①忘年のムシマル
事の起こりは仕事中の会話であった。
「ムシマルさん、忘年会の日決まったんですがお店決められますか?」
「え?(聴力が弱い)・・・・・・・・・はい、します」
それが忘年会の3週~4週前くらい。
人のお話を話半分に聞く、悪い癖が出る。単純に耳が悪いのでもある。
ともあれそういうことで幹事になって、お店を決められる権利を得た。
(えーと、課の人の好き嫌いで言うと・・・
チーズNG、辛いのNG、鮮魚NG、あと遠い人がいるから広島駅にアクセス良い場所がいい)
何がいいかなー。一人じゃ行きづらいところの方が個人的にはいいな。
そういう思いを巻き込んで、店選定をして当日になる。
ひとりでは行きづらいやりづらいBBQを職場のみなさんとしたいという思い重視で選定。
cafe de フウカ 3BANCHOBAR
- 住所(地図を見る)
- 広島県広島市中区立町3-2 広島電鉄市内線立町電停下車 本通り方面へ徒歩1分 ビル
- 営業時間
- 月~金: 11:30~16:00 (料理L.O. 15:00 ドリンクL.O. 15:00)
17:30~翌0:00 (料理L.O. 翌0:00 ドリンクL.O. 翌0:00)
土、日、祝日: 11:30~翌0:00 (料理L.O. 翌0:00 ドリンクL.O. 翌0:00)
定休日:不定休
電話番号:050-5282-7025
https://www.hotpepper.jp/strJ001143309/
室内BBQができる店である。
持ち込みOKなのも魅力。
聞けば、ホルモンなど油がすごいの以外はOKと、自由度高いよ。
予約や周知をする。
最大10名だし、忘年会シーズンにはやや早いのもあってなんとかなるのは難しくなかった。
②始まれパーティ。始まればもう終ったようなもの。
当日、一人だけ先に行く。
幹事だから?いや電車や歩きという手段をあんまり好いてないだけだった。
18時半の飲み会、18:23到着。
1階のお店の人に到着を告げると、2階に案内してもらう。
コンクリ打ち放し系内装、吸煙機が煙をゴンゴン吸っている。
こういうあれか、コンクリートジャングル的スタイルか。
こっちサイドですと案内をされお金を払い、しばし到着を待つ。
本日はムシマル職場以外に、もう1グループBBQされるっぽい。
ちょっと待つ、職場の方々を。
あ、来た。
・・・・・・・・・・N課長がいらっさらない。
途中までみんなで店に向かっていて最後ではぐれたようである。
たぶん、しんがりを務められたというか島津豊久的なあれではないか、違うかもしれない。
10分近く経つ。
あれ?
道に迷われたかもと同僚UさんとあとO上司が探しに行ってくれる。
数分後、そこには無事に到着される3名の姿が。よかった。
ふう、ムシマルが幹事の席で行方不明者を出すわけにはいかんからな。ムシマルはなんもしてないけど。
というわけで総勢9名の飲み会はじまるよ。
ここで設定の説明。
・ビール=セルフ それ以外のワインやカクテル系はお店の人にお願い)
・6人席と4人席での飲み
・勝手なイメージで鉄板コンロを中央に囲むようにBBQかと思っていたら、排煙ダクト位置の関係か壁際。
焼く人が限定されちゃうなーと思った。
※反対側の別枠BBQ組はコンロがもうちょい中央にあって、炭焼きっぽかった。いいコースなのかもしれない。
「ムシマルさんマシュマロを買ってきましたよ!」
持込OKという話を提出し、何を持ってくるか職場内でアジェンダをしたとき有力候補に挙がったマシュマロを、
チョコ入りマシュマロを探された同僚Kさんが持ってきてくれている。
「たまごも」
たまご。
タマゴとはEGGの別名なり。
何とタマゴをBBQで焼くというのだ。そういうのがあるってネットで見せてくれたのだ。
https://ima.goo.ne.jp/column/article/3820.html
「爆発しちゃわないの?」と疑われている皆さま、
安心してください、爆発、します。気をつけないとタイムボカンの悪役みたいになるよ。
熱量を間違えれば爆発すると書いてあったようである。弱火で注意。
焼きはじめる、端っこで。
せめて熱量が穏やかでありますようにと。
焼きタマゴは祈りをもたらす、
そういう点ではギャンブルとおなじだ。
それではご機嫌なコースメニュー紹介。
〇飯盒炊爨
キャンプ心をあおるやつです。
すげえってなる、どよめく。何合あるのか?
