「渇水時期を乗り越えた紫草の生命線を知る」
紫根の収穫に明け暮れる日々である。
耕作放棄の畑を借用して、ムラサキ栽培地を広げたが紫根の収穫に手こずっている。
土手を越した地続きの畑なので土の構成は、ほぼ同じかと見ていた。
夏場の水不足で枯れる苗が出たが、給水は焼け石に水で諦めた。
葉が黄色くなる茎が数本出たが、そのまま生育を見守った。
枯れる苗が出るくらいなので、生育不良は仕方がない。
8月後半から雨の日が多くなり、急生育を始めた。
9〜10月も雨の度に大きくなり、株元は2cmを超える。
その株の紫根の収穫は、2週目に入った。
畝の紫根掘りである。
雨が暫くないので粘土質の土は固く鍬は使えない。
ツルハシとスコップ、バールの3点セットがお決まりとなった。
地表面から50cm下、紫根の最先端部である。
赤い根が更に深く伸びている。ツルハシでないと追えない。
その前にツルハシでこの石を掘り出している。
紫根の先が、握りこぶし2個分程の石を抱えていて取り出せなかった。
45cmの深さに石がゴロゴロとある。
春先、鍬で土を切り返しては寄せて高い畝を作ったのだが・・。
まるで石の上に苗を植えた様になっている。
石は堆積岩の砂岩である。
渇水時期に根の先端は、この石に辿り着いた思われる。
この石の割れ目、窪みに残る水分を得て渇水を凌いだのではなかろうか。
この極細根を剥がし取り集める。綺麗な赤い根となる。
ホーで山となった土を寄せて行くと割れた根や細根が出て更に集まる。
後ろを振り返ると紫根を掘り出したと言うより
石を掘り出したと言う方が当たっている。何と云う畑であろう。気付かなかった。
それにしても、乾燥にも強いと言われる紫草の生命線を改めて知った。
「むらさきの ねのさきのさき たれがしる」
紫根の収穫に明け暮れる日々である。
耕作放棄の畑を借用して、ムラサキ栽培地を広げたが紫根の収穫に手こずっている。
土手を越した地続きの畑なので土の構成は、ほぼ同じかと見ていた。
夏場の水不足で枯れる苗が出たが、給水は焼け石に水で諦めた。
葉が黄色くなる茎が数本出たが、そのまま生育を見守った。
枯れる苗が出るくらいなので、生育不良は仕方がない。
8月後半から雨の日が多くなり、急生育を始めた。
9〜10月も雨の度に大きくなり、株元は2cmを超える。
その株の紫根の収穫は、2週目に入った。
畝の紫根掘りである。
雨が暫くないので粘土質の土は固く鍬は使えない。
ツルハシとスコップ、バールの3点セットがお決まりとなった。
地表面から50cm下、紫根の最先端部である。
赤い根が更に深く伸びている。ツルハシでないと追えない。
その前にツルハシでこの石を掘り出している。
紫根の先が、握りこぶし2個分程の石を抱えていて取り出せなかった。
45cmの深さに石がゴロゴロとある。
春先、鍬で土を切り返しては寄せて高い畝を作ったのだが・・。
まるで石の上に苗を植えた様になっている。
石は堆積岩の砂岩である。
渇水時期に根の先端は、この石に辿り着いた思われる。
この石の割れ目、窪みに残る水分を得て渇水を凌いだのではなかろうか。
この極細根を剥がし取り集める。綺麗な赤い根となる。
ホーで山となった土を寄せて行くと割れた根や細根が出て更に集まる。
後ろを振り返ると紫根を掘り出したと言うより
石を掘り出したと言う方が当たっている。何と云う畑であろう。気付かなかった。
それにしても、乾燥にも強いと言われる紫草の生命線を改めて知った。
「むらさきの ねのさきのさき たれがしる」
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