今回は臨時の展示として、木版画を6点展示致します。
私の友人に1人の版画家がおります。彼は四国は観音寺の産で、現在は柏市に
在住、しかし1年の大半は別荘でもある長野の佐久の山荘で過ごし、野菜作りを
楽しみながらも、専ら版画制作に没頭しているのです。
彼は昔からとてもクレバーで情熱的な熱血漢でもありました。しかしその内面の
本質的部分を占めているのは、人間へのやさしさであり、物事に対する真摯な
信念や人生観そして感覚の鋭さと豊かな感受性でありましょう。
何時も彼の作品には激しさとやさしさが混在して迫力のある彼独特の雰囲気を
醸しているのです。
この誠茅庵美術館でも彼の作品展示は3回目になります。
今日はそんな木版画作家「 谷生広泰 」氏の最新の6点をご覧下さい。