ムシマルの高知うろうろグルメReturn~広島想い出も添えて~

2020年4月こちらのブログに一本化します。
高知も広島も記事あってややこしいですが、慣れると良いかもです。

『ゴーダキング』のホルモンバーグは全国一位

2017年02月28日 21時36分24秒 | 広島・肉系

ちょっと迷って、やっと看板にたどり着く。

「必殺!」 って書いてあるよ、殺されてしまうのか。

 

牛が?それともムシマルが?

 

 

ホルモン焼き ゴーダキングというお店に入店。

 看板が何やら刺激的。

 

 こちらのお店は、ムシマルが『新久千映のまんぷく広島』というマンガを読み、

そのマンガで紹介されていて気になっての入店。

 

必殺!ホルモン焼ゴーダキング

電話:050-5590-1034 (予約専用番号)

   :082-249-3112 (お問い合わせ専用番号)

時間:18:00~翌6:00

住所:広島市中区西平塚町4-26

http://www.goda-king.com/

 

店内。

 

いきなりの内装。

 

「牛の愛かみしめて肉喰らえよ」

と大きな字で書かれている。

 

 

 

・・・・・・・・店内のすごい内装といい、

看板のちょっと強面キャラといい、

何も知らなければ確実におじてしまうような店舗。

 

しかしここのあれはすごくすげえそうな。

 

では注文。

 

ビールとー、

 プリプリホルモン790円とヤサキ590円と、

 

そして

 絶品ご当地B級グルメで全国第一位に輝いた

『ホルモンバーグ』880円を注文。

 

 

あ、あと生ビール。あと白ご飯もください!

 

 

さて、これでもうムシマルが今回語る物語は起承転結の承まで行った。

 

あとは転転転々転転!

転がっていくだけのお話。

 

これはムシマルが転がっていくお話。

 

焼肉屋さんには珍しく、マンガが置いてある。

『北斗の拳』やら『賭博覇王伝 零(カイジを描いた人のギャンブル漫画)』があり、読んでいる。

 

面白いなー。

100枚ポーカーを読んでいる。

 

ホルモンが来る。

あ、こういうサイズか。

けっこうでかい。サツマイモと比べても遜色ないサイズ。

このまま焼けばいいのか?

 

疑問に店員さんが説明してくれる。

店員さんは、赤いシャツにゴーダキングと書かれている茶髪レディー。

 

「こちらのホルモンを焼いてください」

「焼けたらハサミでチョキチョキして食べやすいサイズに切ってください」

「火事に気を付けてください、油がすごいです」

端的ではあるが、そんな説明。

 

ではご飯も来たし、

長く楽しむために一枚?一本?数の呼称がわからないがお肉一つずつ焼いていこう。


ああ、だんだん油が滴ってくる。

だんだん炎と本能がさかってくる。

 

なんだかぐにゃりとした物体、すなわちホルモンがだんだん焼けていく。

 食べごろではないか、それ、ちょっきんだ。

 

一個体から、一口サイズであれば6つや8つくらいにはチョキチョキできる。

 

うはは。微苦笑が漏れる。

ホルモン、受け皿としての白ごはん。ビール。

もう役満ではないか、ロイヤルストレートフラッシュクラスだ。

ホルモン好きなんです隠していましたが実は。

家族はあんまりホルモン好きがいなくて、「一族の中からホルモン派が出ただと!?」って言われる日々。

誇張が激しいけれど途中までは嘘ではない。

 

いただきます。

ぐにゅるり。にゅんにゅん。

 

 

僕は唇をふいた。

ぬぐってもぬぐっても、ホルモンの感触が消えてくれない。

だけど困ったことに不快じゃなくて。

 

というか美味しかった。

 

ヤサキが来る。

矢先のことを何も知らないのに頼んでみた。

今ネットで調べたところを見ると、

え!心臓なのか。ハートとかココロって言われる部位の別称。

淡泊だけれどどこか粘るような味わい。

塩でいただくと滋味が出てぎゅっとする。

 

ムシマルは食べる。

ムシマルは焼いて焼いて焼いて食べている。

 

 

 白ご飯足りないかもなー。

 

 

 

とりあえず、お肉群を半壊状態に。

これは軍事的に言うと総崩れといっても過言ではない。

 

ムシマルは容赦しない。

ムシマルには慈悲がない。

ムシマルは食欲だけ。

ムシマルは肉欲だけ。

 

 

頼んでおいたものが来る。

ホルモンバーグが現れた!

