本場インド料理スビ マハル
[ディナー]17:00~23:00
本場インド料理スビ マハル (SUBHI MAHAL) - 後免町(とさでん)/インドカレー | 食べログ (tabelog.com)
本場インド料理スビ マハル (SUBHI MAHAL) - 後免町(とさでん)/インドカレー | 食べログ (tabelog.com)
良いものが売るほどあって、実際売っている。
ムシマルは買う側、バイヤーだ。
見た感じ、5種はある。
たこ天、エビ天、ハムカツと、アジ天ぷら、なんかいろいろ混じった揚げ物、かき揚げ?
訪問した。2020年の6月。
ムシマルは晩酌セットやちょい呑みセットと呼ばれる
アルコール類+数品で1000円台くらいのセット
が好きなのだ。
それをここで見つけた。
時間制限、曜日制限あり。
メニューを貼ってくれている。
刺身あり、地酒あり、うん、良さそう。
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https://tabelog.com/kochi/A3901/A390101/39006829/dtlmenu/
入る。
店内はダークな感じの色調、人、これをシックと称すだろう。
ムシマルは気後れした。
思ったよりもオシャレ感ある。
(2Fへの階段が続いている・・・・意外とキャパシティがあるかもしれない)
座る。
「お飲み物は何にされますか?」
「あ、ええ、表で見たビールセット(だったっけ?)を」
オーダーは通る。
あれ、ムシマル緊張している。
6月後半平日だからか、訪問18時台だからか、ほかに客がいないこと。
ちょっと思ってたのよりも瀟洒な感じだったのが緊張の原因か。
よし自己分析できた。
あとは呑むだけだ。
ビールが来る。
涼しげなグラス。
ごきゅ。
おいしい。
カン。あれ?
なんか固い音がするな、このテーブル。
タイルみたいな素材なのか、・・・・たまにムシマルは置くときに力加減というか落下の目測を誤ることがあるので割っちゃわないようにしないとな。
つきだし。・・・じゃないやセットの一つ。
マイゴ貝。
ああ、苦みと一緒に郷愁みたいなものが襲来。
高知ではよく皿鉢で見かけるあのあれが、ああこんなにね、懐かしいと思えるなんて。
他県に行ったら全然でないんだもんな。
ネイリのお刺身が来る。
きれいな色をしている。
上等だ。
もぐもぐと食べてみる。
恐る恐るではない、時には大胆にだ!
いつとはなしに怪しく噛み続ける男が存在しそうな、弾力のある刺身。
涼やかという言葉で片付けるのが惜しいような、口のなかにエアコンを放り投げられたような(訓練されていなければ死ぬ)心地のよさ。
思わず祝杯。何に?
だれよりも硬質の音を立てるデスクに。
せせりのから揚げ。
これがビールセット最終の一品のよう。
ボリュームはなかなか。
(ビール一杯にマイゴ貝、刺身に揚げ物で1,000円・・・聖人の価格だ。
いやフェアトレードの必要性を感じるくらいこっちに優位な気がする)
もぐ。
どこかある淡白さを揚げることで無事に補われたという確かな満足。
なんでかイカゲソ揚げを連想した。
マヨネーズと細長い、イモケンピ状の形のせいか。
引っかかれたように跡が残る味、癒すように酒が入る。覿面に、良い。
これは1000円で終わらさないぞ、かじ取りを「呑み進める」に切る。
ええと「泥亀」を。
「芋と麦がありますが、どっちがいいですか?」ええと・・・・どっちでもいい、は店員さんが困るから、「芋をロックで」という。
おばんざいに目を光らせる。
「ナスの揚げびたしを」圧倒的好物う。
よし。
来たのを迎え入れる、恭しく口へ。
冷たくて気持ちいい。
そしてカツオのいい香り、馴染む。
ムシマルの血液はナスで浄化される。
ナスによる浄化主義、ムシマルです。
芋焼酎は、呑みやすいようで一口が重い。
いまだにムシマルにとっての適正焼酎呑み速度がわからない。
ちびちびちびちびと飲みながら、ちびちびちびと『キラー・イン・ザ・レイン』を読む。
良き。
しかし茄子をスルスルッと食べてしまう。
ううん、食べやすいメリットは時としてアテとして弱い弱点もある。
ナスは何にも悪くない。ムシマルの呑兵衛度が低かった。
ではコッテリを最後に頼もうか。
揚げ物もいいけれど(フグ白子豆腐の天ぷらが気になっていた)・・・ここはおばんざいシリーズから『鶏モツ煮』。
来た。
鶏がむちッとしている。
ときどき過度に滑らか。
これは歯に贅沢ですね。
コッテリと、フォアグラの無想転生みたいな夢で食べた味みたいな感じがする。
すん、のっそり立ち上がる生臭さはリアル。
いい、夢でかつリアルなんて、最高だ!
いい、2,500円くらい。
(うん、いいな)
いいばっかりして、自分のなかで首肯ばっかりして終わる。
豚バル デュロックファームへ。
月~木はちょい呑みセットをやっているのだ。
高知県高知市追手筋1-8-12 TEL.050-5263-7582
土佐電気鉄道伊野線 堀詰駅 徒歩3分
JR土讃線 高知駅 徒歩15分
鉄道伊野線「堀詰駅」より北へ約250m。元リブロードの北側。
(55番街西入口を入ってすぐ)
入る。
大入りは2F、カウンターでしんみりは1Fの様子。
入り口、手前から2つ目に座る。
すいません、ちょい呑みセットを。
飲み物は、今週の赤ワイン・白ワイン・スパークリングワインでなかったらなんでも選べますよ。
じゃあ、今週のセレクトワインでない普通ワインならいけるのか。
赤ワインが通った。
1100円でのちょい呑みセット。
お値段は手軽いほうだがはたして・・・・?
