紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2019産、紫根の収穫(続)

2019-11-04 16:45:16 | 日記
「秋苗の紫根の収穫」
秋晴れの日が続く様になった。
紫根の収穫を急ぐ日々である。栽培結果を見る事になるので、気が落ち着かない。
波板で仕切りを埋め込んである区画である。
仕切りがない区画の紫根の収穫には手間取った。


波板の深さは45cmである。
大雨の後とはいえ秋晴れが続いたのだが、湿った土だ。
昨年とは大違いの土の底である。2本の白い棒は、グラスファイバーの伸子。
これが役に立った。


何はともあれ、この色でホッとする。
湿った土を取り除き、細く伸びていく根の先端をこの棒で探る。
無暗と引っ張っても簡単には抜けない土壌だ。


昨年秋に発芽した苗の生育結果である。
苗床から、今春定植した栽培結果である。例年には無い生育形態でもある。


苗床で3月には新芽を出し、定植した時期には蕾さえ持っていた。
定植後の活着を心配したが何とか根付いてくれた。
 2019-05-17 日本ムラサキ栽培記録、皐月 「定植作業始まる」


ひと洗いして翌朝、秤に載せてみた。
充分に乾燥させると50g程度になってしまう。
必然的に、大量の栽培に踏み込まざるをえない。
しかし、自然環境下では土壌のわずかな違い等、生育する個体に差が出てくる。
育ちの良い株ばかりが揃う事は、まずない。

 「ほりとりて よろこぶさきに つぎのとし」
コメント
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