これは、見た目だけでわかる。

少なくとも旨いだろう。

 

もっと言えば、ジャンクな旨さだろう。

 

鉄鍋の中で油が跳ねる踊る歌う。

 

ナイフもフォークもない。

ということはお箸でいただけるのか。

 

ずびし。

箸でつまむ。

なんだか普通のハンバーグより白い。

一般的ハンバーグよりどこかつぶつぶ。

つくねっぽい?

 

食べるぞ、食べるぞ。

 

今、箸を口に運ぶところだ。

今、迎える口を開いたところだ。

 

ぱく。

 

ひゃー、女殺し油地獄だね、言葉の意味はよくわからないけれど。

 

これはすごい。

極旨の土砂崩れというか、

舗装されていない肉ストリートというか。

 

食べたときに波がある歯ごたえ。

ぎっちょむぎっちょむ食べ音がするよう。

 

ホルモンが丸ごと入っているらしい。

ネギ塩の香り、こんなにシンプルに香ばしいのか。

 

やっべうっめ。

 

柔らかい、肉汁こぼれる、弾力ある、歯ごたえあるがランダムに襲ってくる。

 

ハイボールを頼んでしまう。

 

ああ、白ご飯のお替りのほうが良かっただろうか?

肉汁に絡まれそうになるあの瞬間に、白ご飯を混ぜたら大した結果になったと思う。

 

 

ホルモンバーグを食べ尽してしまう。

 

ムシマル、炭水化物に未練が残っていた。

(あそこはやっぱり白米だったかな、ホルモンバーグの登場シーンに花束のように白いご飯を添えればよかった)

 

それはムシマルに、ラーメンを注文させてしまう。

辛そうな真っ赤なラーメンと、ホルモンラーメンの2種があって悩んだ挙句にホルモンラーメンを注文する。

 

来る。880円。

あれあれ、ずいぶんジャンクな感じのラーメン。

でも意外と色は淡い気もする、パステル。

 

キャベツにニラに、ホルモン。

あと具材かーってほどにコショウが振られている。

 

ずるぅぅずっず。

 

豪快な焼肉屋さんに似合わないやや細麺。

よく絡む。

スープがうまい。耽溺しそう。

 

 

 

ホルモンの時間が始まった。

だけどもう困らない。

ホルモンの時間をじっくりと味わい尽くすのだ。

 

キャベツたちも、ほかの食材も一回焼いてから煮込まれているようだ。

いい匂いをさせる店だねえ。

 

ホルモン鍋をした後に〆の麺を投下した時の味に、確かに似ている。

 

 

完食。

 

4千数百円くらい。

お会計の時に、お店の大将さんと思われる方(つまりはムシマルがビビッた看板キャラクターのモチーフ)と対面したのだけれど、

イメージよりも、あの画よりもこわくない!

勝手にプロレスラーぐらいのでかい人を思っていたけれど、中肉中背くらいに思えた。ちゃんと背比べをしていないのでわからないのですが。

 

 

それでは結することなどのない日々に戻ります。

 

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可部『ガラスの里』はまちなかにあるのになんだか広い

2017年02月27日 22時46分15秒 | 広島県名所

可部にある『ガラスの里』に行く。

まるでシンデレラがうっかり落としそうな里。

 

時は12月のピーク頃。クリスマス間近。

 

広島の、賃貸家周辺から1時間ほど。ちょうどいい距離といえなくもない。

街道沿いにあるんです。

 

だから近くにはコンビニ、ラーメン屋とかガソリンスタンドとか、バイク屋さんとかそんなのもあったような気がするなんというか変哲なき通り。

道は対面2車線であり、ややこじんまりした通りの印象。

 

こんなところにあるのも不思議なくらい。

 

入る。

駐車場係の人が誘導してくれる。

よし停めて、入る。

 

と。

洋風だ、宮殿風。

なんかイメージと違うな、 「里」ってことばにのんびり和風を感じていたムシマル。

 

ほんで、なんかスタッフさんがされている。

なんだろう、ガラスの靴でも大量に置いたのかな。

 

より近づくと、わかる。ガラスの、キャンドルだ。

クリスマスイベントみたいだー。

 

さらに近寄ると、うんガラス。

 

夜はキレイなんでしょうな。

残念ながら今は夕方にすらなっていない16時未満。

まだまだだぜ。ここがきれいに見れるのは。

 

歩く、巡る。

 

広場もあるんだ。

ここもキャンドルガラスを置いている。

照らし出されるのを待っているガラスたちがおとなしく待っている。

地球儀?

