遅れました。
どうも仕事終りの呑みにきれいに間に合わせられなかったのでした。
待ち合わせに間に合う筈であった便の電車を乗り逃してしまい、電車の中で遅刻しちゃう旨の文を送ります。
何ならスタンプも送りました。
da Yoshi sushibar take a way kochi
高知市追手筋1丁目5番11号 1F
TEL:088-821-8469
ランチ:11~15時
ディナー:17~22時半
定休日:水曜日・日曜日
https://r.goope.jp/dayoshisushibar
到着です。
靴を脱ぎ掘りごたつ席に。
そのまま挨拶をしました。
初対面な方が2名もいるのです。
既知のSさん以外に、未知のOさん・Mさんという方々との呑み。
3名はビールと付き出しだけで、本格注文はまだでした。
(間に合ったとみるよりは…20分程度なら待ってくれた感じだきっと)
すまない、言葉だけのことになってしまうが、すまない。
では。
頼んでいきます。
ちなみにお店チョイスはムシマル。
正確には幹事係のSさん「いいお店あるー?」聞かれムシマル「こことかこことか」でこちらを選んでいただいたのでした。
責任は重大でもないけれど、食べ物ブログを書いている身としては割と緊張しますね。
自分が良いと感じた店がほかの人からのも良いと思っていただけるかは試験を受けているみたいな緊張があります。
(最初にここをムシマルに紹介してくださったのはほかの方だし、自分一人だけが良いと思った地なわけではないしいいか!)
落第しても忍者をやれている乱太郎とかの気分なようなそうでないような。
もし不評を得てしまってもムシマル内での価値は失われないぞ、と。
全員ビール!
夏だもの。夏だな、夏なんだな。
そういう実感のあるフォーカードでした。
初手どうするかについては。
メニュー吟味で全員による会議でありました。
ブレインストーミングinダヨシ。
メニューの種類が豊富!
そして味の想像もややつきにくいというか、散文的であるからして、スペックよりも情緒や風情を重視されているメニュー名。
こいつは選ぶの至難ですね。
「ローストビーフをください」ムシマルは肉を食べたかった。
ほかには花魁道中や、海鮮サラダ、炙りまぐろを注文しました。
途中、
「ムシマルさんはブログ記事中でちょいちょい英語を使うのはなんで?
例:『麺をサルベージする』」
ぐ!!いい質問ですねえ・・・。
帰国子女だからさ・・・と言いたかったのですが、それは嘘になってしまいます。
英語が得意・・・というわけでもないのです。
漢検の2級くらいを持っているばかりで、英語は苦手・・・・苦手ってわけでもないけれど翻訳コンニャク的なアイテムがいずれできると思ってスピークやらヒアリングに注力していなかった節がある学生時代。
スマホの翻訳通訳機能ももうちょいなところまで来ている気がいたします、あとはそれをコンニャク化するだけではないでしょうか。
マンナンライフさんには頑張ってほしいと思っています。
ブログでときどき変な文脈で英語を使うのは、
端的に言うと、そのときは表現に変化をつけたいと思って小手先のテクニックでやったことでした。
例で言うと『麺をサルベージ』は「麺を掬いあげた」って書けばいいだけのところですが、それではなんか普通です。
普通で全然問題ないのですが。
そこを普通にしたくなくて、なんとなくサルベージした、となったのです。
例文のように英語で書いてるときは、無意識に個性というかなんか文章の起伏が欲しいのだと思って書いているのでした。普通がイヤだと茶髪や金髪にする、のと近い感情かも知れませんがその言い方だと純情な感情が1/3も伝わらないかもしれません。
そういうルー大柴氏みたいな書き方で、いわゆる受けを狙ってるに近いことをしていると自己分析をして気づくことは、分析されている!っていう心を読まれた感も合わせてなんか慌ててしまいました。
Dioの人だったら「貴様見ているなっ!!」と慌てるところです。
さらにまた、おひとりMさんはわりかしムシマルの食べログ掲載を見ておられるとか。
(分析されたらどうしよう・・・・)
この日ビールが進んだのは、このせいかもしれません。
【付き出し】
・イカバジルソース
・鶏レバー
・生姜+ワサビ
イカを、最初ただの煮物だか酢味噌和えだか、そういう良く知ってる味素朴系の味だと思っていたのです。
が、・・・口に入れた瞬間・・・・広がるハーブ。すべて合法!
バジルがイカの上でステップを取っていました。
ムシマルの咀嚼もはげしくリズムを取っていました!
和と思ったら洋!YO!YO!ちょっとびっくりですね。鉄面皮で隠しましたが。
鶏レバーは、あれこれはフォアグラ!?
僕よくフォアグラ知らないんですけど。
でもとてもまろやかで朝陽のように新鮮でした。
迂闊、ほぼ一口で食んでしまった。この味と知っていたらもっと一口一口で酒をあおったことでしたのに。
【シーフードサラダ】
とびこやサーモン・海老・イカがちりばめられたサラダ。
ソースがガーリック風味でスタートダッシュにとても良いのです。
菜食好きのSくんもまんぞく。
一時期はもう1皿シーフードサラダ行っちゃう?みたいな話まで出たのでした。
けっきょくまた頼んだんでしたっけ?
