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Michael君の次のお仕事は、実話に基づいた「All Is Calm」

2015-11-17 12:00:01 | Michael 15 All is Calm
Michael君(マイケル・グルーバー)の次の出演のお仕事は、地元のTheater Latte Daで、12月16日公開の「All Is Calm: The Christmas Truce of 1914」だそうです。(写真は、作品のポスターです。)

Michael君の地元、ミネアポリスにあるTheater Latte Daで、12月16日から20日まで上演される「All Is Calm: The Christmas Truce of 1914」への出演が決まったそうです。この劇場は、今年(2015)の夏、ナズが何度か買い物に行ったニコレットモールの近くにあります。75分間の短いショーで、インターミッションはないそうです。

この作品は、実際に第一次大戦中、連合軍とドイツ軍の間で、交わされた奇跡とも呼ぶべきクリスマスの停戦をもとに描かれています。正式に協定を交わした停戦ではなく、あちこちの戦場で自然に発生した停戦で、よく知られているエピソードでは、フランス北部でイギリス軍とドイツ軍が戦闘中だったのですが、クリスマスイブの夜にドイツ側の塹壕で何かが光っているのが見え、イギリス側が目を凝らしてみると、それは何と、クリスマスツリーで、やがてドイツ語の「きよしこの夜」の歌声が聞こえてきたそうです。イギリス兵達も、英語で「きよしこの夜」を歌い、夜が明けた時、両軍の兵士がそれぞれの塹壕から歩み出て、クリスマスの停戦が始まったのだそうです。
両軍は、停戦の間に双方の戦死者の遺体を回収して合同葬儀を行い、互いに手元の酒やタバコやチョコレートをプレゼントし合ったり、サインを交換したり、記念写真を撮ったりして、クリスマスを祝ったそうで、何カ所かでは、鉄条網に囲まれた塹壕と塹壕の間の無人地帯で、サッカーをプレイして楽しんだそうです。ほとんどの停戦は、日没と共に終わりましたが、中には、元日まで続いていた戦場もあったといいます。

停戦を申し出たのは、たいていは、当時優勢で、ゆとりのあったドイツ側で、戦争前にはイギリスで働いていたりして英語が話せたせいもあったようです。また停戦が起きた地域は、全体の戦線からみればごく一部で、この時点でのイギリスの海外派遣軍は、主力部隊ではなく、戦場となっていたフランスやドイツ占領下のベルギーの兵士達は、ほとんど停戦には応じなかったそうです。
もちろん、停戦の起きていた地域でも全ての兵士が快く受け入れたわけではなく、反対する者も少なからずいましたし、停戦せずにずっと戦闘を続けていた地域もありました。またクリスマスを祝うために塹壕を出て、殺害されてしまった兵士も多かったそうです。
この非公式な停戦を受けて、イギリス海外派遣軍の上層部からは、「今後は、非公式な停戦は絶対に認めない」と厳しい命令が出されましたし、ドイツ側の上層部からも「持ち場を勝手に離れて敵陣に向かう者は射殺せよ」という命令が出され、その後は、このようなクリスマス停戦が行われることは、二度となかったそうです。

「All Is Calm: The Christmas Truce of 1914」は、12人の出演者が、この感動的な奇跡のクリスマスをステージに再現してくれる心温まる作品で、ホリデーシーズンの新しいトレンドとして注目を集めているとのことです。劇場のサイトの作品のページは、こちらからごらん下さい。

また、Michael君は、監督/振付師としてのお仕事が決まったそうで、ミネソタ州ブルーミントンにあるArtistryで来年(2016)の4月14日から5月8日まで上演される「Fiddler on the Roof」の監督と振付を担当するそうです。劇場のサイトは、こちらからどうぞ。
そして、来年に向けて、作曲家としても、ますます活躍の場が広がって来ているとのことなので、才能に恵まれた上に地道に活動を続けてきたMichael君に、やりたいと思うことをやれる機会が増えてきて、本当に喜ばしい限りですね♪ 


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