ほかは
〇ピザ
〇ポテト
〇ダッカルビ
〇BBQ用の盛り合わせ(牛豚鶏に野菜)
この時点でムシマルは失策をしていた。
しかしそれに気づいていなかった。
ムシマルがそれに気づくのは15分後。
乾杯。
そして焼きタマゴ作戦は第2章へ。
暴発した時のセーフティとしてアルミホイルで包囲することに。
アルミホイル持参はムシマル。
(焼き芋する人がいたらアルミホイルとかで包む必要があるかも・・・アルミホイルはお店に用意してないかも)
という判断でムシマルが持参してきたもの。
まさか役立つとは、焼きタマゴで役立つとは家を出るときのムシマルは考えてなかったんだよ。
焼き焼きをずっと、同僚S女史と同僚Uさんがしてくださる。
さすがキャンパーS女史だ。
キャンピングジャックフラッシュ女子である。言葉の意味はまだない。
(焼いてしまわれている。
そうか、職場の飲み会だったら若手にお仕事負担がいっちゃうかいきやすいかー)
そうなる可能性は危惧していたが、深刻には危惧していなかったので相対的でなく絶対的な尺度では危惧していなかった。
気分を味わいたくて焼きたい人とかもいるかなーとかのんきに構えていた。
くぅ、実際には責任感の強い若手に負担が二身に行ってしまったか。
まぁいいか、S女史が世間ではあまり取りざたされない闇のお奉行さま、「BBQ奉行(鍋奉行よりも認知度が弱い)」である可能性がある。
さすがモンハンで鍛えた2名である、ウルトラ上手に焼けましたである。
ワイン。
ビールからの2杯めはワインだった。
ああでもそんな、そんなですよ。
この日はアルコールを合計4杯摂取。ちょうどいいくらいかも。
そのとき、声が。
「ムシマルさんこれ辛いです!」
まじで!辛いのNGだった方に辛いのを食べさせてしまうとは。
ダッカルビが辛さの正体だった。
ダッカルビは最初、コースの標準ではチーズダッカルビであってそれをチーズ抜きに変えてもらったのでよっしゃよっしゃという気持であったのだ。
しかし、ムシマルはダッカブビを分かってなかった。
カルビの親戚と思っていたら、韓国の鶏肉野菜炒め料理であった。
韓国のだから辛い。
それを分かってあげられてなかった。
これがムシマル失策の始まりと終わりである。
辛いのが平気な方が元気に食べました。
③焼きタマゴ・・・奇々怪々だけどおいしい
焼きタマゴができたようである。
20~30分熱して、自然にひび割れてきたらオーケーということである。
皮を剥く。
ああ、焼きタマゴはゆでたまごと違う!
殻は白いままなのに、内奥は茶色になってる!焼けてんだ。
ゆでたまごより皮が剥きづらい。
ガブリ、塩を振っていただく。ゆでたまごよりホクホクしている。
香りがゆでたまごと違う。
茹でたたまごよりもひと癖ある。
味自体はゆでたまごと一緒なんだけど、おもしろい。
お肉が焼きあがる。
美味しく食べる。
よく火が通っている。
熱量は大事で、ピーピー音がするからなにかと思ったらカセットボンベの内臓燃料が足りない音みたいだった。
がんばって交換してみようとしたけれど、コツがあるのか難しかったみたい。
スタッフさんなら一発で交換された。
すげえスタッフさんのアウトドア力。一流のキャンパーであることがこの店で働く条件なのかもしれない。
焼きタマゴ続々できる。
ムシマルは詳細を知らないのであるが、焼き加減に失敗して爆砕したタマゴも一個くらいあるという。
やつは十本タマゴ(10個パックを買われていた)のうちでも最熱弱のたまご 。
お肉・野菜・ピザ・タマゴ。
そういうものが満ち満ちていく。
同郷I氏も来られる。
仕事で来れないということで、I氏分ひとりキャンセルしていたんだけどどうしよう。
って思っていたらというか思う間もなく調整をY上司が取っていらっさった。
Iさん分だけ飲み放題1,700円するという形になっていた。
よかったよかった。お食べになりなさい。
冷めかけたダッカルビをBBQプレートで再加熱したりとやっている。
④作戦は「いろいろやろうぜ」 いろいろやって終わる。
「ムシマルさんムシマルさんこれ」
お芋スナックサラダ味である。商品名は伏す。
「これを溶かして混ぜて焼いてポテトサラダにしちゃいましょう」
ヤングの考えることはすごい、同僚Kさんに言われるままに湿らしたスティックをかきまぜる。
無事に焼いたようでこっちに持ってくる。
もぐ。
苦い。ビールで混ぜたからホップの苦みがすげえ来る。
お芋スティックの本来のお味は炭水化物感と塩気だから、ビール味の影響を強く受けている!
