紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

放置されたポット苗(2)

2022-06-05 22:05:18 | 日記
「多様な紫根の生育状況」
ポット育苗には適正な期間がある。
不用意にも放置状態で、その結果の対応に困惑する。


ポットのラベルにメモあり。11/27 発芽の苗であった。
ロゼット状の本葉は10枚を超えている。問題は根である。
この状態では、紫根の収穫が目的である場合は何とか矯正する必要がある。

根の先端を見つけなくてはならない。
先端は白く、絹糸のように細い。
先端部を見つけ、逆さにして軽く振っていくと・・・根は切れずに解れた。


螺旋形を保つ根を水に浸けて、別のポット苗を取り出し同様に根を解す。
数分後に取り出すと主根が真っ直ぐで、細根がまとわりつく形態となった。


この形態になれば、定植も可能であるがその準備はしてない。
他の苗と並びで、矯正苗床で暫く畑の養分を摂って休ませる事にする。


12月下旬から新年になっての苗で週毎に生育サイズが異なる。

根は正に植物にとっては命綱である。それなりの管理はしていた様だ。
放置されたポットであるが、全てのポットの根は生きていた。
しかも、生き生きと見事な色を保って生育中であった。全120ポットである。
培養土は赤玉土のみであったが畑の土は、草の伸びる土である。
新芽に取って代わってから、栽培畝に定植を考えている。

  「ねがほぐれ よきかあしきか きもそぞろ」

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