なんだかあれですね、ミュージアムかと思ったらそれだけではない。

オブジェモニュメント付きミニヨーロッパ邸広場みたいな感じ。

 

ここはあれなんですね、公的な機関設立ってわけではなくて

ガラスかビーズ関係の会社さんが「ガラス・ビーズを身近に感じてもらうために」ガラスの歴史やら工芸作品を見せたりアクセサリー作りの工芸体験ができたりする。

 

TOHO。

 

草の根PR的。

 

 

ベネチアにガラスのなにか本場があるのか、変なオブジェもある。

 

夜であったら怖そうで、いい。

 

ガラスの原石だっけ?巨大な何かがある。

 

ここで有料施設に入る。

ビーズ施設とガラス施設があり、2施設で1,000円。

 

 

 

銀化されたガラスっていうのが面白かった。

あと昔のガラス作品の作り方。「巻きつけて、抜く」なんですねー。

 

順路だけ行ったり来たりしたけど、

ぎやまんとびいどろの違いも分かったので満足。

 

 

 

 

 

 

 

ヨーロピアンで、ピザ釜でのピザ提供もあり(イベント日だけかもですが)ファミリー層によさそう。

 

 

 

 

 

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宇品港グルメ:牡蠣小屋(宇品)でミルキー鉄男チックによい感じになる。

2017年02月25日 22時30分05秒 | 広島名物牡蠣のたぐい

青く晴れた空、白い雲。

読んでも帰らぬ遠い日のようで遠い日でない。


宇品の公園にある『ミルキー鉄男のかき小屋』に。

 

日曜日の15時。

待ち時間は・・・無しの模様!

 

一人で行くのはおじる(≒怖じる・怖い)んですが、牡蠣料理をおいしくいただいてみたいのだ。

 

入る、キョロキョロ。

スタッフさんが「初めての方ですかー?」みたいな感じで聞いてくる。

は、はい。

 

ではほしいものを選んでレジまでお越しください、という風なことを。

ほしいもの、ムシマルのほしいもの筆頭一位は愛であるが、それは金では買えないし買ってはいけないものなのだ。

 

えっと、牡蠣かな。

気づくと目の前にカキがあった。一かごだか一トレイに一杯。これで1kg?

ずし。

これが1kgの重みかー。

 

命の重み、殻の重みだ。

 

で、かき小屋って牡蠣だけではない。全然ない。

 

サザエにアワビにホッキガイ。

車エビにイカほか海のものほか。

 

お肉もある!お肉、焼き肉か。

どうしようブれる。目的がぶれる。

 

・・・・・・・・・・・・

結局、ムシマルは

カキ1kg+キノコセット+カキ飯だ。

カキ飯は300円だったのです。

炭やら手袋、トングやハサミなど代で+300円。

お会計を済ませ、焼き場に案内される。

おおなんか、剛健な感じであります。

エプロンが置いてあるので、装着する。これで完全体だ。

 

スタッフさんから説明を聞く。

 

砂時計。蓋。

裏返し。

砂時計。

刃を入れる。

 

 

論より証拠。


まずはキノコを焼く。

キノコは金アミに直だとマッハで焼けてしまうので、

一段高いところに。


カキは、まず平たいほうを下にして3分焼くという。

その3分は、備え付けの砂時計で判断する。

 

次には裏返す。カキも、砂時計もだ。

その間、蓋をする。

貝殻が弾けることが怖いためである。

 

それができたらこうなる。

ここに来れば貝は開いているはずであるが、開いていない場合は刃物を差し入れテコの原理ほかで開く。


で、そのあともちょっと焼き、念には念を入れよ。

 

調味料にはお醤油ポン酢唐辛子塩コショウと、ムシマルの台所並みかそれ以上に充実。

 

がぶりむしゃ。

ああキュンとなる。

もうこれはときめきといってもいいかもしれない、ときめき。


あつあつのはふはふで、ひょっとしたら胸が痛くなるくらい。

 

もうあれでした。

えぐさまではいかないけれど、独特のカキ風味が、引き寄せる、勝利を!・・・・・・・勝利って何に対して?

