今日は本来お休みでしたが、休日出勤してきました。
今日は災害対応するのではなく、普通救命講習の講師として。午後からでしたので、朝はゆっくり起床。誰もいない分、わりとよく眠れました。
昨日気仙沼のお土産を実家に届けた際、嫁と子どもたちは休みなのを良いことに、そのまま実家泊まってきましたのでね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
先日の記事『ガイドライン2010』でも触れましたが、今までの心肺蘇生法のやり方より多少の変更点が加えられた新・心肺蘇生法。
最初に挨拶をし、責任者が今までのやり方とどう変わったのかをお話し、一度展示しました。その後各班に分かれての講習。
私は8人ほどの班を受け持ち、再度の説明とポイントを解説。全くの未経験者は2人ほどで、あとは過去のやり方で受講歴のある方でした。
変わった点もそれほど大きく劇的に変わったわけではないと言うことをまず初めにお話し、変更点は重点を置いて説明。あとは、習うより慣れろと言う感じで、どんどん実際にやってもらいました。
最初は一通りやってもらい、その都度個人的にポイントを説明して。一通りやってもらった後、AEDについて注意点等をお話。
AEDは誰でも使えると言う謳い文句である以上、極端なことを言えば機械が全て手順を教えてくれる。なので、スイッチを入れることだけ忘れなければ大丈夫。(本当に極論ですけどね
)
ただ、AEDパッドを貼ったからと言って必ずしも除細動(電気ショック)ができるとは限らない。そして、AEDが近くにあるとも限らない。
だから、AEDの取扱いよりも心肺蘇生法の方に重きを置く必要があるんだと言うお話をしました。
それらを踏まえて休憩後、効果測定。最初にやってもらった時よりも長い時間やってもらう。そして、ある程度想定を作ってみる。
温泉施設の浴場内だったり、道路上のど真ん中にいると言う想定だったり。直近の救急車が不在で遠くから来る&踏切待ちでちょっと遅れる。などなど、実際に起こりうることを。
そして実施者が救急車を呼ぶフリをする際に、急に私が指令オペレーターの役をやってみたり。
3時間の長丁場ですので、なるべく飽きさせないように…と思って考えた自分なりの指導方法。それも万策尽きてくる時があるので、もっと何か無いかな…と考えています。
全員の効果測定が終わった所で修了証をお配りして、後片付けして終了。
使ったレサシアンなどを署に持ち帰るだけにして、明日でもできることは明日に持ち越し。また明日も仕事に行くことですしね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
そんなこんなで、新しくなった方法で行った最初の救命講習会。ついうっかり、昔の方法で指導しないかどうか心配でしたが、無事に終えました。
明日も仕事です。
今日は災害対応するのではなく、普通救命講習の講師として。午後からでしたので、朝はゆっくり起床。誰もいない分、わりとよく眠れました。
昨日気仙沼のお土産を実家に届けた際、嫁と子どもたちは休みなのを良いことに、そのまま実家泊まってきましたのでね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
先日の記事『ガイドライン2010』でも触れましたが、今までの心肺蘇生法のやり方より多少の変更点が加えられた新・心肺蘇生法。
最初に挨拶をし、責任者が今までのやり方とどう変わったのかをお話し、一度展示しました。その後各班に分かれての講習。
私は8人ほどの班を受け持ち、再度の説明とポイントを解説。全くの未経験者は2人ほどで、あとは過去のやり方で受講歴のある方でした。
変わった点もそれほど大きく劇的に変わったわけではないと言うことをまず初めにお話し、変更点は重点を置いて説明。あとは、習うより慣れろと言う感じで、どんどん実際にやってもらいました。
最初は一通りやってもらい、その都度個人的にポイントを説明して。一通りやってもらった後、AEDについて注意点等をお話。
AEDは誰でも使えると言う謳い文句である以上、極端なことを言えば機械が全て手順を教えてくれる。なので、スイッチを入れることだけ忘れなければ大丈夫。(本当に極論ですけどね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_setsunai.gif)
ただ、AEDパッドを貼ったからと言って必ずしも除細動(電気ショック)ができるとは限らない。そして、AEDが近くにあるとも限らない。
だから、AEDの取扱いよりも心肺蘇生法の方に重きを置く必要があるんだと言うお話をしました。
それらを踏まえて休憩後、効果測定。最初にやってもらった時よりも長い時間やってもらう。そして、ある程度想定を作ってみる。
温泉施設の浴場内だったり、道路上のど真ん中にいると言う想定だったり。直近の救急車が不在で遠くから来る&踏切待ちでちょっと遅れる。などなど、実際に起こりうることを。
そして実施者が救急車を呼ぶフリをする際に、急に私が指令オペレーターの役をやってみたり。
3時間の長丁場ですので、なるべく飽きさせないように…と思って考えた自分なりの指導方法。それも万策尽きてくる時があるので、もっと何か無いかな…と考えています。
全員の効果測定が終わった所で修了証をお配りして、後片付けして終了。
使ったレサシアンなどを署に持ち帰るだけにして、明日でもできることは明日に持ち越し。また明日も仕事に行くことですしね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
そんなこんなで、新しくなった方法で行った最初の救命講習会。ついうっかり、昔の方法で指導しないかどうか心配でしたが、無事に終えました。
明日も仕事です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
職場にあるのが当たり前だと思っていたAED。今回職場が変わり、上司にAEDについて確認したところ、AEDがないことに驚きを隠せませんでした。AEDがあるから大丈夫なわけではないですが、強い味方ですょね。予算的に難しいみたいでした。でも周りの施設にもなく、不安です。消防署が車で5分位の所にありますが、必ずしも5分で来るとは限らないし…。今は講習会等で繰り返し勉強していくことで身につけないとですね。
ちょっと意地悪かもしれませんがいつもいじめられる消防士の友達が職場で受ける講習会の講師役になるかもしれません。ちょっと難しい質問をしてみたいのですが、なにかありませんか?!
