた皮の匂いがしない、ゴマの立ち昇るような香りに薬味に酒が進む。
（名店であるとの判断はまだであるが・・・、良店であるとはもうこの時点で言える）
ゴマで生臭さを封じる作戦、大成功ー。
そして昭和が輝いていた。
なるほど・・・・
美しい。
美しいっていう言葉は、人の生き方とオム系列の料理に本来使われるべき・・・21世紀を生きたムシマルの言葉だ。
オムライス街道に思わぬ伏兵がいたな。
あとチキンライスがあれば完璧。
しかしなくても完璧。あんべっく。
おっとフランス語が出たり出なかったりした。
すくう。
洋食感あるけれど家庭料理感もある！ダブルである。
イモ、キノコ、タマネギ、挽き肉。
それらを包むハーモニがもう交響楽団のそれ。
天はたまごを指揮者にしたまおう。
一食のオカズとしても、栄養というか内部種類の豊富さがすごい。
いや実際問題ふわとろオムレツと食べ比べしたい！欲求が沸騰する。
たやすく食べ終えてしまう。
いともたやすく行われる美味しい行為。
ふう、どうしよう。
もう一品。
再度のオムレツ大作戦か、チキチキ名物チョイスオペレーションか、メニューに書かれてるおつまみカレーもやたら惹かれる。
うううう、胃袋的にあと一品？
どうしよう。お酒一杯と、だから日本酒に合うもの？どうしよう。
閃くものが、あった。
「納豆スペシャル」
この店、意外に納豆推し。
このメニュー立てには納豆スペシャルだけが宣伝されている！
ほかに納豆キムチヂミに納豆オムレツもある。
納豆以外にもくさやという高知居酒屋に置いてあるところあんまない品もある。
頼む。
獺祭もだ。獺祭置いてある店が高知市内でも珍しいのに、置いてるんだと驚愕。
頼んだ、来た。
メニュー説明「納豆をいろんな具材と一緒にピリ辛具材で炒めました。レタスで巻いてお召し上がりください」って書いてあった。
こんなんか！イメージとはまた違うというか百聞は一見にしかずの代表格である。
スペシャルって名前がスペシャル感ある。
韓国風焼肉みたいな感じか。
納豆と混ざってるのは、キノコとネギと挽き肉・・・さっきのオムレツ具と被ってる？
しまった、いろんな料理の幅を見るには、逆にカレーとかがよかったか？
あ、辛みの赤もある。
こうか、おお、なんか日本文化を間違って理解してしまうような文化の裏口に入ったような。
もぐり。
邪道の王道。『バクマン。』の主人公が描く漫画みたいな邪道感。
でも美味い。
納豆は熱されて、どこかおとなしくなっている。
火が入ると粘りが消えるんだったか。
食べやすい、納豆のエントリーモデル。
ちょいピリ辛だけど豆の甘さがある。
盛る。
（あれ、これ見た目より量多いんじゃんねえ）
そういえばほかの料理もまーまー量多め。
レタスがまた、しゃっきりぽんで食べやすくさせてくれている、何って、納豆をだ。
完食。
（名店に、敗北って感じ）
3,300円とかそのあたり。
〇日本酒が豊富
〇謎メニュー、気になる名前のメニューが充実。
〇おつまみカレーが気になりすぎて夜も眠れない
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