この入り口のポスター(看板)は、ヤーコン会の元会長だった石黒俊行さんが、
今回も快く書いて呉れたものです。上部に描かれているのはこの会のシンボル
であり、会の名称の由来にもなった根菜類のヤーコンの花と根です。
そもそも10年も前から、石黒農園へ何だかんだと遊びに行っては野菜を貰ったり
畑でスケッチをしたり、話をしたりしていたものです。
或る時、その畑で芋煮会をやりました。バーベキューとはまた違って妙に楽しいものでした。
野外で風に吹かれ太陽の下で、調理をし食べて飲んで皆で話し笑い合うのは格別なことでした。
そんな高揚した気分のままに、「この集まりを会として共に絵を描いたりスケッチ旅行をしたり
のグループにしよう、そして時には展示会などまでやろうでは」という話になってスタートした
のです。折しも畑にはヤーコンが沢山出来ていて、それがこの会の名称になったのです。
爾来、スケッチ会、旅行や食事会と年に一回の作品展をやって楽しく今日まで続いているのです。
しかし二年前には、石黒農園の主が、一番頑健で丈夫で行動的な方なのに、突然体調のこと、哲学的
にして高遠高邁なる「何か思うこと」があるとかで、その畑のことも、いろいろやっていた絵の全て
を止める、従ってヤーコン会も止めるという出来事があったのが唯一残念なことでした。
しかし噂によると、近くまた筆を持ってみたいという気になっているとかで、楽しみであり
期待しているところです。
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