結果としてお酒好きな人にはキライでもないかもしれない苦みがある、でも美味しいとは言えない味に仕上がっていた。
デザートタイミング。
マシュマロを焼いたやつだ。ゲストSさんが一個下さる。
テーブル移動して焼き場から離れてしまっていたからあんまりなんもわかっていなかったけれどもまだまだいろいろ焼いてはった。
焼きマシュマロは美味しい。
普通の、あの円筒形の常温マシュマロがおいしさ5とするなら焼き溶けかけマシュマロは55くらいおいしい。
「美味しさたったの5か、ゴミめ」ってマシュマロラディッツだったら言っちゃうかもしれない。
たしかにBBQ場でひとがマシュマロを焼くワケが分かった気がする。
ふしゅふしゅとした食感とほんわかした甘さが、とろける感じに両方変わってしまっている。
おいし。
「牡蠣もらいましたー」え。
なんとおタバコ関連でちょっと場所を離れていたO上司が、
隣グループと打ち解けたかなんかして牡蠣をいただいてしまっていた!
すげえ、これがコミュ力!
BBQでのパーリーピーポーちからか!
くださったのは亀谷なんとかってネームプレートをしてらっしゃいました。栄えあれ。
ちなみにお隣で焼いている様子。
この牡蠣はお店のものでそういうコースがあったのか、
持込品なのかは判別不明だけれどガッツリ牡蠣!
でかい。
フレンドリーシップまで養えるなんて、BBQすごい。
ムシマルみたいなボッチ居酒屋食べ歩き人にはリア充ピーポーって感じがしてとてもできない。
焼きタマゴは2個いただきました。
焼き芋みたいな色をしている、物は焼くと焼きイモに似るんじゃないかと思ってしまう今日この頃。
デザートにフレンチトーストが来る。
意外なデザートだなーと思っている。
「私、じつは湿ったパンが苦手なんです、乾いたパンは大丈夫なんですけど」え!ゲストYさん。
ビックリしてビックリした拍子から15分後くらいに忘年会一次会は終わる。
ではまとめ、今回は自己評価!全体の会及び幹事ムシマルの功罪をご覧ください。
よかった点
〇ワイワイガヤガヤとノリが良かった。
※若者がいろいろ持込企画を考えて来られた。
〇役に立たないかと思われながら持ってきたアルミホイルに、意外と使い途があった。
〇隣グループと謎の交流が生まれた。
悪かった点
〇焼き係が一極集中してしまった。キャンプ経験者に甘えてしまった。
〇お店に単独先行したために迷子者が出てしまった。
〇NG食べ物リサーチが不十分だった。
ダッカルビ=辛いものとわかってなかった。
フレンチトースト=「べちゃっとしたパンが苦手」というリサーチ不備。
ついでに言うとチーズダッカルビはチーズ抜きにしてもらったけれど、あのチーズは平気だったから抜かなくても大丈夫だった。
〇職場忘年会用としてはテーブル等微妙だったかもしれない。
机配置が分かれていたり(のちにN課長発案でくっつけた)、ビールセルフ注ぎとか焼き役でずっと着席がなくて立ち替わり多かった。
のんびり呑んで「今年は大変だったなー」っていう話をするテンションではなかったですがこれは好みかも。
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cafe de フウカ 3BANCHOBAR
住所:広島県広島市中区立町3-2 広島電鉄市内線立町電停下車 本通り方面へ徒歩1分 ビル
営業日
月~金: 11:30~16:00 17:30~翌0:00
土、日、祝日: 11:30~翌0:00
祝前日: 11:30~16:00 17:00~翌0:00
電話:050-5282-7025
定休日:不定休
https://www.hotpepper.jp/strJ001143309/