小脇さんはトヨタ車のカーオーディオの研究として、車の中で如何にコンサートホールでの臨場感を出すかと言うDSP、つまりDigital Signal Prosessorの研究をしていた人なんですね。デジタル処理で音作りをする研究者だった訳です。ところがある日、タイムドメイン社の社長と出会い、音を忠実に再現するには空気の動き(音波形)を正確に再現しなくてはならないと言う事に気づき、タイムドメイン理論の実践に乗り出したそうです。そして空気の動きを正確に再現するにはインパルス(瞬間の信号)を正確に再現できれば良いと言う事になり、その為の条件を全て盛り込んで開発したのがイクリプススピーカーだと言うことです。その条件はいろいろあってここでは省略しますが、お話を聞き、試聴すると本当に良く分かりました。