上達の条件その１～よい質問を持つこと～

先日からワンコイン講座の話をしたり、昨日は私が習うこと→目からウロコの話をしたりしていますが、吉本先生が皆さんの役に立ちそうな話、豆知識になるような話を時々投稿してくれると言う有難いお話がありました。これから時々登場していただきますので皆さんも楽しみにしてください。
今日はその第一回として、「上達の条件その1～よい質問を持つこと」をお送りします。

演奏に限ったことではなく、より上の技術を身につけようと思う人は、「どうすればあんな音色がだせるのだろう」「それを実現させるためには、何処をどう攻めればいいのだろう」「あのタッチの有り様は音色とどういう関係があるのだろう」など、常に課題を持って様々な角度から考えているものです。そして見たり聞いたりしたことに対しては具体的に動いていこうとします。つまり、手にいれた情報を、他人事ではなく自分の問題として受け止めていく姿勢ができているということでしょう。具体的に動く人は、嫌でも問題にぶつかるし、新しい疑問をもつことになります。そして実際に動くことで生じた新たな疑問や問題を解決する為に、さらに一歩進む・・・・。
もうお分かりでしょう。この一連の動きが日常の中で習慣になっている人こそが、上達していく人なのです。

　よい質問をする人になりましょう。入力した情報を、具体的に自分の中に取り込む中でうまれてきた疑問を大事にしましょう。よい質問をもつこと、それは大いなる上達の条件です。

その２は　～決してあきらめない～　です。　　おたのしみに～。吉本光男