おおおお!
歓喜の歌が喉から胃からソラシド!
ある!多種!
料理の説明をしてくれる。
豚肉の燻製塩漬け、豚スモークタン、豚レバー、彩りでオリーブ。
オリーブとレモンとなんか葉っぱが混じることで意外とバランスの良さそうな彩り。
あ、スルラクセで見たことある赤い実だ。
何の実かわかってない、人生で何十個も食べているのに。
これで飲み物付きで1,100円はお得だ。
お得度ランキング2020暫定1位。
ちょい呑みセット、好きなんですけどあんまり開発できていない。
いざ探すと見つからないよね!
実食。
オリーブはなんか概念がオシャレ。小豆島から生まれる概念をいただいている。
こんなオシャレおつまみとは思わんかった…。
あれ、この野菜は歯切れが異様に良い!
世界にはよく知らない野菜がある。
味はないけど食感が艶々しい昆布のようだ。
豚タン美味しいな。
ちょっとたおやかな感じがあるけれど、張りがある。
お酒のアテとしての十分な弾性を保っている。
この肉にはなり切るというか、ある程度の覚悟があるのかも‥‥。
「美味しい豚タンだ」っていう自身の自覚が。
当たりだ。
この一口でワインは充足あふれる天上のガソリンとなる。
豚タンで幸せになる、幸福度が高い。
ハッツ!
豚タンは幸せの国ブータンだったんだ!!
世迷言もたいがいにしないといけない。
豚レバー。
まろやかだ。
クセはそんなにない。
口のなかに、籠の中の小鳥のように、閉じ込めておきたい。
しかるのち羽ばたくように呑み込みたい。
いや、満足度高い。豚肉だけでも部位で差異を出すことができるのだな、ため息吐息を出す、満足ブレスだ。
ワインが空く。
探してみる。次を。
(も一杯ともう一品ってところかなぁ・・・。)
意外とパスタとピザが豊富、豚しかないイメージだったけれどだって豚バルだから。
フォルマッジオとかある・・・・。フォルマッジオって響きが好き(ジョジョ5部っぽくて)。
胃袋的にと、豚専と決めていた気持ちからとで、豚料理を選ぶ。
うーーん、メニューを穴が開くほど熟読し、2択。
「炙りチャーシュー」という男性人気高いだろうという1品と、
「パテ・ド・デュロック」店名を冠した、つまり店主自信の表れっぽいパテ。
これで悩んでいるとスタッフさんがこちらに話しかけられる、聞く。
これとこれでーーーどっちが?
「ワインには、パテ・ド・デュロックの方が合うと思います」
じゃあ逆らわぬ!おススメに委ねられよう。
赤ワインおかわりと、パテ。
赤ワインが先。
よくわからないなりに赤ワインの方が肉に合うのだけは何となく実感できてきた。
苦みと肉脂が相生してくれるようなしてくれないような美味しさ。
で、来たのがこちら、美しいというか、なんかムシマルのごときフレンチ初心者が夢想するザ・キングオブフレンチみたいなヴィジョン。
で、パテって何だっけ?なんかウインナーの中身をいろいろなものと混ぜて四角くしたみたいな感じだったかね?
なんということでしょう、これからパテを食べるのにパテのことをよく知らないっていう。
いやなんとなく知ってるというか、ミンチの擦りものみたいな。
もぐ。
うん!味は、ウインナーが波立つ粒だつ感じ。
意外にお子様でも気に入る味。楽しい。
これはオシャレさんですねえ。流行るし、店の看板になる。
立派な店のコース料理のメインかメイン1個前に出そう。
王様のレストランに出てきそう。
実に、素晴らしい。
あ、添え物のタケノコ、おいしい。甘さの強い甘酸っぱさ。
このタケノコを小鉢にいっぱい貰いたいくらい小技が利いている、
お肉が詰めミンチ肉としてにゅるっとしているから、食感の対比も素晴らしい。
料理マンガだったら、「へへ、これも食べてから評価を出してよ」とか言って単品で負けそうなところに出して「まるで別物だわ」「へへ、おっちゃんのアドバイスのおかげだよ」って感じで逆転勝ちそう。
パテの味、おそらく豚バルだからクセとか噛み応えの強そうな豚料理が揃ってる中で(たぶん)格段にニュートラルで食べすすめやすい。
ちょっと人品のよいまま食べ終える。
なんとなく獰猛な食欲に支配されずに理性と技術でスッキリとごちそうをいただいた。
もちろん、金は払う。2500円。
いやモツ煮もある、気になるなあ豚バルのモツ煮。
お酒焼酎もあったし、ワイン組み立てだとお上品になるから、もうちょいこう取り敢えずビール入りとか、いつもと違う焼酎入りとかしてみるのも面白そう。
お手ごろ。
パスタも気になるけれど・・・・まだ豚を多種食べたい。
(終)