冬になり風邪やインフルエンザが流行りだす季節になりました。
今年はインフルエンザの流行が1ケ月ほど早いと言うニュースを耳にしましたが、それはどうやら本当のようで、救急要請される方でもインフルエンザ、もしくはその疑いの方が多く見受けられるようになりました。
大人でも子供でも、誰にでも起こりうる発熱。
今日はその中でも子供に起こる、『熱性けいれん』のお話をしようと思います。
熱性けいれんとは、高熱が契機となって引き起こされるもの。
生後6ヶ月から5歳ぐらいまでが好発年齢。全小児の6~8%は経験するものです。
熱性けいれんを起こす子供のうち、大半は2歳以下で最初のけいれんを起こします。けいれん時の平均体温は40℃前後。
熱性けいれんを経験した子供の7割は生涯を通して1度きりですが、3割程度の子供は2~3度繰り返すこともあります。
けいれんは全身性、左右対称であり、通常は数分程度で自然に軽快します。
子供がけいれんを起こし親は慌てて救急車を呼ぶのですが、我々救急隊が到着する頃にはけいれんが治まっていることも。
熱性けいれんの原因ですが、今のところよく分かっていないと言うのが現状です。
小児は脳が未熟なため、神経細胞を通る電気の絶縁が完全ではなく、熱によってショートしやすいのでは?と言う説があります。
また、遺伝も関係するのでは?と言う説も。
先程も行ったとおり、大抵は1度きりのけいれんですし、後に障害を残すことはほとんど無く継続的な治療は不要です。
我々救急隊が到着する頃には治まっていることの多い熱性けいれんですが、まれにけいれん継続中の場合もあります。
けいれんが長時間に及んだり、治まっても意識が戻らなかったり。
生後6ヶ月以下や6歳以上でけいれんした、1日に2回以上けいれんした。
このような場合はお医者さんに診てもらった方がいいでしょう。
熱性けいれんの場合、救急車を呼んでも構わないと思います。
たとえ結果が軽症だったとしても、世で言う救急車の不適切な利用ではないと考えます。
お医者さんにかかるにしても救急車を呼ぶにしても頭に入れて欲しいのは、難しいかもしれませんが、けいれんの様子を覚えていて欲しいこと。
もし吐いていれば、顔を横に向けたりして喉に詰まらせないようにしてください。
かかったお医者さん、もしくは救急隊に状況をできるだけ詳しく教えてください。
以上、簡単にではありますが熱性けいれんに関してのお話でした。
明日は仕事。
ここ最近は10件近くの出場で、夜中もあって寝不足気味。
ちょっと落ち着いてくれれば良いな…と思います。
今年はインフルエンザの流行が1ケ月ほど早いと言うニュースを耳にしましたが、それはどうやら本当のようで、救急要請される方でもインフルエンザ、もしくはその疑いの方が多く見受けられるようになりました。
大人でも子供でも、誰にでも起こりうる発熱。
今日はその中でも子供に起こる、『熱性けいれん』のお話をしようと思います。
熱性けいれんとは、高熱が契機となって引き起こされるもの。
生後6ヶ月から5歳ぐらいまでが好発年齢。全小児の6~8%は経験するものです。
熱性けいれんを起こす子供のうち、大半は2歳以下で最初のけいれんを起こします。けいれん時の平均体温は40℃前後。
熱性けいれんを経験した子供の7割は生涯を通して1度きりですが、3割程度の子供は2~3度繰り返すこともあります。
けいれんは全身性、左右対称であり、通常は数分程度で自然に軽快します。
子供がけいれんを起こし親は慌てて救急車を呼ぶのですが、我々救急隊が到着する頃にはけいれんが治まっていることも。
熱性けいれんの原因ですが、今のところよく分かっていないと言うのが現状です。
小児は脳が未熟なため、神経細胞を通る電気の絶縁が完全ではなく、熱によってショートしやすいのでは?と言う説があります。
また、遺伝も関係するのでは?と言う説も。
先程も行ったとおり、大抵は1度きりのけいれんですし、後に障害を残すことはほとんど無く継続的な治療は不要です。
我々救急隊が到着する頃には治まっていることの多い熱性けいれんですが、まれにけいれん継続中の場合もあります。
けいれんが長時間に及んだり、治まっても意識が戻らなかったり。
生後6ヶ月以下や6歳以上でけいれんした、1日に2回以上けいれんした。
このような場合はお医者さんに診てもらった方がいいでしょう。
熱性けいれんの場合、救急車を呼んでも構わないと思います。
たとえ結果が軽症だったとしても、世で言う救急車の不適切な利用ではないと考えます。
お医者さんにかかるにしても救急車を呼ぶにしても頭に入れて欲しいのは、難しいかもしれませんが、けいれんの様子を覚えていて欲しいこと。
もし吐いていれば、顔を横に向けたりして喉に詰まらせないようにしてください。
かかったお医者さん、もしくは救急隊に状況をできるだけ詳しく教えてください。
以上、簡単にではありますが熱性けいれんに関してのお話でした。
明日は仕事。
ここ最近は10件近くの出場で、夜中もあって寝不足気味。
ちょっと落ち着いてくれれば良いな…と思います。
お医者さんの中でも、とりあえず様子を見ましょうと言う人もいれば、ちゃんと脳波の検査をする人もいると聞きました。
他に別の理由でけいれんしたかもしれないですしね。
実際何度か熱性けいれんの現場に出場しましたが、やはり大半は既に治まっているものです。しかし、数回はけいれん継続中。救急車内で酸素投与し、高度な治療のできる病院に搬送した事例もありました。
口で言うのは簡単ですが、実際その立場になったら難しいものです。
だけど、あえて一呼吸置いてよく観察して頂き、どんな状態だったかを教えていただければありがたいのです。
子供(特に乳児、幼児)はまだ自分でうまく伝えることができませんからね。
子供がまだしゃべれなければ、自分で症状を訴えることができませんし、喋りはじめてもうまく伝わらなかったりします。
なので、やはり一番身近なお父さんなりお母さんが、どんな状態であったかを見て教えてくれれば、こちらも状況が良く分かるし、医者への申し送りもしやすいのです。
いざ子供がそうなっても冷静に…って、実際には難しいですけどね(汗)
12月に入ってから毎当番必ず真夜中に出場があり、しかも長時間に及ぶため、完全に寝不足な毎日を過ごしております。
非番や休みでも何かと用事があって、家に帰ったら何もせずに寝てしまう毎日。パソコンもほとんど開かずにいました。
運よく風邪はひいていないのですが、職業病でもある腰痛に悩まされております。
更新できなかった間、こんな毎日でした。気がつけば1週間更新してなかったんですね…。
明日は仕事は休み。プライベートでも何も予定無し。
掃除もろくにしてなかったので、明日は掃除だけしてのんびり休むことにします。(^^)
1度だけならまだ熱性けいれんだと言うことで終わってしまうかもしれませんが、2度3度繰り返すと違う原因があるんじゃないか?と疑う余地があるのです。
我々救急隊は状況を聞いて、必要ならば酸素投与して病院へ搬送することしかできません。後はお医者さんの判断ですね。
また熱性けいれんと言うことで診断する医者もいれば、色々な疑いを持って検査をする医師もいるようです。
判断基準になるかは分かりませんが、実際にあった事案を交えてこれからも記事をかいていきたいと思います。
またお越しください(^^)