内藤さん作品の1/3
内藤 幸雄さん 画 『静かな海辺』 F40
この作者の風景は、その正確さ緻密さは、私などにはとても描けそうにもない対極の
世界の様で、それだけにいつもとても感心してしまうのです。
そして同時に、何かキーンとした様な透明な空気を感じる所が素敵です。
真弓さん作品の1/3
真弓 千枝さん 画 『秋色の公園』 F15
いつも、木版画のキャリアでしょうか、キチンとした構図でお得意のグリーン系を
駆使して堅実で爽やかな作風です。
次の「妙義山」の絵も素敵な緑の世界です。三点とも構図取りがさすがと思わせます。
頼藤さん作品の1/3
頼藤 洋志さん 画 『 嘆きの橋(ベネチュア) 』 F30
この作者はイギリスやイタリア辺りの風景を、特に建物を好んで描かれるようです。
いつも如何にも水彩画という感じで、明るく爽やかにそしてかなり緻密な作品です。
難しいと言われる建物のデッサンもさすがに確かなものです。
素敵な現行路線を進まれるのか、はたまたこれから徐々に変化していかれるのか、
つまり同展の多くの作品のように、より塗り込みより深く描き込むのか、これからの
行方が楽しみです。