2007年7月29日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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今日は大曽根七夕まつりの最終日で商店街も最高の賑わいでした。
そんな中、富士通テンのイクリプススピーカーの開発者・小脇宏さんにお越し頂いて従来の音響学とは全く違うタイムドメイン理論のお話と試聴会が行われました。

小脇さんはトヨタ車のカーオーディオの研究として、車の中で如何にコンサートホールでの臨場感を出すかと言うDSP、つまりDigital Signal Prosessorの研究をしていた人なんですね。デジタル処理で音作りをする研究者だった訳です。ところがある日、タイムドメイン社の社長と出会い、音を忠実に再現するには空気の動き(音波形)を正確に再現しなくてはならないと言う事に気づき、タイムドメイン理論の実践に乗り出したそうです。そして空気の動きを正確に再現するにはインパルス(瞬間の信号)を正確に再現できれば良いと言う事になり、その為の条件を全て盛り込んで開発したのがイクリプススピーカーだと言うことです。その条件はいろいろあってここでは省略しますが、お話を聞き、試聴すると本当に良く分かりました。

成る程、だから一流のアーティストやレコーディング・エンジニア達がこぞってその良さを認めて使うようになったんだと改めて理解できました。一度富士通テンのホームページを見ていただくと分かりますが、本当に世界の名だたるアーティストやエンジニアのファンがどんどん増えています。

勿論、小脇さんも言っていましたが、味の好みと同じで音の好みも人それぞれなので賛否両論があるのも事実。お袋の味で育ち、お袋の味が一番と言う人にフランス料理を勧めても口に合わないことになります。塩味の濃いのが好きな人に薄味を勧めても物足らないでしょう。
しかし、素材の味をそのまま生かした料理は美味しいですよね。それがイクリプスなんですね。そこが『いい音と正確な音の違い』なんですね。今までも自信を持って販売してきましたが、今回改めて確固たる自信を持ちました。

今日は元ヤマハのギター製作家・江崎秀行さんも私の注文したギターが完成したので持参いただき、この小脇さんの講座を聴いていただきました。とっても気に入っていただき、近々工房を拡張したらイクリプスを買っていただけるそうです。
納入いただいたギターもとってもいいギターですよ。丁度レッスンに来ていた藤井敬吾さんにも試奏いただきましたが、そのお話はまた次回にご報告します。

あぁ、今年もサンバ・カーニバルを見損ないました。残念!

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