上記2品について、イカ苦手気味の方からもこのイカだいじょうぶおいしいって言われたのを聞き良い料理凄いなって思いました。
【ローストビーフ】【炙りサーモン?本マグロ?】
量はもう少しがつがつ食べたいところでありますが、そこは土佐あかうしさんの高級感。
もぐ。
弾力と弾力に裏打ちされる旨み。
ソースが、肉の持つ渾身をAパスのように押し上げる感じがあります。
ぶるぶる冷え滾って血の味が少しします。いやな血ではありませんでした。
ソースが、優秀なセッターのオープントスみたいにきれいな流線を描きます。
この牛は、まだ野に放たれたままかのような生き生き感でありました。
なぜバレーボール表現をしているかというと、終わった今になって『ハイキュー!!』にハマっているのです。
【花魁道中】
しゃなりしゃなりと。
これはもう、日本人ではアボカドを入れようと思わなかっただろう。すごいな欧米人の発想!
・・・・・・・と思ってネット検索したら、(諸説ありますが)日本人が作ったみたいですね。
そして多分最初のカリフォルニアロールからアボカド入りだったっぽい?
通常巻き寿司と海苔・ごはんの関係性が逆になっているのは当時欧米人には海苔が食べ慣れない謎黒色物体だったからみたいです。
だから歴史に裏打ちされているという意味でも、なんかいろいろ色カラフルに纏っている意味でも、しゃなりしゃなりしている意味でも『花魁道中』というタイトルはとってもふさわしそうなのでした。
ムシマルはひとかどの男になりたいと思っていた。
だがまあそれにはなれなくても、アボカドの男にはなれるかもしれない。
これを食べていればね。
※ムシマルがアボカドを食べるときにはこのコメントが入るようになりました。
マグロ+アボカド、・・・・たぶん本来はアボカドがマグロに似ていたりヘルシーな油脂分だったりとなんらかの代替的扱いだったんだと思うのに、今はこうして一緒にいる!
互いが互いの師!
まるでルパン三世の声の人みたいにモノマネから本物に昇華されていました。
あるいはご本人登場にモノマネ歌手が照れながら一緒に歌い出すあの古式ゆかしいドッキリみたいな演出のよう。
「一発撮りなんですね」「デジカメなんて本格的ですね」
OさんMさんに誉めていただく。
誉められ慣れていないのです、カメラも最新のスマホと比べて性能がいいか不明ですし、一発撮りもそう言っていただくと聞こえはいいですが、「食欲>カメラ時間」なのです。
読者の方からピンボケを指摘されることもあります。
いっつも、しょうがないよねえ、って思いながら撮っています。
【? なんでしたっけ?マグロの漬け?】
どこかオクラが芯になっている、良い印象しかなかったです。
【青森から泳いできました】
イカ・とびこ・バジルソースとなんだかさきほどまで食べたもののプレイバックのよう。
やさしい味、でもしっかりしている。
『強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない』「プレイバック」。
ここのバジルソースは侮れません。侮ったことはありませんが、あるのも今日初めて知りましたが。
鼻にバジルの芽が出て育ったように爽やかに残ります、香りが。
イカがキュッキュッと軽やかです。
「麻婆豆腐が食べたいんだよね」Sくん。
麻婆発注。
【麻婆豆腐】【タンドリーチキン】
タンドリーチキンは、骨のない食べやすいタイプ。
寿司屋さんに来たけれど、お魚ばかりじゃなくてお肉欲しいなってときちょっとジャンクなタンドリーチキンがある店、そんな店はあんまりないだろう。
ここにしかないかもしれない。
インドっぽさまで備えている。
中国、日本、インド・・・・寿司界の九尾の狐かもしれないですダヨシスシバー。
(グリーンカレーって文言をメニューのどっかで見た気がしますが、あったら多国籍すぎる、夢かもしれない)
麻婆が、美味しい。
山椒が利いて、いろんなソースが混じってでも高次元でまとまっている。
辛い。
たくさん食べるとこめかみがぴくぴくしそう。
「ごはんがほしくなる」「ビールが進む」そういうご意見が届いています。素敵な賛辞の言葉と一緒に。
ムシマルは、高知で食べる麻婆のなかで最高峰だと思う。
普段お店であんまり麻婆豆腐食べないのですが、
少なくとも広島の麻婆有名店(広島はピリ辛好きな県なのか、麻婆レベル高い)と互角クラスのおいしさ。
・・・・辛いと、旨いと、気づいてしまったからには、立ち向かう以外はない。
意外に辛さはそうでもない、っていうか山椒等の舌刺激から来るイメージほどには麻痺が来ないです。
あるいは豆腐でいっぱいの麻婆。
大将さんの芯が何かを証明されていくような料理群を食べていくのでした。
その大将さんがお話に来られる。
「お客さんと話すのが好きでね」
「うちはタンドリーチキンもヨーグルトつけるとこからやってます」
「麻婆豆腐もラー油を作るところからやってます」
中華の腕は某アイアンなシェフの父親(有名シェフ)直伝だそうでした。
「今までは水曜定休日でしたが、一日だけでは結局本当に休めなくて、最近日曜日も休みにさせていただきました」なんて裏情報も開示される。
「眼がきれいですね」Sくんが大将さんに言う。
ほかの料理人さんもいろんなドラマはおありでしょうが、『情熱大陸』に出られそうな高知料理人トップ3に入りそうです。
4杯くらい飲んでしまったか。
いやー良いのみでした。
ひとりではこんなに頼むのに1年くらいかかるでしょう。
おひとり4000円クラスだったと思います。
長太郎貝の何か・・・アヒージョでしたっけ、それがおススメと聞きいつかまた行こうと考えました。
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