わからないムシマルは、もっと蒙昧になりたいと思ってお酒を取りに行く。

 

食べ終えた貝殻を捨てる。

空き灯油缶箱にがん、がん、と投げ入れる。

(なるほど)


レジでも買えるけれど、自販機で缶ビールなどが売っている。

(缶ビールのほうが、それっぽいぜ)

 

実際は発泡酒がありそちらを、350円で500ml。



ぐびぐび。

 

いやー。

苦味でドンって感じ。どんな感じなのかっていうと言葉にはしづらい。言葉には。


かきめし、美味しい。これ300円だとお得というかこれだけでおなかいっぱいになれるなりたい。

 

ずずび。

貝の殻に残った汁が、ガンガン捨て置くわけには行けないほどにおいしい。

 

最初は3個ずつ×2。

 

慣れてきた、慣れてきたぞ。

一度に5個焼いてみてもいいかもしんない。

 

ジューー。

そして胃袋はさらに望む。


カキ汁200円。ちょっとまいてしまったのは酔っていたからではなくてムシマルが粗忽ものだからなんだ。

長屋があったらきっと粗忽長屋に住むのであろうよ。

 

カキ汁。カキ入りのお味噌汁である。

ずずずといただくと、アサリ汁とも違うようなじじじじじとした貝の滋味。

アサリよりもクセがある。

 

(やばいなあ、ムシマルは永遠にこの地でご飯食べ続けているのではないか、終わりそうになれば買い足して、終わらないのではないか)

自販機で『賀茂鶴』のコップ酒を買ってしまう。

 

ああ、もうダメだ。ダメになるんじゃない、初めからダメだったんだ。みたいなひとになる。

16個くらいいただいたのか?

 

最後の1ターン。

燃えるように胃袋をカキ色で染め上げる。



 

終わる。

お片付けがいるかなーと思っていたらスタッフさんがいいですこちらで片付けますーと言ってくださる。

 

 

カキの大群に包囲されて胃袋が炎上した、

これがムシマルの本能寺かもと思ったような全然そんなこと思ってないような感じでした。

 

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とみや(別館)で切り落としをランチする。

2017年02月24日 22時57分02秒 | 広島・肉系

 

さて、現在は『再訪シリーズ:広島上半期に行ってよかったところを再確認』と題してちょこまかしている。

 

とみやさんに行ってやろうと思ったのだ。

それも、一度めは夜行ったから今度はランチという変化をつけて、

 

知りたいとなれば、いろんなベクトルで知りたいムシマルである。

 

その日は11時に家を出る。

で、市民図書館(中央)に行き、本を借りる。

 

しかし、そこで結構4冊借りるのに厳選してしまって、予定よりも時間オーバー。

『とみや』さんに12時前の混まなそうな時刻に行きたかったのだが、12時15分20分くらいにお店の前に到着してしまう。

 

ああ、行列ができている。お店の前に5~6人くらいいる。

日曜日の正午過ぎ、混む要素はだいぶ多い。もうちょっと早ければと悔やまれた。

もしくは図書館を昼ごはん後にしたほうがよかったか。後悔はいつだってあとからするものさ。

 

ちょ、待てよ!

とみやさんには確か別館があり、すぐ近くだったような。

同じ通りの30mくらい横に、別館はあった。同じように牛がある。

行列の姿はない。

 

待つのが嫌いなムシマル、こっちなら待たないのではないかとこっちにチョイスする。

とみや本館のほうがステーキで名を馳せたお店なのに対して、こっちは焼肉屋さん風だ。

 

ランチは6種類か。

 

と思って入ったら、行列が内包されていた!

 

つまり、並んで待っている人たちはいた。

しかしそれはとみや本館みたいにお店の外にはみ出るスタイルではなく、店内にいた。

 

「お待ちになられる方は、階段(に並んでいる列)にお並びください」と。



 

とみや別館

広島県広島市中区袋町2-9-1

月~水、金~日、祝日、祝前日: 11:30~14:00 (料理L.O. 13:30 ドリンクL.O. 13:30)
17:30~23:00 (料理L.O. 22:30 ドリンクL.O. 22:30)

定休日:

 



 

くっ!行列がないと見せかけて、また系列店にこれみよがしに行列を見せてムシマルをおびき寄せる策、『行列埋伏の陣』!

