消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

行って帰って100km超

2007-08-18 23:39:40 | 消防・救急

昨日は10件、久々に2桁の出場となりました。

ここ最近は4~5件、多くても7件と少なめの出場が続いていました。

ですが昨日はほとんど消防署の中にいることは無く。1件の事案に時間がかかったものが多い1当番でした。

全て終わって仮眠室にいったのが夜中の2時を過ぎてましたしね…。


昨日の事案で、思いっきり遠くの病院に搬送する事案がありました。

救急隊は原則近くの、またはかかりつけがあれば、かかりつけの病院(救急告示の病院)に搬送します。

ですが、様々な事情で自宅から遠くの大きな病院にかかっている方もおられます。


昨日のその事案も、かかりつけの搬送先が遠かった事案でした。

現場から病院までが50km以上も先にある場所。市をまたぐどころか、県をまたいでの搬送でした。

当然道なんて分からないので、救急車に装備してあるカーナビを設定して搬送開始。


高速道路に乗っての長距離搬送。現場出発と同時にスコールみたいな大雨。

前がほとんど見えない状態での運転でしたので、ゆっくり走ることに。

現場出発から1時間ちょっとかけて、ようやく搬送先の病院に到着したのでした。


行く時は緊急走行なので高速道路もそのまま通れるのですが、帰りは普通走行。

しかし一般道を通って帰るには時間がかかる。私の署の管轄の救急車がいないわけですから、なるべく早めに帰らなければならない。

公用車と言う証明書を隊長が記入し、それを高速道路のゲートで係員に提示して帰りも高速で帰ってきました。

市内(所属する消防の管轄)に入らないと出場はかかりませんので、そこまでは普通のドライブでした。


都会の高速道路、夜だったので周りのビルなんかもライトアップされていてキレイでした。

自分の車で、隣に女の子乗せて走っていれば雰囲気も良いのだろうな~と思いました。

しかしあいにく救急車だし、思いっきり消防本部名が入ってるし、隣には50歳を超えた隊長だし…


隊長が飼っている犬の話をしながら帰ってきました。


ようやく市内に入って、帰署途上に呼ばれること無くそのまま帰署。

毎回運用日報をつけるのですが、この事案だけで走行距離100kmを超えていました。

座りっぱなしで尻が痛かったなぁ…。


この事案から帰署後、5分もしないうちにまた出場指令。

長丁場の事案で疲れた体を休めることなく、次の出場先へ向かっていきました。


久々に疲れたと感じた1当番。明日は休みで何も予定が無いので、自宅でゴロゴロすることにします。