熊野町で18時半くらい。
晩飯食べて帰ろうか。
『筆の里工房』でゲットした町歩きガイドブック(散策編と食事処編の2種あり、食事の方)を開く。
・・・・お好み焼き屋さんがダントツで多く紹介されている。でもそれはお昼食べたしなー。
次点は・・・お寿司屋さん?山中の町なのに意外。呉とかに近い広島南の方だからか?
うーーんと、って最終的に何が判断基準になったか不明だけれど『キッチン 洋っ定屋』に。
洋っ定屋(よってえや)
℡082-854-3976
住所:熊野町出来庭3-1-7
休み:水曜日(火曜日はランチのみ)
駐車場5台スペース
たぶん「洋定食屋」っていう店種類と「よってや」っていうお誘いのダブルミーニングが気に入ったんだと思う。
なんかかわいらしい感じの店。
カウンターに座って、選ぶ。
あ、オムライスに力を入れているっぽい。
じゃあオムライス一択かな。
オムライスが好きなので。
「エビフライとハンバーグのがっつりオムライス」1,120円、それを大盛りで。
盛りだくさんのオムライスよりもゴチソウなものってあるか?ないぜ。
雑誌を読んでおとなしく待っている。
来る。
とてもととのった姿をしている。
うーーわ。
完ぺきな洋食。その似姿。
絵本の中の食べ物みたいだなって。
(また別プレートの上とかではなく、オムライスの上にハンバーグとエビフライをのっけてあるのがいい。)
やっぱり丼とか〇〇ライスがあって、具があったらその上に載せないとね(変なこだわり)。
の群れの中に、味噌汁。
福神漬けとラッキョウもある。
入っている容器が洋食屋さんっぽいようなそうでもないような。
味噌汁だけは、味噌汁でおみそにされてないんだ。
(スプーンとフォークで食べるのかな?ミソスープを)
味噌汁のことばかり気になっているオムライス好き。
そんなことでオムライス好きと言えるのか。
味噌汁は白みその、上品仕立て。
オムライスに 到達する。
デミグラスソースにケチャップにマヨネーズ(マヨはでもハンバーグにかかっているのか?)
ぱく。
ううわあーってなる。ちょっと濃いめのデミグラス。
薄地のケチャップライスにソースが染め抜いたように味を貫いて映えて、うわーです。
そのデミグラスの海に、ヨーグルトソース?かなんかの白い線が入っていて悩ましい。
ハンバーグ、載せて食べてみる。
ハンバーグが暴力的!
に、うまい。いやいうまい。
ハンバーグがジャイアンみたいなマイウェイなおいしさ。
言い方が悪かったら聖職の方が振り回すモーニングスターみたいな静謐な乱暴さ。
機械で作ったのじゃないですよ感がすごい、手作りハンバーグ。少年の夢。
ここのハンバーグ、洋食の鑑みたいであった。ラーの鑑。
そしてエビフライ。私の、そしてみんなのイメージしているエビフライよりももっと勇壮でかつ宇宙の虫みたい。なフライ。
ガリバリ。
頭から噛み込んだから、歯がすべてを踏み砕くような取り返しのつかなさを聞く。
その後に、香ばしさ。
あとから味。
聴覚、嗅覚に続く3番目だ、いや視覚も先立っているから、4番目だ味覚は。
ソースまみれではあるが、サックザクの食感があっておいしい。
いろんなものとオムライスのコンビ度を推しはかる判定試験をしているかのように、多くのものがある。
オムライスとブロッコリ。
味噌汁とオムライス。
そして、ケチャップライス単体。
なんとなくケチャップライス単体ではパエリアというかピラフみたいな、炊いたときの香ばしさみたいなんがある。
どこか懐かしい、家の懐かしさでなくて子供の頃に行った洋食屋さんの懐かしさである。
タマゴはふわふわしている、いやしていない。
むしろトロドーロとなんかオムの中で何かを溶かしそうなくらいでろっとしている。
純黄たる霧霞のなかで待っている。何を?食べ落とされる一瞬をという感じ。
逆ハングリースパイダーである。
たぶんこの辺りでムシマルは自分が何を書いているのかわからなくなった。
わかる方は、ニュアンスだけ理解してください。
あ、でもこの言い方は悪いかもしれないけれどムシマルはケチャップ部分とオムライスの組み合わせが一等好きかも。デミグラスより。
デミグラスはちょっと味強いから、合わせるのはオムとじゃなくてもいいじゃん、となる。
パンとかスパゲティとか白ご飯とかそんなので。
でもケチャップにはどこか首長竜が灯台に恋して鳴くような切なさがある。多分ある。
そして大盛り、なんか最初大盛り感に気づかなかったけれど見えない部分がボリューム大。
これはけっこう・・・・・・・・・・・・・ムシマルの長いオムライス人生のなかでも上位クラスにオーバーキルなオムライス。でした。
完食。
満足感という意味ではオムライス色の金字塔が建てられそうであった。
がっつり1の大1,340円。
・・・旅先っていうかちょっと遠くだと奮発しちゃう。
広島ブログも参加しました。
後日談というか、プチ情報。
こちらの店は芸人というか司会の「猿岩石」有吉氏が贔屓にされてた店らしい。
同氏は、この辺り出身なのだとか。
以上、現場じゃないところから書き足しました。