もうますや別館の気持ちに固まっていたからおとなしく並んでもいい気持になっている。くー、策士がいるなどこかに。

幸いにも、並んでいる行列は前に8人いたけれどグループでいうと3グループ。食事の終わりタイミングらしく、割とスムーズに進む。

 

階段で待っている間に注文メニューを決める。

 

ご飯とおみそ汁がおかわり自由!となると、

ご飯おかわりしたい気持ちをあらわにするとなると、どんぶり系よりは定食系かな。

いやしい算段ではあるが、おなか減っている+夜に仕事が入っている。

 

いっぱい食べるに越したことはないだろう。

 

王道っぽい「切り落としランチ」にするのがいいか、と待ち時間に見当をつける。

(1,000円以内だし、いいところではないか。

 チキン南蛮もあるけれど、オーロラソースのかかっていないようなものをチキン南蛮として食べることは高知県民にとってはちょっと事前の覚悟がいる。)

 

広島ではわからないんですが、高知県ではチキン南蛮っていえばオーロラソースがかかったものを言うのです。

いや、高知県のほうがマイナーなのはわかっています。

 

「すいません、○○定食と、あとカルビを」前で待っていた方が注文を決められたようでスタッフに伝えられる。

「ごめんなさいお昼の時間はカルビ単品注文はできないんです」

あ、そうなのか。

6種類のランチからだけのチョイスということかな。回転率とか考えているのかねえ。

 

のんきにしていると、次がいよいよムシマルの番。

「次、3人でお待ちの方どうぞあ、失礼いたしましたお一人でお待ちの方どうぞ」

あぶない。

なんか抜かされかけた。

 

ムシマルには、実は「影が薄い存在感がないコンプレックス」があって、

『注文が通っていない』『後からの人を先に対応される』とかがあるとてきめんに不機嫌になる悪癖があるのだ。

(ムシマルが影が薄いから飛ばされたんだろうかー)という不安がそうさせてしまう。

被害妄想気味なことはわかっているんであるが、どうも治らない。 

 

そんなこともあって、ちょっと仏頂面で着席。

 

そこからは手早かった。

座ってから数分、それくらいで品数が出そろう。

 

ごはんお味噌汁、サラダ、ナムル、たれ、

そしてお肉。大きめのが6枚だったか。

 

機嫌を持ち直す。

いそいそと紙エプロンも付ける。

 

広島牛の霜降りがあるそうな。うわ、やっちゃったな。戻れなくなっちゃったらどうしようと思うがどこから戻れなくなるのかがそもそも不明のままそう思っていたのだ。

 

 

では、ジュー。

 

瞬殺だ。瞬コロ。

油田のような脂量のせいか、あっという間に表面に茶色がつく。

 

裏がえす。

ぱくり。

ああ、甘い。甘寧くらい甘い。

甘寧がはたして丁寧な甘さを持っているかどうかは歴史家にしかわからないだろう。歴史家もわからないかもしれない。

 

でもこのお肉は丁寧な甘さ。

縦の糸はお肉、横の糸は甘さ。

 

今日のお昼は、お値段以上に良いものを食ってしまっている。

高級っていうか、歯がそんなになくても顎力が弱くてもいけそうなこちらの力をあまり必要としない合気道のようなお肉。

 

 

うがー。

 

あ、こっちは違う部位?

さっきほどには脂が多くない。

それはそれでおいしい。

 

 

気づけばご飯とお味噌汁をおかわりし、

 

(お肉3枚でお茶碗一杯の白米か、コスパ良いな)

コスパのことを考える、上戸彩みたいなムシマル(もちろん往年の引っ越しCMの発言からきており、ムシマルが上戸彩似とかエグザイルと結婚するとかそのような事実は一切ない)である。

 

ああ、この肉巻おにぎり。

 

全米が泣くんではないか、こんな高級な肉布団にくるまれたお米粒たちは嬉し泣きde男泣きするのではないか。

 

そんなことを考えながら、完食。

 

(「とみや」さん再訪という企画であったが、運命の反作用が働いて系列店とはいえ別店初来訪。

 因果なものである。巡りあわせである。

 しかし運命はムシマル丸を見放したわけではなく、このような充実感を与えてくれた。食神さまのおかげである。感謝するように)

要約すると「結果的にこの店のランチ満足できてよかった」。

 

特に前回とみやさん本店に夜行ったときはおいしいけれどワインやら頼んでそれなりのお値段であったから今回のコストパフォーマンスの良さには舌を巻いて口笛を吹きたくなった。

 

(そしていつか、今度こそ、ますや本館ランチしよう)

決意を新たにムシマルは新たなステージに旅立つ。

ムシマルは上りはじめたばかりだからな、この長い長い肉坂をよ!