教えて下さい!!
私は仕事柄、ヒヤッとすることが何度かあり、講習受けました。
初めてのAEDを使いました。
意外に毛があると剃らなければいけないとか、濡れてたら拭かないといけない、金属は外す等
注意点もあって、簡単なことてすが
いざというときに、できるかなと、不安になりました(苦笑)
心臓マッサージも、かなり体力使いますよね!
見るのとするのでは、大違いでしたよ(>_<)
でも、受けて良かったです。
おっしゃるとおり、5分で来るとは限らない。AEDが無ければ心肺蘇生法しか助かる術はありません。必ずしも、AEDのある場所で心肺停止の傷病者がいるとは思わない方が賢明かもしれません。
AEDが近くにあったらラッキーぐらいに思っていた方が良いのかなって個人的には思います。
さてさて、少々キラーパス的な質問と言うことで
1.AEDは誰でも使えると言う謳い文句、電源さえ入れれば手順は音声ガイダンスで教えてくれますし、パッドを貼る位置も図で示してあるものです。
でも、いざ使うとなればなかなか落ちついてできるものではないと思います。時に、パッドを貼る位置を間違えた!なんてこともあり得ます。(右肩に貼る所を脇に貼っちゃった、左肩の方に貼っちゃったなど)。
その場合はどうするべきか?
2.新しい心肺蘇生法では、未就学時にもAEDが使用可能となりました。そこで、万が一小児へAEDを使用しなければならない場合、小児用パッドを使うor機種により小児モードがあれば切り替えて使うわけです。
じゃあ、小児用パッドorAEDに小児モードが無い場合はどうするか?
逆に、成人の傷病者に小児用パッド(小児モード)は使って良いものなのか?
3.身体が濡れている場合は水分を拭き取ってからパッドを貼りますが、プールサイドや銭湯とかの脱衣所など、地面が濡れている場合は感電の危険性は無いのか?
ちなみに回答としては、
1.そのまま使用する。貼る位置を間違えたとしても、電気ショックは可能です。要は、心臓を挟んでいればOK。小児用パッドには胸と背中に貼るように示している物もありますが、大人でも実際には可能です。
2.小児にAEDを使用する場合、小児用パッド(モード)が無ければ緊急避難的に、成人用で代用します。逆に、成人に対して小児用はNG。エネルギーが足りずに、有効な電気ショックにはなりません。
3.さすがに試したことはありませんが、水は電気を通すので、感電の危険が無いとも言えません。なので、地面の濡れていないところに移動させるなどの方法を取り、安全を確保する。
一人では到底無理な話ですので、周りの人に協力を求めることが大事です。
とりあえずこんな所で
2番はテキストをよく見れば書いてあると思いましたが、意外と省かれやすいところ。1・3番は過去に私が受けた質問。とにかく自分の安全を確保することが第一。人を助けるのはそれからです。
もし友人の方が知らなかったとしても、これをきっかけに知って欲しいと思ったことをちょっと並べてみました。
心臓マッサージも、人形だとバネがあるため押せば跳ね返ってくる感触はありますが、生身の人間だとその感触は感じません。そして、高齢の方ですと骨も弱くなっておりますので、実際にやればほとんどの確率で胸骨は折れます。
そこにためらいを持つ方も多いのですが、骨折は生きていれば治療できるけど、亡くなってしまえばそれも叶わない。骨を折ってしまうことを恐れず、強く(今は少なくとも5cm以上押すように指導しています)押してくださいと言っています。
心臓マッサージは疲れるもので、真冬でも汗をかくぐらいです。疲れてくるとだんだん押す力も弱くなってくるので、やっぱり誰かに助けを求めて一緒にやってもらうことが重要ですね
AEDは注意点さえ分かっていれば、難しく考える必要はありません。ただ、その場にあるとも限らないし、パッドを貼っても電気ショック適応外の可能性もあります。なので、AEDよりも心肺蘇生法の方が大事だと講習会の際には常々訴えています。