 

 

 

 



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『たかのはし 清耽』で牡蠣トマト味噌ほか(来訪4回目)

2017年02月23日 15時19分23秒 | 広島名物牡蠣のたぐい

お仕事終わり、たかのはし清耽に。

2016/11/28訪問。

 


 

清耽 きよたん

 

TEL:082-246-8995

 

住所:広島県広島市中区大手町5-17-1

 

時間:18:00〜24:00(LO23:00)

 

お休み:日曜日

 



 

 

お仕事を頑張った自分へのご褒美、という名目を自分に授ける。

あと「一か月食費だけ2万円生活」をし終わったところでした。

 

 

入店。

まずはビールを。

 

悩むのは注文の品。

無限の胃袋と無限の財布があれば何もかもを頼むだけれど。

 

 

 

マグロのカマ食べたいなーと注文すると。

「これは一人では大変なサイズですよ」と大将さん。

 

そういうことを言われると、そこまで食い下がる自分でもなかったし、そこまで無性に食べたいところまでは行っていなかった。

もし二者択一するなら、「牡蠣とトマトの味噌焼き」

 

よしそれを、それと。

イワシのつみれだったかな。

 

良いつみれは苦みまで美味しい。

良い歳の取り方をした人が、大胆な若作りをする人よりも自然な魅力を発揮されているのと似ている気がするよ。

 

 

ずりずりした味わい。

骨骨ロックを感じる。

 

早めにできますメニューの一つ、南蛮漬けを頼む。


 

「鰆の南蛮漬けです」と。

サワラか、あれあれ、僕は南蛮漬けいくつも食べてきたけれど、イワシとかアジとか鶏肉とかで、サワラはひょっとして初めてかも。

ひょいっとする。

 冷たくて気持ちいい、

 

そして風味に、どこかツン、とする香り。

 

昔なんだっけ、思い出すものがある、思い出す言葉が。

「発酵と腐敗との違いは、人類にとって益があるかないかの違い」みたいな言葉を聞いており。

これは人類にとって間違いなく益のあるものだ。

益のある漬けに酒がないなる。


ああ、ぶれた。

牡蠣とトマトの味噌焼きが来て、二杯目のビールも。

この器、好きですねえ。

慌てていると写真がぶれた。


器だけ撮り直し。

いい仕事していますね。


そして牡蠣に目をやる。

牡蠣、これ旨い。

まろやかさの異差がある。

 

熱されたトマトとクリーム系の舌触り、

全体に牡蠣の持つ苦みさえも円くコーティングされている。

 

これは僕の夜が終わらなくなってしまうのではないかと思うくらいおいしい。

しびれるようにうまい。

こってりさに、これまでの節約生活してきた自分に不誠実な気分。

俺はこっちに付くぜ、みたいな気分。小早川る。

 

 

トマトがチーズが、牡蠣と不思議に合う。

不思議でもないのか、地中海料理って貝とトマトとチーズでできているもんな。

それが牡蠣でも全然調和。

大空の属性を持っていそうな炎。


 

 

 

 

 

いつしか食べ終わる。

 お酒、日本酒を頼みたくなる。

『池月』 というお酒。能登の酒とか。超辛口とか。

 

ぐいっとのむ。

あ、辛いといっても、何とか崖にしがみついている者の手を足で踏みつけるような世知辛さはない。

すぐ通り抜けていくような切れ味がある。

 

じゃあ、あと一品だけ。

シイタケと百合根の天ぷら。

ユリ根を食べるのって、ムシマル初めてかも。

ユリ根とは縁遠い人生を送ってきました。

なんかわからないな、衣が多くてその内奥が。

 

もぐ?

 

あれ、あ、甘い。


 

これが、甘い。

3球同じコースに投げるピッチャーの考えくらい甘い。

へー。おいしい。

里芋みたいな、でももっとねっとりした甘み。


おいしかったぜ。

だいたい5,000円。


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